OUKITELがスマートフォン「WP35」を発売します。5Gに対応し、タフネススマホとしては薄型に仕上げられた、個性的なデザインの製品で、5月13日から発売記念セールがスタートする予定です。製品価格は正確にはわかっていないものの「なんか安そう」です…。
1.スペック
スペック表
OUKITEL WP35 | |
OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Dimensity 6100+ |
RAM | 8GB(拡張機能により最大24GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.6インチ(2,408 × 1,080)60Hz |
バンド | 5G:n1/2/3/5/7/8/20/28/38 40/41/66/71/77/78 FDD-LTE: b1/2/3/4/5/7/8/12/13/17 18/19/20/25/26/28ab/66/71 TDD-LTE: B34/b38/39/40/41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax(推定)、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン32MP/アウト64MP+8MP+2MP |
バッテリー | 11,000 mAh |
サイズ | 172.2 × 81 × 14.9 mm |
重量 | 360 g |
コメント
OSはAndroid 14、SoCはDimensity 6100+です。5G通信に対応しますが、Antutuスコアは約41万点(出所:Nanoreview)と5G対応型番としては低く、中国スマホ・タブレットで採用例の多い5G非対応型番、Helio G99と大差ないくらいの性能です。
RAMは8GBで拡張機能により最大24GBとして使え、ストレージは256GBです。また、ディスプレイは6.6インチでFHD+解像度、リフレッシュレートは60Hzです。
カメラ画素数はタフネススマホとしては高めです。イン側が32MP、アウト側が64MP(メイン)+ 8MP(ナイトビジョン)+ 2MP(マクロ)です。数値的には十分と言えますし、ナイトビジョンカメラも搭載しているのがうれしいところですが、ウインタブでは相当長い期間OUKITELのスマホをレビューしていないので、実際の画質がどのくらいなのかは何とも言えません。
バッテリーは11,000 mAhとタフネススマホらしい大容量です。リバースチャージ(この製品をモバイルバッテリー代わりにして他のスマホやイヤホンなどで充電できる機能)についての説明はありませんでしたが、おそらく対応しているものと思います。
2.筐体
前面はパンチホールではなく水滴型ノッチが採用されています。ガラスはゴリラガラス 5。背面はタフネススマホっぽくないデザインで、Xiaomi 14 Ultraに影響されたのかな?という感じです。
ワッフルです(冗談です)。これは背面のドアップ画像ですが、細かな凹凸がつけられていて滑りにくそうなのと、遠目で見ると千鳥格子のような模様に見え、このあたりは好き嫌いがわかれそうに思います。
10,000 mAh超のバッテリーを搭載している割に筐体は薄型です。ただし、重量は360 gありますので、弩級のタフネススマホ(w)ほどではありませんが、決して軽いということは言えません。また、IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)のタフネス性能を備えています。
筐体色は3色あるようですけど、4月28日現在だとAliExpressの製品ページで販売予定があるのはグレーのみです。
3.価格など
OUKITEL WP35はAliExpress内のOUKITEL Official Storeに製品ページがあり、冒頭記載の通り5月13日から発売記念セールが開催されます。セール価格は不明ですが、OUKITELの公式サイトに「$1?9,99」という記載が見えましたので、200ドル以下で販売されると思われます。うまくすると日本円で3万円を切るかもしれないですね。
SoC性能がそれほど高くないとはいえ、5G対応のタフネススマホで200ドル切りというのは非常に安いと思います。ストレージ容量やディスプレイ解像度、カメラ画素数も悪くないですし。あとはタフネススマホとしては個性的な外観が気に入るかどうか…。
4.関連リンク
OUKITEL WP35:OUKITEL Official Store(AliExpress)