OUKITELがタフネススマホ「WP19」を発売します。この記事を執筆している5月30日現在、メーカー公式サイトに製品ページができており、GIVEAWAY(プレゼント企画)の案内がありましたが、まだ詳細なスペック表が公開されておらず、AliExpress内のOUKITEL Official Storeにも製品ページができているものの、やはり一部のスペックが開示されていない状況です。そのため、これから掲載するスペック表に「不明」としている箇所がいくつかあります。この点あらかじめご了承下さい。
さて、このWP19、OUKITELとしては「フラッグシップ」という位置づけの4G対応ミッドレンジ機で、巨大なバッテリーを搭載しているのが特徴です。
1.OUKITEL WP19 スペック
スペック表
OUKITEL WP19 | |
OS | Android 12 |
CPU | MediaTek Helio G95 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.78インチ(2,460 x 1,080) |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28AB/66 TDD:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth5.1 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン16MP/アウト64MP + 20MP + 2MP |
バッテリー | 21,000 mAh |
サイズ | 178.1 × 84 × 29 mm |
重量 | 570 g |
コメント
OSは今のところ最新のAndroid 12、CPUはHelio G95です。Helio G95は5G通信には非対応ですが、Antutuベンチマークスコアが30万点台半ばをマークする、ミッドレンジクラスの性能になっています。また、RAMは8GB、ストレージも256GBと十分な容量です。
ディスプレイは6.78インチでFHD+解像度です。中華タフネススマホの場合、比較的上位クラスの製品でもディスプレイ解像度がHD+にとどまっているケースが少なくないので、この点は歓迎できますね。
カメラはイン側が16MP、アウト側は64MPのメインカメラに20MPのナイトビジョンカメラを備えています。ナイトビジョンカメラは「モノクロにはなるが、暗闇でも鮮明な写真撮影が可能」というもので、最近の中華スマホで搭載例が増えています。
なお、この製品のCPUやディスプレイ、カメラの仕様は、先行して販売されているOUKITEL WP17によく似ています(全く同じというわけではありません)。
しかし、WP19は「バッテリーがスゴイ!」です。なんと21,000 mAh。普通のスマホのバッテリー容量の4~5倍くらいでしょうか。大容量バッテリーを搭載する中華スマホは割と多いですが、さすがに10,000 mAhを越えるものは数が少なく、ましてや21,000 mAhというのは「断トツ」です。
また、この製品は27Wの急速充電に対応していますが、容量ゼロから満充電までは4時間かかるようです。それと、ここはすごく重要なポイントだと思うのですが、リバースチャージ対応(この製品をモバイルバッテリー代わりにして、他のデバイスを充電できる機能)について説明がありませんでした。リバースチャージ対応であれば、相当に便利だと思うんですが…。
2.OUKITEL WP19 筐体
全ての面がクリアに表示されているものがありました。まず「厚さは期待通り」ですねw 2センチ越えかな、と思います。一方で、前面はパンチホールになっていて、割といまどき、という感じです。背面はレザー張り(PUレザー、あるいはレザーっぽい模様だと思います)で、ちょっとした高級感もありますね。
側面の説明もありませんでしたが、おそらく右側面にあるのが音量ボタンと指紋センサー一体式の電源ボタン、左側面がSIM/microSDカードスロットとカスタムキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることができるボタン)だと思います。また、下面にはUSB Type-Cポートとイヤホンジャックがあり、パッキンで覆われています。
筐体は見かけだけでなく、IP68/IP69Kの防水・防塵性能と、MIL規格(MIL-STD-810G)の堅牢性があります。
3.OUKITEL WP19 価格など
OUKITEL WP19は「6月発売」の予定で、現時点で価格は開示されていません。また、公式サイトではGIVEAWAYキャンペーンを開催しており、メールアドレスを登録すると発売情報をいち早く入手できるようになっています。
記事中で言及した既存モデルのWP17はAliExpress内のOUKITEL Official Storeで227.99ドル(29,968円)なので、そこから推測すると200ドル台後半、289.99ドルとか299.99ドルくらいの価格になるんじゃないか、と思います(あくまでウインタブの予想で、根拠はありません)。
ここまで大容量のバッテリーが必要なのか、という気はしますし、筐体重量も相当なものになるんだろうと思いますが、こういうのが好きな人も少なくないのかな、と…。
4.関連リンク
OUKITEL WP19:OUKITEL公式サイト 製品紹介
OUKITEL WP19:OUKITEL Official Store(AliExpress)
コメント
めちゃくちゃ重くて分厚そうですがミッドなら普段使いもじゅうぶんだしネタで欲しいですね(笑)
wp15を普段遣いしてるからこれは少しほしいけど
わざわざ乗り換えるほどのものでもないなあ…
Helio G99が出てくるまでタフネススマホ業界が新規ネタに困ってるのはわかるけど
鈍器の特盛版は流石にヤケクソ感がヤバイ
というかここまで盛り過ぎるとスマホ質量問題というより
Type-Cモバブと充電機能でギチ比較されちゃうので逆効果だと思うんだけど…
素直にHelio G99に更新するほうが買ってくれると思うw
重さが凄いことになりそうw
ネタで欲しいなぁ。
でもミドルならネタだけにとどまらず実際に普段使いできそうだし。
590g、84000円…。
重さ重量級、お値段も重量級。これはたっぷりバッテリーのタフネススマホが必要という、川口浩探検隊みたいな人じゃないと食指も伸びませんね。