OUKITELがスマートフォン「P1」を発表しました。ディスプレイ上部に配置されているノッチ部に通知などの情報を表示する「Dynamic Island」や背面デザインなど、どこかで見たことがあるような気もしますが、中国メーカー製品らしい購入しやすい価格設定になっています。
1.概要
スペック表
OUKITEL P1 | |
OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB(メモリ拡張により最大24GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.7インチAMOLED(2,412 x 1,080)120Hz |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 B20/25/26/28A/28B/66 TDD:B38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン32MP/アウト50MP + 2MP + 0.3MP |
バッテリー | 5,150 mAh |
サイズ | 162.4 x 76.2 x 8.2 mm |
重量 | 186.8 g |
コメント
OSはAndroid 14、SoCはHelio G99です。中国メーカーのスマートフォン・タブレットでよく使われている型番なので、「もう見飽きた」という方もいるかもしれませんね。また、もっと性能が高いSoCを採用してほしいと感じる方もいるでしょう。しかし、Helio G99なら普段使いのほとんどの場面でストレスを感じないはずです。
RAMは8GB(メモリ拡張により最大24GB)、ストレージは256GBです。有名メーカーの端末だと非搭載のものも増えてきているMicroSDカードスロットも用意されているので、ストレージの容量不足で困ることはありません。
ディスプレイは6.7インチFHD+(2,412 × 1,080)、パネルはAMOLED(有機EL)です。中国メーカーのスマホ・タブレットの場合、「(画像を)盛っている」ことがあるので、実機だともう少しベゼルが太くなっている可能性もあるのですが、製品ページの画像を見る限りでは画面占有率が高く、スタイリッシュな見た目になっています。リフレッシュレートは最大120Hz表示までサポートします。
ある意味最大の売り・・・といえそうなのがディスプレイ上部ノッチ部に通知などの情報を表示できる「Dynamic Island」です。・・・名前も「そのまま」なので、いろいろと大丈夫なのか?と心配になりますが、最新のトレンドをどんどん取り入れてしまうのも中国メーカー製端末の魅力の一つだと思っています。ちょっとこれは触ってみたいですね。
カメラはイン32MP、アウト50MP(メイン) + 2MP(マクロ) + 0.3MP(深度測定)です。超広角レンズがない点は残念ですが、アウト側のメインカメラはNothing Phone (1)やZenfone 9等でも採用されていたソニー製CMOSセンサー「IMX 766」を搭載するなど、かなり力を入れているようです。
中国メーカーの製品の場合、ソフトウェアのチューニングがいまいちなことが多いのですが、年々改善されている印象を受けるのでP1のカメラ性能も期待できそうです。
バッテリー容量は5,150 mAhです。18W出力のUSB PD充電と別のスマートフォン・ワイヤレスイヤホン・スマートウォッチなどを充電できるリバースチャージをサポートしています。
背面もどこかで見たことがあるような見た目ですが・・・ガラスフレームと金属製フレームを組み合わせた筐体は高級感があり、いい意味でOUKITELらしくないデザインになっています。筐体色は「ブラック」「パープル」「ホワイト」の3色です。
2.価格など
OUKTEL P1はAliExpress内OUKITEL Official Storeに製品ページがあり、11月11日のシングルデー(独身の日)セールでの価格は139.99ドル(21,838円)と表示されています。ただ、AliExpressの中の人の情報によると、当日はクーポンが用意され、116ドル(約18,100円)で購入できるようです。
Dynamic Islandや背面デザインばかり注目されそうですが、端末としての性能も十分高い上に、高品質なFHD+ AMOLEDパネル採用ディスプレイを搭載しながら2万円前後で購入できるのはお買い得です。
おそらくDynamic Islandは元ネタになっている端末と同じことができるわけではなさそうです。しかし、(ちょっと心配ですが)こういうことをどんどんやってしまうのが中国メーカー端末の面白いところだと思います。どれだけ実用的に使えるかどうかも含め、この記事を書いていて少し気になってきてしまいました。
3.関連リンク
OUKITEL P1:OUKITEL Official Store(AliExpress)
初めてしゃべった言葉が「ソニー・TDK」という筋金入りのガジェットマニア。中学生時代NEC PC-98シリーズに出会ったのをきっかけに本格的にPDAやスマートフォン、PCの世界にはまり込む。リュックには常にPC 2台 + タブレット 1台 + ゲーミングUMPC 1台 + スマホ4台を常備。
コメント
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ぶっちゃけ、数が多すぎて選択肢を絞れません。
だったら日本で売ってるヤツでいいや…となるので
どうせなら全く同じ大きさ、カメラ位置、ボタン位置にしてくれたらケースそのまま使えて便利なのに
信頼度ランキング→確かに。ただ直近だとBlackviewとDOOGEEくらいしかレビューしておらず、OUKITELに関してはもう数年実機に触れていないのが現状です。なので、よくご紹介している中国メーカーのエントリーモデルを数機種購入して比較する、というのはやってみたいです。
サイズ→天才か?と思いました。どうせパクるならそこまでやってしまうのもアリかと。…さすがにどう考えてもマズイでしょうけどねw