中国メーカーのOUKITELが6.41インチサイズのスマホ「K13 Pro」を発売しました。中国メーカー製品で「大容量バッテリー」といえば「10,000 mAh越え」というのが珍しくありませんが、そういえば最近はそういうものすごいバッテリー容量の製品をあまり見かなくなりましたね。でも、この製品は「11,000 mAh」なので、ひさびさの大台越えです!
1.スペック
ニューモデルですが、スペックのほうはそう新しい感じではないです。OSはAndroid 9.0なので、最新とは言えませんが、新興メーカーの製品としては新しいほうといえます。しかしCPUはHelio P22なので、2019年11月の今となってはやや古さを感じないでもありません。Antutu(Ver.7)のスコアも7万点台なので、「エントリークラスのいいほう」くらいの性能です。
RAMは4GB、ストレージは64GBと、CPU性能から見て十分なものになっていると思います。ディスプレイは6.41インチとやや大型ですが、解像度はHD+なので、粗いということはないにせよ、やはりエントリークラスと言えるでしょう。
しかし、インカメラはパンチホール型です。位置は上部の中央なんで、少し邪魔になるかもしれませんが、この辺には新しさを感じます。
カメラ性能も、決して悪いとは言いませんが、ミッドハイクラスの中華スマホだとアウト側48MPが普通という感じになっているので、画素数的には少し物足りなさを感じます。16MPでもセンサーとかアプリの出来が良ければ全然文句ないんですけど、中華スマホの場合はカメラアプリの出来がイマイチなケースが多いんで、撮影品質が高いという期待はしないほうがいいかもしれません。
この製品の魅力はなんと言ってもバッテリーですね。容量なんと11,000 mAh。公称値は公称値でしかないので、具体的な稼働時間についてはなんとも言えませんが、かなりハードに使っても終日大丈夫そうです。
また、この製品は5V6Aの充電に対応していて、充電時間も2時間20分(5V6A)、4時間(9V2A)となっています。ただ、日本の家屋事情だとどのくらいになるのかわかりません(すいません、この領域はライターのnatsukiさんでないと…)。それと、付属するACアダプターはK13 Pro専用のものになっています。
そのかわり、サイズは結構厳しいです。厚さ14.2 mm、重量286 gと、アウトドアスマホ並みです。デザインは悪くない(後述します)ので、街なかで使っても違和感はないと思います、でも、胸ポケットに入れておくと布地が伸びちゃいそうな感じ。
2.筐体
この画像だとわかりにくいですが、前面はパンチホール型のカメラを採用しているため、ほぼベゼルレスになっています。筐体素材は不明ですが、側面にはメタリックなダイヤパターンになっていて、なかなか高級感があります。
入出力ポートはUSB Type-Cで、イヤホンジャックは省略されています。また、この製品は背面に指紋センサーがあり、顔認証にも対応します。
高級感といえばこれ。この製品の筐体色(というか背面パターン)は「ブラック・ケブラー・パターン」と「ブラック・レザー」の2種類がありまして、レザー(本当のレザーじゃないと思います)のほうは、めちゃめちゃ好みがわかれると思いますけど、気にいる人にはすごく高級に感じられるんでしょう。重役向けという感じ。
3.価格など
OUKITEL K13 Proは中国の通販サイト「Gearbest」で販売中で、11月4日現在の価格は256.49ドル(28,291円)となっています。CPUやディスプレイ品質を考えると、いかな大容量バッテリー搭載とはいえ、少し高く感じますね。まだ発売されてから日が浅いので、Banggoodなどでの取り扱いが始まるようになると、クーポン割引などでもっと安く購入ができるようになると思います。
アウトドアスマホとか大容量バッテリー搭載スマホはウインタブ読者にもファンが多く、この製品も読者の間では注目されそうに思います。もう少し待って、価格が落ち着いてきたら購入検討したいところです。
4.関連リンク
OUKITEL K13 Pro:Gearbest