こんにちは、激安製品の記事を書くとスッキリするウインタブ(@WTab8)です。今回は100ドルを大きく下回る中華のスマートフォン「OUKITEL C13 Pro」を紹介します。スペックはミニマムですが、ちゃんと使える品質になっています。
1.スペック
OSはAndroid 9.0です。一部の大手メーカーを除き、Androidのバージョンが「ちょっとだけ前」になってしまうことが多い中華スマホですが、最近はOSにAndroid 9.0を搭載するものが増えてきました。このようなエントリースマホにも最新OSが搭載されているのはうれしいですね。
CPUはMT6739、RAMは2GB、ストレージは16GBと「王道のエントリースペック」です。しかし、一昔前の激安スマホのように、まともに使えないようなものでは決してありません。ゲーム用には厳しいですし、ストレージもこころもとないですが、スクロールがカクカクしたり、しょっちゅうフリーズしたりといった不愉快さとは無縁です。ひと通りのことはサクサクこなせるくらいの実力はあります。
ディスプレイは6.18インチでノッチ採用の大型タイプではありますが、解像度がHDを下回り、996 × 480です。実用性には問題ないはずですが、やや粗さを感じる解像度と言えるでしょう。
また、カメラもちょっと厳しいですね。今どきアウトカメラの画素数が10MPを下回っているという製品は珍しいかもしれないです。メモ代わり、とまでは言いませんが、少なくとも画質に期待するのはやめておいたほうがいいでしょう。
ということで、スペック面で見るべきところはほとんどありません。しかし、逆に言えば使い物にならないということもありません。スマホの使用頻度が高くないとか、通話専用に使いたいとか、サブ機として一台持っておきたいという人には十分かと思います。
2.筐体
ノッチディスプレイを採用しているので、見た目も悪くありません。というか「新しいデザイン」になっていると言えるでしょう。背面には指紋センサーも装備されています。また、この製品は顔認証にも対応します(精度は良くないでしょうね)。
背面素材はおそらくプラスティックだと思いますが、ガラスコーティングが施されていて、安っぽさも感じないです。十分カッコいいデザインだと思います。
筐体色にはブラックのほか、ゴールドが設定されています。
各部名称です。ボタン類やSIMスロットの位置はオーソドックスと言えます。USBポートはType-CではなくmicroUSBです。なので、もちろんオーディオジャックも温存されています。microUSBを装備するスマホってどんどん減っていってますよね…。
3.価格など
OUKITEL C13 Proは中国の通販サイト「Banggood」でプレオーダー(予約販売)中で、3月23日現在の価格は、なんとびっくり69.99ドル(7,887円)です。ただし、69.99ドルというのは「先着500台限定」で、その後は79.99ドル(8,450円)となります。
特に見るべきところもない、というと失礼ですが、Android 9.0を搭載し、ノッチディスプレイを採用しているとはいえ、典型的なエントリースマホであることは間違いありません。しかし69.99ドルですよ…。これAndroid Go端末じゃありません。
ウインタブ読者のメインスマホにはなりえないでしょうが、お小遣いで買える「2台めあるいは3台めあるいは10台め」のスマホと考えると非常に魅力的なのではないか、と思います。