こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。NuAns NEOでおなじみのトリニティ株式会社が、新しいスマホ「NuAns NEO Reloaded」を発表しました。本日(2月20日)新製品発表会が開催され、参加させていただきましたのでご報告します。結論から言うと「完全キープコンセプトで、CPUやRAM、ストレージ、ディスプレイなど主要なパーツをスペックアップし、OSをAndroid 7とした」ということなのですが、発表会で説明していただいた内容も含め、記事内で説明したいと思います。
1.Reloaded開発のポイント
製品説明はトリニティ株式会社の星川 哲視社長(画像中央)がご自身でされました。ただ、新製品の説明に入る前に既存のNuAns NEOの製品コンセプト説明に長時間をかけており、「?」と思いましたが…
Reloadedの説明に入る前に一発ボケをかまして…
Reloadedが「キープコンセプトで、ほぼ同じデザイン」であるということが発表されました。NuAns NEOといえば背面の着せ替えカバー「TWO TONE」が強烈なインパクトを放っていますが、Relaodedについてもそこは変わらない、ということですね。また、カバーが使いまわし可能ということは、従来モデルのNEOとほぼ同サイズである、ということを意味します。
ただし、木材など、およそスマホとは縁のなさそうな素材を活用して作られたカバー類に新たな素材が追加されることも発表されました。児島デニムのほか、「コルク」「パンチングウルトラスエード」「ストーン(石っす。本物の)」が紹介されました。
そしてOSの変更です。この画像が全てを物語っていて、もはや説明は不要か、と。星川社長いわく、「NuAns NEOは完全なるプロダクト・アウトの手法で開発された。つまり、マーケットリサーチなどをせず、自分達が一番いいと思うOSなり筺体なりを採用した。しかし、NEO発売から1年が経過し、ユーザーニーズを吸い上げることができるようになり、マーケット・インの手法を取り入れた結果がOS変更」ということです。
しかし、トリニティではNEO開発時に感じていたAndroidの弱点、「機種ごとにUIがカスタマイズされ、一貫性がないこと」「OSのアップデートが端末メーカーの責任によって行われること」について、Reloaded開発の際にしっかりクリアできる体制を構築しています。
この後、Reloadedのスペックなどについて説明がありましたが、ここからはスペック表を見ながらの説明とさせていただきます。
2.スペック
OS: Android 7.1
CPU: Qualcomm Snapdragon 625(2.0 GHz、オクタコア)
RAM: 3GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 5.2インチ(1,920 × 1,080)
対応バンド: 1/3/4/5/7/8/9/12/17/18/19/26/28、VoLTE対応(現在はauのみ)
無線LAN等: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
カメラ: イン8MP / アウト13MP
入出力: USB 3.0 Type-C(QuickCharge 3.0対応)、オーディオジャック
バッテリー: 3,450 mAh
サイズ: 141 × 74 × 11 mm / 重量は後日公表
従来モデルNEOと比較しながら説明します。これまで書いてきたとおりOSはAndroid 7.1となり、CPUはSnapdragon 617から625に変更されています。このCPUはASUS Zenfone 3(無印)にも搭載されており、Webで検索するとAntutuスコアは6万点程度のようです。Snapdragon 650とか820には及びませんが、ミッドハイスペックくらいの性能ですね。RAMは2GBから3GBに、ストレージは16GBから32GBに、それぞれ増量されました。このあたりのスペックを見ても、Android機としてはミッドハイクラス、という理解でいいと思います。
というかね、この製品、カリカリに処理性能を競う、っていうコンセプトじゃないんですよね。皆さんとっくにおわかりだと思いますけど。
ディスプレイは5インチから5.2インチに拡大され、解像度もHDからFHDとなりました。筺体サイズがほぼ同じでディスプレイが大きくなった、ということは「お約束の」挟ベゼル化」がなされた、ということを意味します。もともと独特で美しいデザインだったNEOが一段とスタイリッシュになった、ということです。
Reloadedは3G / LTE対応のSIMフリー機ですが、3大キャリア(ということはMVNOも含む)のバンドに完全対応し、VoLTEにも対応します。ただし、今のところauのみ対応、と発表されています。
また、ディスプレイはSHARP、ガラスは旭硝子のDragonTrail Pro、カメラのセンサーはソニーと、それぞれ高性能・高品質なものを使用している、とのアピールもありました。
それと、「Androidになったから」というわけでもないでしょうが、指紋センサー、Felica(おサイフケータイ)も装備され、特におサイフケータイ機能については、トリニティでは日本人に必須の重要な機能を実装、という位置づけのようです(私おサイフケータイ使わないんでピンとこないですけど)。
筺体の防水・防塵についてはIP54規格となっており、日常の利用では十分な性能になっていると思います。
3.筺体
新製品発表会ではロック画面までは見ることができました。ご覧のように従来のNEOそっくりで、挟ベゼルとは言うものの、独特のデザインのほうが先に目を引いてしまいます。
背面です。TWO TONEが装着されています(これがないとバッテリーとかが剥き出しに…)が、こうしてみると従来機NEOと見分けがつきません。
右側面です。薄さを追求せず、手触りとか握った感触の良さを重視しているので、かなり厚みがあります。また、こんなデザイン、他にはどこにもありませんよね。
底面にはスピーカー、オーディオジャック、USB Type-Cポートがあります。NEOもUSB Type-Cですが、ReloadedはUSB3.0規格となっており、QuickCharge 3.0にも対応するので、「1時間で70%まで」充電が可能です。
左側面、上面にはなんにもついていませんね。
新素材「ストーン」です。触ってみましたが、「たしかに石w」でした。NuAns NEOにせよ、Reloadedにせよ、自然な素材をカバーに使っていて、握った感触を楽しめるっていうのがいいですよね。
4.価格と発売時期
NuAns NEO Reloadedは2月20日18時よりトリニティの直販サイトやAmazonなどで予約注文を受付開始し、5月より出荷が開始されます。価格は税込み49,800円です。また、既存モデルであるNuAns NEO(Windows 10 Mobile)は販売が継続され、価格が税込み29,800円と大幅値下げされます。
また、3月31日までの期間、トリニティ直販サイト「Trinity NuAns Store」でReloadedを予約すると、もれなくTWO TONE(上下セット)もしくはFLIPケース(手帳型のケース)がプレゼントされます。通常であればこの製品はTWO TONEかFLIPが必須(でないと背面が剥き出しになる)なのですが、本体(CORE)のみの価格でケースがついてくるので、非常にお得です。
以上、駆け足となりましたが、個人的には「Reloadedもいいけど、値下げされたNEOもいいよなあ」などと考えております。
コメント
Andoroid版とW10M版のセット割引とか無いんですかねえ。両方持ってこそ価値が高まる製品という感じになってきたので……
いやいやAndroidでわざわざNuAns買わないだろ…
予約しないと別途ケース代かかるのもあって高い
ただその分、値下げしたWin10M版は一気にお得だね
Androidにしたことによって他のAndroidの戦いの土俵に乗ってしまいましたよねぇ
嬉しいんですが価格を見てしまうとねぇ…(悲)
ちょっと割高感が強くて微妙な感じですねぇ
この値段だとzenfone3に勝てない気がする・・・
値下げしたW10買おうか検討するけど新しいハードが羨ましい
これからのW10Mはmouseが最後の希望だなー
Winスマホでなかったので,やっぱりWinスマホは先が見えないなぁ,と感じました。とても残念。
値下げされた先代のマシンを買うしかないかな。次のVAIOフォンの登場はいつくらいになるかな?
Androidだったら買うと言われてAndroidにしたら他とくらべて値段のわりにスペック低いと言われる
Windows Phone は昨年の”他社を含めての”売れ行きからしても”今のタイミングでは”無いかな、とは思ってました。
もし出すにしても、ちょうど MADOSMA Q501 が出たときと同じように「もうすこししたら次のバージョンが来そうなのに今のハードウェア用件満たす程度で出した」って半端な時期になっているから。
それに以前の機体も普及価格に落とすものの併売するし(Windows Phone としては)スペック的にはまだまだミドル、それに外装も新型との互換ありでぼくとして は Windows 10 Mobile の先行きもまだ悲観はしていないです。
Android だったらとか値段のわりにスペックがとか言ってるやつはアホか。
NuAns NEO みたいな端末を求める層っていうのは、高級料理店でもコスパ抜群の大衆食堂でもなく、製作者のアート的なこだわりが見えるモダンなお店を求めてるんでしょ。そういう人たちにとっては、ボッタクリな値段でなく当たり前に使えれば、十二分に価値のある製品になるし、ターゲットもそこでしょ。
msとクアルコムはw10mでの600番台のSnapdragonのサポートを中止したみたい
今後600番台での新規端末は開発不可とのこと
800系のみに絞るみたい