こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はとっても面白い中華スマホ「NOMU T18」を紹介します。記事タイトルにもあるように「トランシーバーとしての機能もある」スマホなのですが、「こんなおもしろスマホがあるよ」という趣旨で記事を書いています。私は小型無線機(トランシーバー)に関する知識が貧弱なのですが、私のように知識のない人間が非日本向けの小型無線機を使用すると、摘発されるという以前に電波障害を引き起こす可能性があります。なので、あくまでも情報収集の一環としてご覧ください。
1.スペック
スマホとしてのスペックはそれほど高くはありません。以前から何度か紹介している「NOMU S10 Pro」とほぼ同等で、CPUはMT6737、RAMは3GB、ストレージは32GBと、実用品としては十分に使える性能ながら、各種のエンタメ、特にもっぱらゲームをする人には少し心もとないでしょう。
ディスプレイは4.7インチと、最近のAndroidスマホとしては小ぶりです。ディスプレイは小ぶりですが、スマホとしての図体は全然小ぶりじゃないですね。厚さは2センチ、重さも300 gを越える重量級の製品です。ただ、この製品はIP68規格の防水・防塵性能も備えているアウトドアスマホですし、後述しますがトランシーバーとしてのアンテナ端子やSOSボタンなど、普通のスマホにはない装備が多数ありますので、これはやむを得ないところでしょう。
カメラはそんなに高性能ではないですが、なんと外付けカメラが用意されます(付属するのか別売りなのか不明ですが、おそらく付属すると思います)。いわゆる工事現場での利用を想定したものと思われ、実用品レベルのカメラ品質と使い勝手の良さを考えたものと言えるでしょう。
また、バッテリーも5,200 mAhとかなり強力です。これもまた長時間の野外作業、トランシーバーとしての利用を想定したものと思います。
なお、トランシーバーとしての性能について、NOMUからのメールによると「出力0.5-2W、VHF 144-148MHzおよびUHF 430-440MHz、5 kmまで通信可能」ということです。
2.筐体
ごらんのように、スマホとは思えない巨大なアンテナがついています。画像を見ていると、アンテナは着脱が可能になっているようですね。筐体色は「Industrial yellow」の1色のみ。まさに現場系スマホです。
側面のボタン類の配置も独特です。一部のアウトドアスマホに装備されている「SOSボタン(押すとあらかじめ登録した連絡先にGPS情報が送信される)」「PTTボタン(プッシュトークという通話方式で、現在日本では対応するサービスがありません)」もついてますし、ユーザーが独自に割り当てられるカスタムボタンもあります。
あと、ごつい筐体ながら、指紋センサーもしっかりついていますね。
3.まとめ
NOMU T18は中国の通販サイト各社で販売中で、価格は280ドル~300ドル程度となっています。
うーん、面白そうですねー。でも、やはり現場系と言いますか、実務としてトランシーバーが必要な人向けの製品なんだろうと思います。中国ではこのような製品は免許取得とか登録とかをしなくても使えるんでしょうか?
4.関連リンク
NOMU T18:NOMU公式サイト(英語)
コメント
懸念されているように、2つの周波数帯ともアマチュア無線そのものですね(^-^;
アマチュア無線の免許が無く使用すると電波法違反となる可能性が高いです。
とはいえ免許を取ったのが20年以上前なので改定も色々とあります、
使用されたいという方は詳細を確認されてくださいな。
おもちゃだと思ったら割と本格的ですなw
5W以下の小型無線機ですし、一応無線資格入りますね
まあ、アウトドアで山とかならだれも咎める人いないからいいんじゃないですかね
面白いガジェットですね。
トランシーバーとして使用するならPTTボタンを押す必要がありますね。
トランシーバー部分は少なくとも、アマチュアバンドでの技適が取得できませんし、業務無線として陸上移動局とでも開設不可能です。
日本国内で使用すると、電波法の不法無線局開設となり、厳しい罰則(罰金刑でも刑法犯なので前科が付きます)に処されます。
電波適正利用推進員神奈川県協議会所属 松永