こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Motorolaは日本市場向けにSIMフリースマホを販売しており、「Moto G」シリーズは比較的手ごろな価格で購入できるミドルクラスの製品となっています。つい先日「Moto G5s Plus」という新製品の紹介記事を書いたのですが、今度はPlusのつかない「Moto G5s」が登場しました。従来モデルである「Moto G5 / G5 Plus」については以前紹介記事を書いていますので、そちらをご覧ください。
さて、Moto G5とG5s、名称の変化はわずかですが、製品内容は大きく変化し、一段と魅力的な製品となっています。
1.スペック
この製品のCPUは従来モデルから変更なく、Snapdragon 430です。Antutuスコアは4万点台の前半になるので、得意・不得意の差はあるにせよ、総合力だとMediaTek MT6750(中国のミドルスペック機に使われることが多いです)と同レベルの性能と言えます。スマホゲーマーには物足りないでしょうが、普段使いとしては十分な性能を発揮できると思います。
RAMは3GB、ストレージは32GBと、従来モデルの2GB/16GBからスペックアップしています。2GB/16GBというのは2017年水準だと典型的なエントリースペック機、という感じなので、これでようやくこの製品本来の「格」に見合う内容になったと思います。
ディスプレイは従来モデルの5.0インチから5.2インチに大型化し、FHD解像度を維持します。また、カメラ性能もアップしてまして、デュアルカメラの搭載こそないものの、アウトカメラは1600万画素(従来モデルは1300万画素)と、大きく性能を上げています。
通信バンドではauの主力バンドであるバンド18を新規にカバーするようになったのが大きいです。これでau系のMVNOでも快適に通信が可能になると思います。
サイズは少し大きくなりました。ディスプレイサイズが5.0インチから5.2インチになったことが大きな理由と思われます。とは言え、厚さ8.24 mm(最薄部)、重量157 gというのは決して悪くはないでしょう。
2.筐体
サイズが若干大きくなったものの、筐体デザインはキープコンセプトと言っていいと思います。見た目はほとんど変わりません。モトローラらしく、四隅のラウンドが大きく、薄型の、独特のデザインとなっています。また、筐体素材は従来モデルが「ハイグレードのアルミニウム仕上げ」となっていましたが、それはこの製品でも変わらないようですね。
カラーバリエーションはこの記事のトップ画像で使用している「オックスフォードブルー(新色)」のほか「ルナグレー」「ファインゴールド」の、合計3色です。
カメラまわりのデザインも従来モデル同様、というかMoto Gシリーズ共通のデザインとなります。
3.価格など
Motorola Moto G5sは11月中旬の発売予定となっており、ビックカメラではすでに製品ページが存在していて、予約注文を受け付けていました。10月19日現在の価格は税込み31,093円(ポイント1%つき)となっています。
最近はSIMフリースマホでも非常にスペックの高い製品が続々と登場し、日本の大手メーカー製品を除けばSIMフリー機でもいろいろな製品を選ぶことができるようになっています。その中でMoto G5sは比較的手ごろな価格で購入できるミドルスペック機として、筐体デザインをはじめ各機能のバランスがよく、有力な購入候補になるのではないか、と思います。