こんにちは、かのあゆです。Lenovoの子会社であるモトローラが最新5Gスマートフォンとなる「motorola edge s」を中国市場向けに発表しました。世界初となるQualcomm Snapdragon 870 5Gを搭載するスマートフォンで、ハイエンドクラスの性能を持ち合わせながら3万円台で購入できるコストパフォーマンスに優れた一台です。
現時点では日本を含めたグローバル展開をするかはわかっていませんが、モトローラは日本国内でも精力的に端末展開を行っているので正規投入に期待したいところです。
1.スペック
motorola edge s | |
OS | MYUI(Android 11ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 870 5G |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.7インチ(2,520 x 1,080) |
LTEバンド |
5G:n1/n3/n5/n7/n8//n28/n38/n41/n66/n77/n78 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/26/28/32/66 TD-LTE:B34/38/39/40/41/42/43 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン16MP + 8MP/アウト48MP + 16MP + 2MP + ToF |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 168.38 x 73.97 x 9.69 mm |
重量 | 215 g |
OSはAndroid 11を初期搭載しています。またカスタムUIとして「MYUI」が採用されています。日本国内で販売されているモトローラ端末は素のAndroidに近い「Moto Experience」が採用されており、あまりなじみがないのですが、調べてみると昨年発売されたmoto g 5Gなど、一部の端末ではすでに搭載されていたようです。
国内向けモトローラスマートフォンと比較すると大きくカスタマイズされたUIになっているようで、Samsung DeXやHuawei PC Modeと同じく、スマートフォンをデスクトップPCとして利用できる機能も備えています。
CPUは1月に発表されたばかりのQualcomm Snapdragon 870 5Gを搭載しており、motorola edge sが初採用端末となります。Qualcommのハイエンド向けCPUはこれとは別にSnapdragon 888が発表されており、すでにXiaomi Mi 11やSamsung Galaxy S21シリーズ、VIVO iQOO 7に搭載されていますが、Snapdragon 870は設計としては昨年のフラッグシップスマートフォンに採用されていたSnapdragon 865/865+のマイナーチェンジに相当します。位置づけが難しい製品ではあるのですが、Snapdragon 888のAntutuスコアが約73万点となっているのに対し、Snapdragon 870では約67万点というスコアを計測しています。正直2年前のハイエンドCPUであるSnapdragon 855ですら普段使いにはオーバースペックという印象なので、Snapdragon 870を搭載するmotorola edge sであれば重量級3Dゲームも快適にプレイできるでしょう。RAMは6GB/8GB、内蔵ストレージは128/256GBという構成で、内蔵ストレージは高速転送規格のUFS 3.1に対応し、MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応します。
ディスプレイは6.7インチで、解像度はFHD+(2,520 x ,1,080)です。コストを抑えるためか高価格帯のフラッグシップモデルのように有機ELは採用されておらず、IPS液晶を搭載しますがHDR10やリフレッシュレート90Hz表示に対応します。
カメラはイン16MP + 8MP、アウト64MP + 16MP +2MP +ToFという構成です。フロントカメラが珍しくデュアルレンズ構成になっているのが特徴です。またVlog(動画ブログ)撮影モードも備えており、撮影した動画を簡単にシェアできるようになっています。
バッテリー容量は5,000 mAhで、最大20Wの急速充電に対応します。またIPX52準拠の防滴・防塵機能を備えています。
2.筐体
前面はパンチホールノッチが採用されています。縦横比はXperia 1/1IIやXperia 5/5IIなどと同じ21;9となっています。この縦横比のスマートフォンは自分が知る限りXperiaシリーズしか採用していないので少し珍しく感じました。
背面です。アウトカメラレンズ部のデザインはスクウェアカメラバンプが採用されています。このデザインはiPhone 11/12シリーズやPixelシリーズなどでも見られますが、あまりAndroidスマートフォンでは採用されていない印象なのでこちらも珍しく感じられます。背面素材は不明ですが、光沢加工が施されており美しいデザインです。筐体色は「シルバー」と「ブルー」の2色展開です。
3.まとめ
motorola edge sは中国市場で販売中(中国のLenovoでプレオーダー中)で、価格は1999元(約32,093円)から、となっています。前述の通り現時点では日本を含めグローバル展開するのかは不明ですが、フラッグシップモデルの性能を備えながら価格はミッドレンジクラスとなっており、日本国内で登場すれば注目されそうな一台です。モトローラは日本国内でも積極的に端末を展開しているので、motorola edge sに関しても正規販売に期待したいところです。
Lenovoグループの製品ということで、個人的に思い出したのは2017年頃販売されていた「ZUK Z2」です。ZUK Z2も当時のハイエンドCPUを搭載しながらミッドレンジクラスの価格帯で販売されていました。Snapdragon 888 5Gが存在する中Snapdragon 865+のマイナーチェンジとなるSnapdragon 870 5Gを投入したQualcommの意図はわからないのですが、今後motorola edge sのように価格を抑えながら高性能な端末が次々と登場するのであれば大歓迎です。
4.関連リンク
motorola edge s:モトローラ
コメント
モトローラってLenovoに買収されて中華企業になってたんか
ThinkPad キーボードを接続した写真だけで欲しくなりました(笑)。
realme7 5G を注文したばかりですが、ちょっと欲しくなりました。
B19のサポートがないので国内販売待ちですけどね。
dsdvに対応してますか?日本で発売するのなら最低限dsdvに対応して貰わないと困りますな!