iiiF150がタフネススマホのニューモデル「Air1 Ultra+」を発売しました。この製品は昨年ご紹介した「Air1 Ultra」の機能強化版なのですが、筐体が新しいものになっています。iiiF150はOUKITELの関連ブランド(サブブランドなのか子会社なのか、資本関係は不明です)で、ウインタブでもこの製品と似た名称の「Air1 Pro」など、数機種を実機レビューしています。iiiF150製品は「薄型でスタイリッシュなタフネススマホ」です。
1.iiiF150 Air1 Ultra+ スペック
スペック表
iiiF150 Air1 Ultra+ | |
OS | Android 12 |
CPU | MediaTek Helio G99 |
RAM | 12GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.8インチ(2,460x 1,080)120Hz |
LTEバンド | FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18 /19/20/25/26/28A/28B/66 TDD:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカードリーダー |
カメラ | イン32MP/アウト64MP + 24MP |
バッテリー | 7,000 mAh |
サイズ | 177.8 x 83.2 x 11.8 mm |
重量 | 289 g |
コメント
OSはAndroid 12、CPUはHelio G99で従来モデルのAir1 Ultraと同じです。Helio G99は5G非対応ながらAntutuスコアは30万点台後半と高く、ほとんどの操作をサクサクこなせます。RAMは12GBとAir1 Ultraの8GBから増量され、RAM拡張機能によりストレージ領域から最大12GBをRAMとして使えますので、最高で24GBもの大容量となります。ストレージは256GBのみ、Air1 Ultraに設定があった128GBは現時点ではありません。
ディスプレイはAir1 Ultraと同じく6.8インチのFHD+解像度、リフレッシュレート120Hzです。この製品はCPU性能も比較的高いので、高リフレッシュレートを生かしてゲームプレイも楽しめそうです(ただし、ハイエンド機よりも性能は劣りますので、ゲームタイトルによっては最高画質でのプレイはできません)。
通信まわりでは日本の主要通信バンドもカバーされていますが、技適の取得有無は不明です。
カメラはイン側が32MPと高画素数で、数値だけ見れば美しいセルフィー(自撮り)が撮影できそうです。アウト側は64MPのメインカメラと24MPのナイトビジョンカメラを搭載しています。ナイトビジョンカメラについてはAir1 Ultraが20MPなので、ちょっとスペックアップしました。
バッテリーはAir1 Ultraの5,000 mAhから7,000 mAhに強化されています。この点が筐体のサイズが変わった要因と思われますが、タフネススマホなのでバッテリーの大容量化は歓迎したいところです。
2.iiiF150 Air1 Ultra+ 筐体
前面は「パンチホールタイプ」です。普通のスマホだとミッドレンジクラス以上の製品はほとんどがパンチホール型になっていますが、タフネススマホではまだパンチホール型は少ないですね。また、背面のカメラ回りのデザインがAir1 Ultraから大きく変わっています。中央の丸い部分は「リズムライト」になっていて、「音楽のリズムに合わせて色が変わる」とのこと。形状は異なりますがAir1 Ultraにもあった機能で、タフネススマホでこの機能が歓迎されるのかはわかりません。
筐体の変化がわかりやすい画像がありました。Air1 Ultra+はバッテリー容量が大きくなったこともあってやや厚みを増し、重量も重くなっています。ただし、他社のタフネススマホと比較すると依然として薄型・軽量な部類です。…ちなみにAir1 Ultraの「厚さ9.5 mm、重量259 g」というのはタフネススマホとしては驚異的に薄くて軽いですよね…。
また、Air1 Ultra+はUSB Type-CポートやSIMスロットにゴムパッキンがありません(ほとんどのタフネススマホは防水性能を確保するためにゴムパッキンがついています)。それでいてIP68/69Kの防水・防塵性能を確保しています。もちろんMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性も備えています。
3.iiiF150 Air1 Ultra+ 価格など
iiiF150 Air1 Ultra+はAliExpress内のIIIF150 Official Storeで販売中で、3月29日現在の価格は271.25ドル(約37,000円、製品ページにある30.68ドルOFFクーポンを使用した価格)です。BlackviewやOUKITELなどの同等クラスのタフネススマホよりも少し高いかな、と感じますが、筐体が薄型軽量で、デザインも個性的かつ美しいもの(ここは好みの問題かと)になっているのが魅力ですね。5G非対応ながらシステムスペックもタフネススマホとしては高いほうだと思いますので、メインスマホとしても愛用できると思います。
4.関連リンク
iiiF150 Air1 Ultra+:IIIF150 Official Store(AliExpress)