こんにちは。かのあゆです。先日公開したUQ Mobile版Huawei P20 liteの実機レビュー記事でも少し取り上げましたが、Try UQ Mobileでのレンタル中にかなり気に入ってしまったため、イオシスにて販売中となっているau版HWV32のSIMロック解除品を購入してしまいました。現在はサブ端末として活用していますが、かなり完成度の高い端末で気に入っています。
なお今回はかのあゆが購入したモデルはキャリアモデルであるau版のHuawei P20 lite HWV32となりますが、ストレージの容量以外の仕様に関しては一般家電量販店やMVNO各社で販売されているオープンマーケット版、およびUQ Mobile、ワイモバイル向けに販売されているモデルと共通となりますので、使用感やベンチマークテストなどに関してはすでに記事として上がっているUQ Mobile版P20 liteの記事もご参照していただければ幸いです。
1.ミッドレンジとは思えない筐体
Huawei P20 liteは一部の地域においてはhonor 3e名称で販売されており、そのほか日本国内ではまだ発売されていないhonor 3シリーズ全般にも言えることなのですが、デザインが上位機種であるHuawei P20/P20 Proとほぼ共通のデザインとなっています。
前モデルのP10 liteは日本国内ではP10シリーズの一つとして販売されていたものの、上位モデルのP10やP10 Plusとは別のデザインでしたが、P20 liteでは上位モデルと同じデザインを採用したことでディスプレイはノッチタイプの大画面ディスプレイとなっています。
P10 liteでもそうでしたが背面デザインもとても2~3万クラスで購入できるミッドレンジモデルとは思えない高級感のあるものになっています。上位モデルのP20/P20 Proと異なる点は指紋認証センサーが背面に配置されていることでしょう。
遠目で見ると上位モデルとの区別がつきにくいかもしれません。低価格でこのデザインの端末を購入することができるなんて本当にいい時代になったものだと思います。
また、UQ Mobile版のレビューではTry UQ Mobileのレンタル品に付属していなかったのでレビューできなかったのですが、すべてのP20 liteには前モデルP10 lite同様標準TPUケースが標準で付属しています。
前モデルのP10 liteの付属ケースは本体下部をフルカバーすることができないものとなっていましたが、今回から筐体をしっかりフルカバーしてくれるタイプのものが付属しています。品質もかなり高く、純正ケースだけあって本体にぴったりフィットしてくれるので正直に言えばP20 liteに関してはサードパーティ製のケースを一緒に買う必要はないと感じました。
ただし、MIL-STD-810Gに対応したタフネスケースなども発売されているため、標準のTPUケースに満足できなくなったらサードパーティ製ケースを買い足すのもありだと思います。
逆に液晶保護フィルムに関しては標準で付属していないため、P20 liteの購入と一緒に液晶保護フィルムを一緒にそろえておくとベストでしょう。かのあゆは購入と同時に一般家電量販店で販売されている専用ガラスフィルムを一緒にそろえました。
2.ミッドレンジでも十分な性能に。ほとんどの人はこれでも十分では?
搭載CPUはミッドレンジ向けのKirin 659を搭載しており、先日公開した実機レビューのAntutuのスコアは86,761となっています。
現在のハイエンドクラスのCPUに関しては250,000前後、Qualcomm Snapdragon 660などを搭載したミッドハイクラスでも120,000前後をマークするようになってきていますが、正直に言えばP20 liteでもWEBブラウジングやSNSなどを楽しむ分にはハイエンドクラスの端末とパフォーマンス的な差はないかなぁというのが正直な感想です。
またPUBGなどの重量級ゲームは別にしても、おおよその3Dゲームに関しては十分動作できるスペックになっているため、ほとんどの方はハイエンドクラスやミッドハイクラスのCPUを搭載した端末ではなくてミッドレンジクラスのP20 liteでも十分なのではないでしょうか。
現在かのあゆはP20 liteをサブ端末として運用していますが、メイン端末が故障したときはそのままメイン端末に格上げしてもいいかなということを考えていたりします。それだけ性能面ではこのクラスの製品でも満足できます。
また液晶解像度はミッドレンジモデルでありながら上位機種とほぼ同じ2,280×1,080となっており、表示も美しいのでこちらもかなり満足できるのではないでしょうか。
3.カメラの完成度の高さも魅力的
Huawei Pシリーズといえば近年ではLeica監修のカメラが搭載されていることが特徴となっていますが、さすがにミッドレンジモデルのliteシリーズはLeica監修カメラは搭載されていません。
ただし、HuaweiはLeicaと提携する以前からカメラに関しては力を入れていたメーカーで、P20liteではPxxliteシリーズとしては初めてデュアルレンズカメラを採用。
ワイドアパーチャーモードを有効にするだけで簡単にボケ味のある写真を撮影することができます。
そのほかHuawei端末ではおなじみ「ライトペインティング」モードも搭載されているため、このような写真も簡単に撮影することができます。
カメラとしての基本性能も高く、暗所での撮影性能に関してはハイエンドクラスのスマートフォンより落ちてしまうものの、数年前の同価格帯クラスのスマートフォンのカメラと比較するとかなり画質は向上しており、「端末価格は安いけどその分カメラ性能が犠牲になっている」といったことはなくなっています。
P20liteのカメラ性能に関しては正直Try UQ Mobileでレンタルするまではそこまで大きく期待はしていなかったのですが、良い意味で予想を裏切られる結果となり満足しています。
4.まとめ
CPUのスペック的には前モデルのHuawei P10 liteと大差はないため、現在P10liteを使っていて満足しているという方であれば無理して乗り換える必要はないでしょう。
P10 liteに関しても先日Android 8.0/EMUI 5.0へのアップデートが開始となっているため、デュアルカメラでない点を除けばP10 liteでも十分快適に利用していくことができるはずです。
ただ、現在20,000~30,000円クラスで購入できるスマートフォンとしてはかなり完成度の高い一台で、これから初めてスマートフォンを購入する方にも安心してお勧めできる一台に仕上がっていると感じました。
性能バランスも十分によく、カメラもこの価格帯としてはかなり満足できるレベルで、まさにハイコストパフォーマンスモデルといってもいいのではないでしょうか。現在販売されているSIMフリースマートフォンの中で個人的には一番お勧めできる一台となっています。
なお、イオシスではau版のSIMロック解除モデルが現在大量入荷されており、27,800円(税込)で販売中となっています。
こちらに関しては未使用品となっており、イオシスによる6か月保証が付くほか、キャリアアプリがプリインストールされているもののSIMロック解除後はオープンマーケット版と同じ通信バンドをサポートするためドコモ回線でも快適に利用でき、ストレージも32GBから64GBに増設されています。
キャリアアプリが気にならない、あるいは無効化して利用するのであればオープンマーケット版の定価よりも安く販売されており、ストレージも増えているのでこちらを選択肢に選ぶのもいいのではないでしょうか。
5.関連リンク
Huawei P20 lite - Try UQ Mobileで最新機種をお借りできましたのでレビューします(かのあゆ)
Huawei P20 lite HWV32 SIMロック解除済未使用品:イオシス