こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。最近はAndroidの知識が豊富なライターを起用でき、WindowsだけでなくAndroidの製品も取り上げていきたいと思っているのですが、それでもWindowsに肩入れしたいという気持ちは当然あります。しかし、勉強しながらAndroid製品の情報を収集したり、実機を試したりすると、AndroidにはWindowsとはまた違った魅力がある、ということも再認識しています。利用目的とか利用シーンにあわせて異なるOSとうまく付き合っていきたいものです。
さて、今回はAndroidタブレットの新製品紹介なのですが、これ、すごいですよ!8インチながらAndroidとしてはハイスペックな製品で、Windowsの8インチにも見習ってもらいたいくらいですw Huawei(ファーウェイ)がIFA 2016(ベルリンで開催の国際展示会)で発表した「MediaPad M3」です。
1.スペック
OS: Android 6.0
CPU: Huawei Kirin 950
RAM: 4 GB LPDDR4
ストレージ: 32GB / 64GB
ディスプレイ: 8.4インチ IPS (2,560 x 1,600)
ネットワーク: 802.11a/b/g/n/ac、LTE
入出力: microUSB、microSD、オーディオ、nano SIM
カメラ: イン/アウトとも8MP
バッテリー: 5100mAh
サイズ: 215.5 x 124.2 x 7.3 mm / 310 g
補足します。CPUのKirin 950というのはHuaweiが自社開発したもので、オクタコア、Snapdragon 800シリーズに匹敵する性能、とのことです。ベンチマークスコアなどがないので何とも言えませんが、Huaweiが自信をもって投入するハイエンドCPUであるということは理解しておきましょう。
OSはAndroid 6.0ですが、製品の位置づけから言ってAndroid 7へのアップグレードはあるものと思われます。RAMは4GBでストレージは32GBと64GBを選べる、というあたりはWindows タブレットにも見習ってもらいたいところです。また、ディスプレイは8.4インチながらなんと2K(2,560 x 1,600)です。きっと抜群にキレイでしょうね。
また、この製品にはLTEモデルの設定があります。残念ながら通話可能かどうかは現時点でわかりませんが、従来機MediaPad M2が音声通話対応なので、この製品もその可能性は高いです。
サイズもいいですね、8.4インチサイズですが8インチのWindows タブレットとほぼ同じタテヨコサイズで、厚さは7.3 mmと非常に薄くなっています。重量も310 gと軽量です。
2.筐体
筐体はベゼル部分がホワイト、背面はゴールドとシルバーから選べます。筐体素材は「CNC加工の宇宙工学アルミニウム」です。最近よく見ますね、宇宙工学w ともあれ、超薄型の筐体と高品質な素材、加工技術により、製品の格に見合う高い質感になっていると思います。
CPUまわりについては現時点で何とも言えないのですが、この製品のセールスポイントの一つは8.4インチの製品としては異例ともいえる高精細ディスプレイでしょう。動画視聴やwebブラウジングといったコンテンツ消費型の利用時には高い満足感が得られると思います。
音響まわりもかなりの力が入っています。Harman Kardonの技術によりスピーカー品質が大きく向上しているほか、AKGのイヤフォンも用意されます。このイヤフォンは公式サイトによれば「別売り」とのことでした。
3.価格と発売時期
Huawei MediaPad M3は日本での発売が予定されており、発売日は9月26日です。価格はユーロ建てですが、下記の通りとなっています。
ストレージ32GB Wi-Fiモデル:349ユーロ(約4.1万円)
ストレージ32GB LTEモデル:399ユーロ(約4.7万円)
ストレージ64GB Wi-Fiモデル:399ユーロ(約4.7万円)
ストレージ64GB LTEモデル:449ユーロ(約5.3万円)
高いといえば高いですが、スペックを見る限りはむしろ割安とも感じられます。私が購入するとしたら32GBのLTEモデルですかねえ?あるいはこれだけの製品だから大作のゲームをじゃんじゃんインストールすることになることを考えて64GB版にすべきか…。ちょっとビジネス利用から離れて、純粋にコンテンツを楽しむマシンとしてこのタブレットを見ると、本当にほしくなりますね。いやまあ、当然ビジネスにも使えるんでしょうけど、それを考えちゃったらWindowsのほうがいいですもんね。
4.関連リンク
Huawei Unveils MediaPad M3 Featuring Premium Audio and Multimedia Technology:Huawei グローバルサイト ニュースリリース
HUAWEI MediaPad M3:Huawei グローバルサイト 製品ページ
コメント
>>製品の位置づけから言ってAndroid 7へのアップグレードはあるものと思われます。
発売1年のハイエンド機に日本だけAndroid4.4→5のアップデートがなかったHUAWEIですからね、売れ行きが悪ければアップデート来ない可能性も結構あるかもです。
こんにちは、コメントありがとうございます。Androidのアップデートってそんな感じなんですよね。Windowsとはそのへんが大違いです。まあ、Android 4.4とか使っててもそれほど困らない、というのはありますけど。
もし4.7万で発売ならiPadmini4が視野に入ってきますね。iOSとAndroidを比べるのもあれですが、ゲームとの相性考えると・・・・・・
こんにちは、コメントありがとうございます。iOSが文句なしの品質ということは重々承知しておりますが、それだけに食指が動かないというか、ハードもソフトも標準化されてしまっているのが個人的にはちょっと…
HuaweiのSoCであるkirin900番以上のものはGPUも安定して動作するようなのでゲームも安定すると思いますよ。
ファーウェイが8インチWindowsタブレット作ってくれれば、かなり良さげな気がします。
こんにちは、コメントありがとうございます。実際にWindows製品の販売が好調みたいだし、ぜひ出してもらいたいですね。
kirin950ならAntutベンチマークでも十万近くいきそうですね。現在のAndroidタブレットの中で唯一GoogleのPixel cと並ぶスコアの端末かと思います。十万近く行けば少なくともiPad pro以外のベンチマークスコアは抜いてる事になるのでサクサク感は間違いないでしょう。Androidタブレット市場でははipad proの対抗馬が出てないのが残念です。まぁスマホでもQualcommがスナドラ830を出してくれないと結局はA9xとA10プロセッサーには負けちゃうんですけどね
shoji1999さん、こんにちは、コメントありがとうございます。kirin950はおっしゃる通りかなりの性能が期待できそうです。Appleは自社OSに自社ハードという強みがあるので、製品としての完成度は当然高くなりますが、個人的にはそれゆえに面白くないという気もします。個人的にはiPad Proの製品特性というのがある意味「パンドラの箱」のような気がして…という記事を以前書いてAppleファンの人に叱られたので、とりあえずApple製品について書くのは自重しています。