こんにちは、チャハ一ンです。今回は6/2に行われたHuaweiの発表会の中から、MatePadシリーズをご紹介します。近年、タブレット市場はiPad一強といった状況で、高性能なAndroidタブレットは少なくなっています。果たしてMatePadの実力はどうなのか。詳しくご紹介したいと思います。
またこちらの記事に先立ち、スマホのP40シリーズについて紹介記事を掲載しています。よろしければ合わせてご覧ください。
HUAWEI P40シリーズが国内投入へ!HUAWEIの6月2日新製品発表まとめ(その1)
1.概要
今回、国内投入が発表されたのは
・MatePad Pro
・MatePad
・MatePad T8
の三機種です。また、全ての機種においてGoogle Mobile Service(PlayStoreなどのGoogleサービス)は搭載されず、代わりにHuawei Mobile Service(HMS)が搭載されます。
2.MatePad Pro
詳細なスペックはこちらの公式画像をご覧ください。
カラーは「ミッドナイトグレー」、SoCにはKirin 990を採用し、10.8インチWQXGA(2560×1600)のIPS液晶ディスプレイを搭載します。メモリ、ストレージは6GB/128GB、Harman Kardonチューニングの4つのスピーカーを搭載し、Huawei M-Pencil及び15Wのワイヤレス充電に対応します。生体認証は顔認証のみとなっており、重量は約460gです。
やはり本機と比較対象になるのは、iPad Proでしょう。iPad Proと比較して有利な点は、iPad Proの6割程度の細さのベゼル、ワイヤレス充電対応、そして何より価格の安さではないでしょうか。iPad Pro(11インチ)64GBが10万円近い価格なのに対し、倍以上のストレージを搭載しつつも6万円台に収まっています。さらにHuawei製スマートフォンユーザーなら、スマートフォンをMatePadから操作したりデータを簡単にやり取りすることが出来ます。
一方で不利な点は、やはりGMSを搭載しないこと、そしてLTEモデルが用意されていない点です。現状のHMSは一般ユーザーにお勧めできるとは言い難い状況で、利用できないアプリも少なくありません。個人的にはこの点を除けばほぼiPad Proに負ける点はない(OSの好みなどはあるでしょうが)と思っていて、間違いなくこちらを選択するのですが、やはりGoogleサービスを利用できない点は非常に残念です。
3.MatePad
次に二機種目、MatePad(無印)です。詳細なスペックは画像をご覧ください。
カラーは「ミッドナイトグレー」、SoCにはKirin 810を採用し、10.4インチ解像度2000×1200のIPS液晶ディスプレイを搭載します。メモリとストレージは3GB/32GBで、4つのHarman Kardonチューニングのスピーカーを搭載します。生体認証は顔認証で、重量は460gとなっています。
こちらの比較対象となるのは、iPadでしょうか。有利な点としては、スピーカー数が多いことや、やや処理能力が高く、それでも価格が安い点です。また、LTEモデルとWiFiモデルの価格差が小さい点も魅力的です。
一方で大きく不利な点は、ストレージが32GBしか選択できないことです。近年、アプリの大型化やスマホカメラの高画質化などで要求される容量が増大しているので、32GBのみというのはかなり厳しいと感じます。私もiPadの32GBモデルを使用していますが、何をするにも少し工夫や我慢が求められる容量です。
こちらも少し使い方は限定されますが、iPadに対抗できる機種に仕上がっているという印象です。ただProと同じくGMSが利用できないので、かなり人を選ぶ端末となってしまっている点が非常に残念と言えます。
4.MatePad T8
最後に最も廉価なモデル、MatePad T8です。
カラーは「ディープシーブルー」、約8.0インチで解像度1280 x 800の IPS液晶ディスプレイを搭載します。SoCにはMediaTek MT8768を採用し、メモリ/ストレージは 2GB/16GBとなっています。カメラはフロント:200万画素、リア:500万画素、重量は310gとなります。
こちらは容量などからもわかる通り、ローエンド寄りのタブレットと言えます。その分価格は非常に安く、15,000円程度となっています。ゲームをするには少々荷が重そうですが、大きさのわりにそこそこ大容量の5,100mAhのバッテリーを搭載しているので、動画鑑賞や電子書籍などにはうってつけといえるでしょう。
また、キッズモードも搭載されているので、お子様向けにもいいかもしれません。そういう意味ではこの機種だけはGoogleサービスが使えないのはむしろメリットにもなりえるかもしれませんね。個人的には重量も軽いので、布団で横たわりながら眺めるのにちょうど良さそうだと感じました。
5.価格など
Amazon、PayPayモール、楽天市場で予約を受け付けており、M-PencilやCP61(27Wワイヤレス充電器)などが付属するキャンペーンが行われています。またPayPayモール、楽天市場では純正ケースも付属します。
価格は
MatePad Pro(6/128GB):65,864円~
MatePad(3/32GB):32,780円
MatePad T8(2/16GB):15,290円
となっています。なお、Proに関してはサイトごとにキャンペーンや価格が違いますので注意してください。Proと無印は6月12日、T8は7月3日の発売予定です。
近年国内で購入できるAndroidタブレットはほとんどがエントリー~ミドル帯の機種で、Proは貴重なハイエンドとなりそうです。また無印やT8に関しても相当魅力的な価格とスペックに仕上がっています。しかしGMSが利用できないため、かなりユーザーを選ぶ端末となります。
Huaweiにとっても日本にHMSが受け入れられるかどうか、という重要な局面なだけに、価格やキャンペーンには相当力を入れているのだと感じます。今後の展開が非常に気になりますね。
5.関連リンク
MatePad Pro : Huawei公式サイト
MatePad:Huawei公式サイト
MatePad T8:Huawei公式サイト
コメント
GMSがないから普通のタブレットとしては使えない。サポート外なのわかっててGMS.apk導入しようとする人が続出する。これはFireタブレットとにてますね。
一方、Fireタブレットはアマゾンのコンテンツビューワーを目的としているのでその使い方だけで満足している人も多いと思います。
HUAWEIもGMS搭載しない以上、ただのAndroidタブレットとしてではなくこれはなんのコンテンツに使う事で従来のAndroidタブレットには出来ない何かを得られるものなのかを明確化していかないと中国外ではジリ貧になっていくと思います。
Androidタブレット市場はもうめちゃくちゃ
haweiはiPadPro対抗といえるデジタイザ対応ハイエンドタブの数少ない選択肢なんですよね
お絵描き用途ではGoogle陣営はiPadProに後塵を拝する状況でしたが
GoogleがUSI※の旗振り役を務める事になって以降状況が変わりました
ChomeOSがデジタイザ標準オプションにするべく積極展開し始めて
液タブもandroidデスクトップモードにて対応になりました
有名なドローツールkritaの移植も記憶に新しいです
それだけにだけに残念ですね
※(モバイルやコモディティ化が進む昨今EMRに代わり
デジタイザの主流になりつつあるアクティブ静電式の
世界共通互換規格を目的として生まれた最新のデジタイザ規格)
昔の中華タブレットのように使うのこれ?
泥のハイエンドタブ欲しいってなったらGALAXYTabS7かこれしか選択肢無いのよね
かなしい