SamsungがハイエンドクラスのAndroidタブレット「Galaxy Tab S9シリーズ」をグローバル発表しました。日本発売については今のところ明らかになっていませんが、従来モデルのGalaxy Tab S8シリーズ(S8+/S8 Ultra)が日本で販売されていて、Samsungの日本公式サイトにS9シリーズの製品ページもできており、プレスリリースも出ていることから、発売される可能性は非常に高いと思います。
1.Galaxy Tab S9シリーズ スペック
スペック表
Galaxy Tab S9/S9+/S9 Ultra | |
OS | One UI 5.1(Android 13) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy |
RAM | 8GB/12GB/16GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB |
ディスプレイ | S9:11インチ(2,560 x 1,600)120Hz S9+:12.4インチ(2,800 x 1,752 )120Hz S9 Ultra:14.6インチ(2,960 x 1,848)120Hz ※すべてDynamic AMOLED 2X(有機EL) |
バンド | 不明 |
SIM | 不明 |
ネットワーク | Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C、microSDカード |
カメラ | S9:イン12MP/アウト13MP S9+:イン12MP/アウト13MP+8MP S9 Ultra:イン12MP+12MP/アウト13MP+8MP |
バッテリー | S9:8,400 mAh S9+:10,090 mAh S9 Ultra:11,200 mAh |
サイズ | S9:165.8 x 254.3 x 5.9 mm S9+:185.4 x 285.4 x 5.7 mm S9 Ultra:208.6 x 326.4 x 5.5 mm |
重量 |
S9:498 g/500 g S9+:581 g/586 g S9 Ultra:732 g/737 g ※左からWi-Fiモデル/5Gモデル |
※Samsungプレスリリースをもとに作成
バリエーションモデル
S9
・8GB/128GB
・12GB/256GB
S9+
・12GB/256GB
・12GB/512GB
S9 Ultra
・12GB/256GB
・12GB/512GB
・16GB/1TB
※左からRAM/ストレージ
※それぞれにWi-Fiモデルと5Gモデルあり
※Samsungプレスリリースをもとに作成
コメント
Galaxy Tab S9シリーズはディスプレイサイズの異なる3機種があります。11インチのS9、12.4インチのS9+、14.6インチのS9 Ultraです。この3機種はシステム構成にも違いがありますが、S9がエントリークラス、S9 Ultraがハイエンドクラス、というわけではなく、基本的に同等の性能、同等のシステム構成になっています。
OSはAndroid 13ベースの独自UI、OneUIです。
他のGalaxyデバイスとのコラボレーション(アプリSamsung Notesのリアルタイム同時編集)や画像・動画のクイック共有、スマホで撮影した写真をLunaFusionアプリによってタブレット側で編集するなどの機能もあります。このあたり、さすがGalaxyです。
CPU(SoC)はSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyです。この型番の実力については言うまでもありませんが、従来モデルからCPU性能が34%、GPU性能が41%向上しているとのことです。Androidタブレットとしては最高性能と言っていいでしょう。ガチゲーマー向けタブレットならGalaxy Tabシリーズ一択かと。
RAMは機種によって複数のバリエーションがあります。最低容量の8GB/128GBはS9のみに設定され、12GB/256GBあるいは12GB/512GBがボリュームゾーン、最大サイズのS9 Ultraでは16GB/1TBという非常に大きな容量も選べます。
ディスプレイはDynamic AMOLED 2X(有機EL)パネルで解像度も高くなっています。また、HDR10+、100%DCI-P3の発色品質を備え、リフレッシュレートも120Hzです。
筆圧対応のSペンも付属します。また、オプションのNote Paper Screenを使えば紙に書いているような感触が得られるとのことです。
カメラは従来モデルから少し画素数があがりました。ただ、製品ページを見る限り、スマホのGalaxyのように大々的にカメラ性能をアピールする、という感じではないです。もちろん品質は向上しているはずですけどね。
2.Galaxy Tab S9シリーズ 筐体
3機種は基本的に「同じ外観でサイズ違い」ですが、S9 Ultraのみインカメラがデュアル構成になっていることもあり、前面にノッチがあります。
S9シリーズからIP68レベルの防水・防塵対応となりました。また、付属のSペンも同様にIP68対応です。ウインタブでよくご紹介している中華タフネススマホ、タフネスタブレットでもIP68対応のものは多いですが、Galaxy Tab S9シリーズではUSB Type-Cポートも防水対応になっており、中華タブや中華スマホのようにポートを塞ぐためのパッキンはありません。
また、付属のSペンは充電式ですが、S9シリーズ本体の背面にマグネットで取り付ければ自動的に充電される仕組みです。
筐体色は「グラファイト」と新色の「ベージュ」を選べます。
また、キーボードやスタンドとしても使えるカバーなどのオプション品も用意されています。
3.Galaxy Tab S9シリーズ 価格など
Galaxy Tab S9シリーズはグローバルでは7月26日から予約販売がスタートしており、8月11日から一般販売がスタートするとのことです。北米での価格はS9が799ドル(約111,500円)から、S9+が999ドル(約140,000円)から、S9 Ultraが1,199ドル(約167,000円)から、とアナウンスされています。ちなみに7月27日現在のGalaxy公式ストアでのGalaxy Tab S8+の価格は124,800円から、S8 Ultraは188,799円からです。なお、Galaxy Tab S9に相当するGalaxy Tab S8は日本では未発売です。
現状入手しうる最高品質のタブレットだと思います。お値段もそれなりですけどね。
4.関連リンク
Galaxy Tab S9 シリーズ:Samsung日本公式サイト