サムスンが1月24日にイベント「Galaxy Unpacked 2025」を開催し、Galaxy S25シリーズを発表しました。国内では「Galaxy S25」と「Galaxy S25 Ultra」の2機種が投入され、オープンマーケット版、キャリア版ともに2月14日から販売開始となります。いずれも昨年からSamsungが展開している生成AI機能「Galaxy AI」に対応しています。
1.スペック表
Galaxy S25 Galaxy S25 Ultra |
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OS | One UI 7(Android 15ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy |
RAM | 12GB |
ストレージ | S25:256/512GB S25 Ultra:256/512GB/1TB |
ディスプレイ | S25:6.2インチAMOLED(2,340 × 1,080)120Hz S25 Ultra:6.9インチAMOLED(3,120 × 1,440)2X 120Hz |
LTEバンド | 対応バンド不明(1月26日現在) |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax/be、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | S25:イン12MP/アウト50MP + 12MP +10MP S25 Ultra:イン12MP/アウト200MP + 50MP +50MP + 10MP |
バッテリー | S25:4,000 mAh S25 Ultra:5,000 mAh |
サイズ | S25:147 × 71 × 7.2 mm S25 Ultra:163 × 78 × 8.2 mm |
重量 | S25:162 g S25 Ultra:218 g |
2.コメント
OSはAndroid 15ベースのカスタムUI、One UI 7です。昨年リリースされたOne UI 6.1から引き続き、Samsungが展開している生成AI機能「Galaxy AI」が利用可能で、Galaxy S25シリーズではユーザーの利用状況に応じて最適な情報を提案する「Now Brief」が追加されています。OS・セキュリティアップデートは最大7年間提供されます。
One UI 7ではUIが大幅に変更され、画面右上をスワイプすることで呼び出せるコントロールセンターがXiaomiのHyperOSやAppleのiOSに近いデザインに変更されました。個人的にはOne UI 6以前のシンプルなデザインが好みだったので、今回のUI変更は少し違和感を覚えています。慣れれば気にすることもなくなりそうですが・・・。
SoCはSnapdragon 8 Elite for Galaxyです。その名の通りGalaxy専用にCPUの動作クロック数を4.32Ghzから4.47Hzに引き上げられています。ベースになっているSnapdragon 8 EliteはAnTuTu Benchmark v10の総合スコアがついに300万点に達しました。
RAMは12GB、内蔵ストレージは256/512GB、1TB(Galaxy S25 Ultraのみ)です。スタンダードモデルとなるGalaxy S25ではRAMの容量が8GBから12GBに変更されています。
ディスプレイはS25が6.2インチFHD(2,340 × 1,080)、S25 Ultraが6.9インチQHD(3,440 × 1,440)で、両モデルともにパネルはDynamic AMOLED 2X(有機EL)を採用、リフレッシュレートは最大120Hz表示をサポートしています。
S25 Ultraのみ「Galaxy Note」シリーズから採用されていた専用スタイラスペン、Sペンに対応しています。Galaxy S24 Ultraとは異なり、Sペン本体に内蔵されていたバッテリーが無くなり、Bluetooth接続もサポートされなくなったため、端末をジェスチャー操作で遠隔操作できる「エアアクション」は利用できなくなりました。
カメラはどちらもイン12MP、アウトはS25が50MP(メイン) + 50MP(超広角) + 10MP(望遠)、S25 Ultraが200MP(メイン) + 50MP(超広角) + 50MP(望遠・5・10倍) + 10MP(望遠・3倍)です。
シリーズ最上位モデルとなるS25 Ultraではメインレンズの画素数がS24 Ultraの50MPから200MPに向上しています。超広角レンズも12MPから50MPに変更されたため、マクロ撮影時も細部まで正確に撮影可能です。
S25ではカタログ上のスペック自体はGalaxy S24から変更されていないものの、AI機能を活用した画像処理エンジン「次世代Pro Visual Engine」により、さらに美しい画像・画像を撮影できるようになりました。
バッテリー容量はS25が4,000 mAh(25W急速充電・15Wワイヤレス充電に対応)、S25 Ultraが5,000 mAh(45W急速充電・25Wワイヤレス充電に対応)です。
S25は手のひらに収まるコンパクトなサイズ感が特徴です。今となっては小型サイズのハイエンドモデルは存在自体が貴重になってしまったので、かのあゆが購入するのであればS25 UltraではなくS25一択になりそうです。
背面デザインはGalaxy S23~24からほぼ変更されていません。シンプルながら高級感のある見た目で、個人的には歴代Galaxy Sシリーズの中で一番好きなデザインだったりします。
筐体色は「アイシーブルー」「シルバー シャドウ」「ネイビー」「ミント」と、Samsungオンラインショップ限定で「ブルーブラック」「コーラルレッド」「ピンクゴールド」が用意されます。
S25 Ultraの背面デザインはS25と共通ですが、フレーム部に耐久性に優れたチタニウム素材が用いられ、より高級感が増しています。
秋葉原のヨドバシAKIBAに展示されている実機に触れてきたのですが、本当にかっこいいので、読者さんにもぜひ家電量販店・キャリアショップなどで実物を確認していただきたいです。
筐体色は「チタニウム シルバーブルー」「チタニウム ブラック」「チタニウム グレー」「チタニウム ホワイトシルバー」とSamsung オンラインショップ限定の「チタニウム ジェットブラック」「チタニウム ジェットグリーン」「チタニウム ピンクゴールド」が用意されます。
3.まとめ
Galaxy S25シリーズはオープンマーケット版がSamsung公式オンサインショップ、「Galaxy Harajuku」実店舗、Amazon、家電量販店にて2月14日に発売され、1月31日から予約受付け開始となります。Samsung公式オンラインショップでの価格は以下の通りです。
Galaxy S25
・256GB:129,000円
・512GB:147,000円
Galaxy S25 Ultra
・256GB:199,800円
・512GB:217,800円
・1TB:253,800円
キャリアモデルはドコモ、auに加え、ソフトバンクからも販売されます。ソフトバンクでGalaxy Sシリーズを取り扱うのは2016年に発売したGalaxy S6以来、実に9年ぶりとなります。スタンダードモデルのGalaxy S25はここ数年価格が高騰してきているハイエンドモデルとしては比較的購入しやすい価格設定になっています。
今回はグローバル版と同じタイミングでの発売となり、最初からオープンマーケット版も用意されるなど、数年前のGalaxyであればとても考えられない状況です。端末性能は言うまでもなく現時点では最高峰で、独自のAI機能も利用可能なので、久々に心底購入したいと思っています。
4.関連リンク
初めてしゃべった言葉が「ソニー・TDK」という筋金入りのガジェットマニア。中学生時代NEC PC-98シリーズに出会ったのをきっかけに本格的にPDAやスマートフォン、PCの世界にはまり込む。リュックには常にPC 2台 + タブレット 1台 + ゲーミングUMPC 1台 + スマホ4台を常備。
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