サムスンがスマートフォン「Galaxy S24 FE」を発表しました。キャリアではauが扱い、オープンマーケット版(SIMフリー版)も発売されます。メーカーでは「フラッグシップエントリーモデル」という、ちょっと違和感のある表現を使っていますが、フラッグシップである「Sシリーズ」の「エントリーモデル」という意味なんでしょう。
1.概要
スペック表
Galaxy S24 FE | |
OS | One UI(Android 14) |
SoC | Exynos 2400e |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.7インチAMOLED(2,340 × 1,080) 120Hz |
バンド | 5G FDD Sub6:n1/3/5/28/66 5G TDD Sub6:n40/41/77/78/79 LTE(FDD):B1/2/3/4/5/7/8/12/13/18 B19/20/21/26/28/66 LTE(TDD):B38/39/40/41/42 |
SIM | SIM 1 + eSIM / デュアルeSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | 10MP/50MP+12MP+8MP |
バッテリー | 4,700 mAh |
サイズ | 162 x 77 x 8.0 mm |
重量 | 213 g |
コメント
OSはAndroid 14ベースの独自UI、One UIで「7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート」が提供されます。…と、サラッと書いてしまいましたが、これって凄まじいですよね…。
SoCのExynos 2400eはAntutuスコアが約170万点(出所:Nanoreview)に達する高性能な型番です。ウインタブ的にはハイエンド、と言いたいレベル。
RAMは8GBでストレージは128GB、microSDカードリーダーはないので、ストレージ容量はちょっと厳しいかもしれないですね。特にゲームをされる方だとかなり物足りないと思います。
ディスプレイは6.7インチと、従来モデルGalaxy S23 FE(6.4インチ)よりも大型化しました。パネルは有機EL(Dynamic AMOLED 2X)で解像度はFHD+、リフレッシュレートは最大120Hzです。
Galaxy S24 FEは「Galaxy AI」に対応します。
これらはGalaxy AIの機能の一部ですが、ポートレートスタジオなんて楽しそうですよね。ただ、製品ページを見る限り、AI機能の多くは「ネットワーク接続が必要」という注釈がつけられていましたので、どこまでがオンデバイスAIによるものなのかはよくわかりません。
カメラの画素数自体はS23 FEから変わっていません。もちろん画素数が高ければいいというわけではない(ウインタブがよくレビューしている中国スマホや中国タブレットで思い知らされています)ですし、Galaxyなので画質は素晴らしいものだと思います。
外観は「めっちゃキープコンセプト」です。ディスプレイサイズが少し大きくなりましたので筐体もわずかに大型化していますが(しかし0.2 mm薄くもなりました)、遠目だとS23 FEと全く同じに見えます。
筐体色はブルー、グラファイト、グレー、ミントの4色で、うちミントはSamsung オンラインショップ限定カラーです。
2.価格など
Galaxy S24 FEはキャリアではauが取り扱い、12月26日の発売予定ですでに予約受付が開始されています。au Online Shopでの現金販売価格は83,600円ですが、キャリアお得意の海鮮セットいや回線セット申込みで安くなります。
Samsung オンラインショップでも本日(12月12日)に予約販売が開始されており、発売日は12月26日です。価格は79,800円。
個人的には「安い!」と思いますが、ストレージが128GBというのがちょっと気になりますね。そんなにゲームをしない私でも(最近は動画撮影の機会が増えたので)128GBだと全然足りませんから。
3.関連リンク
Galaxy S24 FE:Samsung
Galaxy S24 FE:au
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。