こんにちは。かのあゆです。GEOで中古スマートフォンやタブレットが最大80%OFFになるセールを10月1日まで開催しているという記事を書きました。
セール情報 - ゲオで中古スマートフォンが最大80%の大セール中!(かのあゆ)
かのあゆも気になったので数店舗回ってみて端末を一台購入してみました。
購入した端末は富士通 ARROWS NX F-06Eで、2013年5月にドコモ向けに投入されたキャリアモデルとなります。現在の中古市場価格は5,000円前後で、今回購入した製品も通常価格は税込5,162円で販売されているのですが、今回のセールでなんと80%OFFの税込1,038円という破格で販売されていました。
OSのバージョンの古さこそ目立つものの、内蔵ストレージは現在のフラッグシップと同じ64GBとなっており、そのほかのスペックも十分なものといえ、十分活用していけるスペックだと思いました。
1.スペック
OS: Android 4.2.2 ”JellyBean” *OSメジャーアップデートなし
CPU: Qualcomm Snapdragon 600
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 5.2インチ FHD 1,920×1,080
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
カメラ: イン130万画素、アウト1,630万画素
バッテリー: 3,020mAh
サイズ: 139 × 70 × 9.9 mm / 163 g
CPUはこの端末が登場した2013年前半期当時のハイエンドCPUであるQualcomm Snapdragon 600。搭載メモリは2GBと、今となってはエントリー~ミッドレンジクラスのスペックとなってしまいましたが、内蔵ストレージは16GB~32GBが主流だった時代に現在のフラッグシップ端末と同じ64GBという大容量のものを採用しています。
そのほか液晶に5.2インチFHDを採用し、指紋認証やワンセグ・フルセグ受信機能、おサイフケータイなど、日本人ユーザーが必要とするものはすべてそろっています。
特に現在の1万円クラスのミッドレンジスマートフォンでは液晶解像度がHD(1,280×720)のものがほとんどとなっているため、この価格でこれだけのスペックのものが手に入るのはかなりお得だったと思います。
OSは2013年当時リリースされたばかりだった「Android 4.2.2 “Jellybean”」を搭載していました。ただし、残念ながらこの当時の日本国内メーカーのキャリア端末はOSのメジャーアップデートが行われることがまれで、本端末も一度もバージョンアップが行われることはありませんでした。
2.商品コンディションについて
商品は付属品本体のみで、そのほかの付属品は一切付属していません。ジャンクではないため端末自体は端末代金完済済みの「白ロム」製品で液晶に致命的な割れなどは見られませんが、液晶部には細かい擦り傷がみられるなど、中古製品としてはいわゆる「Cランク」クラスです。
ただし液晶部の擦り傷以外は筐体に目立った傷は見られず、USBコネクタ部のキャップもちゃんとしまっているなど、この価格の中古としてはコンディションに関しては良い状態だと思います。
OSは2015年に配信された最後の修正アップデートまで適用されていますが、素の状態ではなくGEO側でGEOアプリやゲームアプリなどがインストールされていました。おそらくほかのAndroidスマートフォンもGEO側でいくつか独自アプリがインストールされているものと思われますが、システムアプリではないので端末を初期化すれば本来の初期出荷状態に戻すことができます。
3.デザイン
ARROWS NX F-06Dは2013年5月に発売した端末ですが、ベゼルを狭めた狭額縁デザインを採用しているため、現在販売されているスマートフォンと比べても古臭さは感じられないデザインとなっています。
左、右側面はメタルフレームを採用。左側にはボリュームボタンと電源ボタンが配置されています。
背面はマット加工が施されたつや消しブラックとなっており、1,630万画素のアウトカメラと指紋認証ボタンが配置されています。この当時の他社フラッグシップといえばソニー・モバイルの「XPERIA Z」がありましたが、そちらと比較しても引けを取らないほどスタイリッシュなデザインとなっています。現在のエントリークラスのスマートフォンでもこれだけの質感の端末を探すのは難しいのではないでしょうか。正直今でも十分通用するくらい所有欲を満たす筐体デザインとなっています。
4.使用感
搭載OSは前述のとおりAndroid 4.2.2”JellyBean”で、本端末に関してはメジャーアップデートが一度も行われることはありませんでした。すでに4年前のバージョンであるため「Microsoft Office Mobile」や「ポケモン Go」など一部のアプリはインストール対象外となっている点には注意が必要ですが、「Chrome」などGoogle標準アプリや「LINE」、「Twitter」公式クライアントなどは今でもサポート対象となっています。
標準搭載されているランチャーはドコモのキャリア端末すべてにプリインストールされている「docomo Live UX」
少し前までAndroid標準ランチャーだった「ランチャー(Holo Launcher)」
Android標準ランチャーをもとに富士通がカスタマイズした「NX!ホーム」の3種類が導入されています。
内蔵ストレージは64GBと現在のフラッグシップと同じ大容量のものが搭載されており、音楽や写真やワンセグの録画データ、大容量ゲームアプリなどで十分活用できる容量となっています。
5.ベンチマーク
ベンチマークはAntutu Benchmark v6.2.7で行いました。
LeEco Le Pro 3(Snapdragon 821): 161,331
LeEco Le Max 2(Snapdragon 820): 135,484
Lenovo ZUK Z2(SnapDragon 820): 132,410
UMI Z(Helio X27): 110,070
Vernee Apollo(Helio X25): 93,251
Elephone S7(Helio X25): 92,543
DOOGEE MIX(Helio P25): 61,975
DOOGEE Y6 MAX(MT6750): 45,070
CoolPad Max A8(Snapdragon 617): 43,832
Qualcomm Snapdragon 600はこの端末が発売した2013年前半期の時点ではハイエンドCPUでしたが、現在では1万円程度で購入できるエントリークラスのスマートフォンに搭載されているMediaTek MT6737と同クラスの性能になっています。
OSのバージョンの古さもあって最新の3Dゲームをサクサク動かしたいという用途では厳しいですが、ChromeでWEBブラウジング、TwitterやFacebookなどのSNSを楽しむ用途で使う分には十分すぎる性能で、基本的な動作に関してストレスを感じることはありませんでした。「スマートフォンでは3Dゲームなんてやらない」という方であればこの世代のフラッグシップモデルでも十分快適に運用できるのではないでしょうか。
6.まとめ
ARROWS NX F-06Dは今回GEO中古端末セールで80%OFFの対象となっている端末で、さらに付属品なし、液晶部傷ありということもあって税込1,038円とかなり安価に購入することができました。もちろん通常中古品であるためGEO側で端末のクリーニングを行っており、初期不良保障、赤ロム永久保証といったアフターサポートもしっかりついている製品になります。
OSのバージョンの古さこそ否めないものの、性能的には現在のエントリークラスのスマートフォンと同等で、さらにFHD液晶、大容量ストレージ、ワンセグ・フルセグ受信機能、おサイフケータイなどかつてのフラッグシップモデルならではの要素もしっかり搭載されています。
一部インストールできないアプリはあるとはいえ、スマートフォンに求められる基本的な動作に関しては今でも十分こなせるため、下手な低価格エントリーモデルよりも満足度は高いものとなっています。GEOセールではすでにXPERIA Z1 fなど80%OFFの対象になっているスマートフォンが売り切れとなっており、セール期間中は在庫の追加もないことから、店舗に出ている商品に関しては早い者勝ちということになります。
ゲオのオンラインストア上では80%OFFの商品はすでに消えてしまっていますが、店舗ではまだ本端末やソニー・モバイルの「XPERIA A SO-04E」など現在でも十分すぎる端末が2,000円未満で購入できるため、店舗が近隣にある方は一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。現在のエントリークラスよりも高性能な端末を安価で見つけることができるかもしれません。
7.関連リンク
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ARROWS NX F-06E : 富士通
ゲオ/ゲオモバイル スマホ大決算セール : GEO
コメント
F-06E はぼくが一つ前に使ってた機体でした。
撮った写真は今見ても最近の機体と比較しても特に遜色ないですしなによりストレージ不足を気にしなくて良い機体でした。
あと専用の横置きクレードルに置くと、クレードル時専用の時計とTVやYouTubeや写真ギャラリーが選択しやすい待ち受け画面になったり動画を視聴するにも背面スピーカーの音を前面に反射してくれる構造になっているためとても良いものでした。
TVチューナーもフルセグだし防水だし背面の指紋認証で画面ロック解除も快適だったし。
ただ、当時の上位機でもやはり Asphalt 8 でグラフィックを「高」にすると途中でダウンするなどもうついて行かない部分があるのと、メモリー2Gバイトも今は手狭でアプリ切り替えが遅れがちだったことと機体がそこそこ重いのがネックになって機種変更しました。
(次の機体として高機能の割に小型で安く、狭いストレージも「SD逃がしでどうにかなるだろう」と甘い考えで機種変更した DM-01H で、1週間に1,2度ストレージ空き不足によるメール受信エラーのためにストレージを空ける操作することになろうとは・・・。)
最近、劣化したバッテリーを中古ですが交換して復活。いまだ現役です。
こんにちは、コメントありがとうございます。いいなあ、バッテリーを交換して長く使える製品って…。