DOOGEEがスマートフォン「S119」を発表しました。先日DOOGEEの5Gタフネススマホ「S118 Pro」の記事を掲載しましたが、このS119は5G非対応モデルながらSoC以外のスペックは高く、背面にサブディスプレイも備えています。
1.スペック表
DOOGEE S119 |
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OS | Android 14 |
SoC | MediaTek MT8788 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大24GB) |
ストレージ | 512GB |
ディスプレイ | 6.72インチ(2,400 × 1,080) |
バンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19 B20/25/26/28A/28B/66 TDD:34/38/39/40/41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン16MP/アウト100MP+20MP+5MP |
バッテリー | 10,200 mAh |
サイズ | 178.1 × 84.2 × 15.7 mm |
重量 | 不明 |
2.コメント
SoCはMT8788です。ウインタブで以前「Blackview Tab10 WiFi」というMT8788搭載のタブレットをレビューしていて、その際のAntutuスコアは23.8万点でしたから、はっきり言ってエントリークラスの性能です。しかし、SoC以外のスペックは悪くありません。
RAMは8GBで拡張機能により最大24GBとして使え、ストレージも512GBと大容量です。
また、ディスプレイも6.72インチと大きめで解像度はしっかりFHD+です。ただし、リフレッシュレートに関しては製品ページに一箇所だけ120Hzという記載が見受けられましたが、それ以外はほとんど説明がなかったので、60Hzと考えておくほうが安全かと思います。
あと、ノッチはパンチホールではなく水滴型です。DOOGEEのタフネススマホは水滴型が多いですね。
背面には1.32インチのサブディスプレイがあります。このサブディスプレイはなんでも表示できるというわけではなく、カレンダーや電話の受信通知、メールやSNSのメッセージ通知、カメラアプリの起動など、限られた機能に使えます。
カメラはイン側が16MPでアウト側は100MP(メイン)+ 20MP(ナイトビジョン)+ 5MP(広角)という構成です。アウト側に100MPという高い画素数のカメラとナイトビジョンカメラを搭載しているのが素晴らしいと思いますが、S119に関しては最近のDOOGEE製品に多く見られる「morphoチューニング」という説明がありませんでした(ゆえに画質についてはちょっと不安…)。
バッテリーは10,200 mAhと、タフネススマホらしく10,000 mAh越えの大容量です。また、33Wの急速充電とリバースチャージ(S119をモバイルバッテリー代わりにして他のデバイスを充電できる機能)にも対応します。…まあ、タフネススマホ全般に言えることですが、バッテリーがデカいのでそのぶん筐体重量も重くなっちゃうんですけどね。
筐体色は「Lava Red」と「Glacier Silver」の2色。なお、この筐体はIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備えています。
3.価格など
DOOGEE S119はAliExpress内のDOOGEE Official Storeに製品ページがあり、2025年1月1日午後5時(日本時間)から発売記念セールが開催されます。セール価格は今のところ不明ですが、「約200ドル(1ドル160円として32,000円)」という情報を入手しています。
先日ご紹介した「S118 Pro」とこの「S119」、同時に発売されますが、スペックはS118 Proのほうが全体的に上と言えるもののS119もSoC以外のスペックは良く、「5Gが必要かどうか」というのが機種選択のポイントになると思います。…S119は背面サブディスプレイというギミックもありますけどね…。
4.関連リンク
DOOGEE S119:DOOGEE Official Store(AliExpress)
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。