DOOGEEがスマートフォン「Blade GT」を発表しました。5G通信にも対応するタフネススマホですが、「既視感がすごい」デザインになっています。タフネススマホとしては薄型・軽量に仕上がっており、街なかでの利用にも向く製品です。
1.概要
スペック表
DOOGEE Blade GT |
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OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Dimensity 7050 |
RAM | 12GB(拡張機能により最大32GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.72型(2,400 × 1,080)120Hz |
バンド | 5G:n1/3/7/8/28/38/41/77/78/79 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18 B19/20/25/26/28ab/66 TDD:B34/38/39/40/41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 ac/a/b/g/n/ax、 Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン20MP/アウト48MP+5MP |
バッテリー | 5,500 mAh |
サイズ | 178.5 × 83.5 × 10.5 mm |
重量 | 260 g |
コメント
OSはAndroid 14でSoCはDimensity 7050です。このSoCは5Gに対応し、Antutuスコアは約58万点(出所:Nanoreview)とミッドレンジクラスの性能です。RAMは12GBで拡張機能により最大32GBとして使え、ストレージは256GBと、メインスマホにできるくらいのスペックですね。
ディスプレイは6.72型でFHD+解像度、リフレッシュレートも120Hzと高速です。
カメラは最近のDOOGEE製品によく見られるmorphoチューニングで、画素数はイン側20MP、アウト側48MP(メイン)+ 5MP(広角)です。ウインタブではmorphoチューニングのカメラは試したことがありませんが、画質はどんな感じなんでしょうね。なお、タフネススマホによく見られるナイトビジョンカメラは搭載していません。
バッテリーは5,500 mAh。一般的なスマホとしては大きめの容量ですが、タフネススマホとしてはかなり小さめです。ただ、バッテリー容量が小さめなことにより、筐体の厚さは10.5 mm、重量も260 gとタフネススマホらしからぬ薄型・軽量なサイズに収まっています。
また、このバッテリーは18Wの急速充電に対応しており、リバースチャージも可能です。
筐体デザインです。…冒頭にも書きましたけど、既視感がすごいですよね。中国市場における価値観はよくわかりませんけど、日本市場では明らかにマイナスなことをやっているなあ、と思います。さすがに全く同じデザインじゃないけど、これじゃ「パチモン」と言われても仕方ないでしょう。個人的には使う気が失せます。せっかく製品性が優れているのに、すごくもったいないと思います。
この製品はタフネススマホなのでIP68/IP69Kの防水・防塵性能をMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備えています。
背面のライトは電話着信やメールの受信などの通知機能を備えており、このように発光パターンを変えることもできます。
これ、実機の画像とのこと。筐体色はFlowing Light SilverとMoon Shadow Blackの2色を選べます。
2.価格など
DOOGEE Blade GTはAliExpress内のDOOGEE Official Storeに製品ページがあり、1月1日から発売記念セールが開催されます。残念ながらセール価格はまだわかっていません。
タフネススマホながら薄型・軽量なサイズでスペックもよく…と、素晴らしい製品特性だと感じましたが、個人的にはこの筐体デザインは受け入れられません。もともとDOOGEEのタフネススマホは「いかつさ抜群、カッコよさ抜群」なんですけど、なぜ突然こうなってしまったのか…。
3.関連リンク
DOOGEE Blade GT:DOOGEE Official Store(AliExpress)
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。