
DOOGEEのタブレット「U10」のセットモデルが発売されました。U10はDOOGEEではエントリーモデルという位置づけで、システムスペックも低いですが、このセットモデルはキーボードやマウス、タッチペンなど周辺機器が多数付属しており、ライトユースに割り切って使う前提では非常にお買い得です。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Android 16 |
| SoC | Rockchip RK3562 |
| RAM | 4GB(拡張機能により最大16GB) |
| ストレージ | 128GB |
| ディスプレイ | 10.1インチ(1,280 × 800) |
| LTEバンド | — |
| 無線通信 | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
| ポート類 | USB Type-C、microSDカードリーダー 3.5 mmオーディオジャック |
| カメラ | 前面:5MP/背面:8MP |
| バッテリー | 5,060 mAh |
| サイズ | 24.5✕16.3✕1 cm |
| 重量 | 514 g |
2. OS/SoC/RAM/ストレージ
OSは現時点で最新のAndroid 16です。…エントリーモデルですけど、この点はうれしいですね。SoCのRK3562については情報が十分に取れませんでしたが、Antutuスコアは14万点から15万点ということなので、中国タブで搭載例の多いUNISOC T606 (スコア25万点程度)よりもさらに低性能です。使っていていきなりフリーズするとかの心配はいらないと思いますが、普段使いの「スクロール」とか「アプリの切り替え」などでも少し挙動がもっさりするかもしれません。
RAMは4GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは128GB、microSDカードによるストレージ拡張にも対応します。
3. ディスプレイ

ディスプレイは10.1インチで解像度は1,280✕800と低めです。エントリーモデルなので、ここは仕方ないですね。ただ、画面が非常に粗くて見にくい、ということはないです。また、WidevineもL1なので、動画サブスクリプションサービスでHD画質視聴ができます。ただし、製品ページには詳しい説明がなく、確実なことは言えませんが、NetflixではL3判定となり、HD画質視聴はできない (SD画質となります)と思われます (そう考えていただくほうが安全です)。
4. カメラ/バッテリー

カメラは前面5MP、背面8MPと低画素数です。しかし、タブレットで記念写真とかスナップ写真、もっと言うと飯テロ写真を撮影する機会はほとんどない (普通はスマホを使いますよね?)ので、この画素数でも支障はないと思います。私はドキュメント(書類)の撮影もしないので、個人的にはタブレットには背面カメラはいらない、とすら思っています。

バッテリーは5,060 mAhで、中国タブとしては小さめの容量です。また、急速充電とかリバースチャージについての説明もなかったので「非対応」と思います。
5. 付属品

セットモデルでは「ペン、保護フィルム、マウス、キーボード、タブレットカバー」などが付属します。また、Office互換アプリのWPS Officeも付属しますので、キーボートとマウスを接続し、文書作成や表計算、ちょっと長めのメール作成なども可能です。
システムスペックが低く、WPS Officeの機能もMicrosoft Officeに比べると簡易なものですが、PCを持っていない人がちょっとした資料を作成するには十分かもしれません。
6. 価格など
DOOGEE U10 セットモデルは12月15日現在Amazonでセール中で、価格は12,950円です。また、OSはAndroid 15となりますが、単品販売もされており、こちらは9,300円です。
個人的にはこの製品のように「安くて全部入り」のタブレットは好きです。ただ、「割り切って使う」として、自分の環境で「手持ちのPCやタブレットとどう棲み分けるとこの製品をうまく活かせるか」というのがうまく思いつかないんですよねー。
7. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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