こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回紹介するのは7.9インチサイズのAndroidタブレット「BLUEDOT BNT-791W(1G)」で、税込価格が8,980円という、非常に安価な製品です。あ、中華じゃないです。失礼ながらBLUEDOTという会社のことはよく知りませんでしたが、千葉県に本社のある日本企業です。
1万円を切る価格帯のタブレットと言えば、かのあゆさんが自腹レビューした「ドン・キホーテ カンタンPad3」とか、ふんぼさんが紹介記事を書いてくれた「KPD7BV4-NB」などがありますが、さすがにスペックがかなり厳しく、個人的にはCPUやRAMよりも「ストレージ8GB」ということに特に大きな懸念を抱いています。Androidといえど、ストレージ8GBだと「すぐにいっぱいになっちゃう」ので。また、かのあゆさんのレビューを見ると、CPUの処理性能もかなり低く、ライトなゲームですら支障をきたす可能性がある、という指摘がありました。
そんなわけで、このクラスのタブレットの紹介記事を積極的に書くのもどうか、と思うわけですが、この「BNT-791W(1G)」は一味違います。というか恐らく十分に実用的なのではないか、という気がするんです。
1.スペック
OS: Android 6.0
CPU: MediaTek MT8163(ARM Cortex-A53 1.3GHz クアッドコア)
RAM: 1GB
ストレージ: 16GB
ディスプレイ: 7.9インチIPS(1,024 × 768)
ネットワーク: 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0
カメラ: イン0.3MP / アウト2MP
入出力: microUSB、microHDMI、オーディオジャック、microSDスロット
バッテリー: 3,500mAh
サイズ: 195.7 × 137.2 × 9.1 mm / 337 g
OSはAndroid 6.0で、7じゃないですけど、低価格帯の製品ですし「まあいいか」という感じ。CPUのMT8163というのはAntutuのスコアで3万点台の前半くらいになるようです。私は、最近記事にしているAndroidのスマホの場合、4万点くらいで「ミドルスペック」という表現にしています。また、かのあゆさんのレビューによればカンタンパッド 3(RockChip RK3128)のAntutuスコアが14,510でして、それを思えば、「これで戦える!」性能だと思います。
RAMは1GBですが、ストレージは16GBあり、画像など個人のデータをmicroSDに保存するようにすれば十分にたくさんのアプリをインストールできるんじゃないでしょうか(Androidは内蔵ストレージにしかインストールできないアプリがかなり多いです)。
また、ディスプレイはアスペクト比4:3(iPad系と同じです)と、やや正方形に近い形状で、解像度はそれほど高くはないものの、7.9インチのタブレットとしては十分使える品質だと思います。それと、Wi-Fiも「802.11 a」に対応するので、5GHz帯も使えるということですね。これもうれしいところです。
そんなわけで、このスペック表を見て、「これで8,980円なら文句ないんじゃね?」と思いました。
2.筺体
アスペクト比の関係で、外観はiPad miniに似てる…というほどでもないっすね。さすがにベゼル幅も太いですし、厚みもそれなりにあるんで、ちょっと野暮ったいかもしれません。筺体素材は不明ですが、おそらくプラスティックでしょう。
しかし、この製品というか、BLUEDOTという会社は素晴らしいと思いました。だって、しっかりと製品の詳細情報や品質試験の状況を開示しているんです。低価格な製品なのにね。詳しくはこちらを確認して下さい(リンク先ページの下の方に各種情報が記載されています)。
話を筺体説明に戻します。側面画像を見ると、うーん、やっぱちょっと厚みがありますねー。9.1 mmということなので、実際にはそこまで分厚くはないはずですが。
Windowsと異なり、Androidの場合、入出力ポートはそれほど充実している必要はないと思いますが、microUSB(充電も兼ねます)の他、microHDMIも装備されます。なので、外部ディスプレイ出力もできてしまいます。
3.価格など
BLUEDOT BNT-791W(1G) は3月15日に発売予定で、価格は税込み8,980円です。また、BLUEDOTの公式ストアではすでに予約注文を受け付けています(送料無料)。
この記事を読んで「お、いいねえ」と思われた人も多いと思います。また、一部「でもRAMが1GBだとなあ…」という感想を持たれた人もいるでしょう。ご安心下さい、BLUEDOTでは「4月以降に、2GBのRAMを搭載したBNT-791W(2G)も発売する予定です」とのこと!もちろん価格は少し上がってしまうでしょうが、これなら文句なし!かもしれませんね。
ちなみに私はこの価格帯なら、RAM1GBでも全然OKです。ある意味「価格勝負」な製品でもあるので、8,980円で買える、というのを優先しては?、と思います。ともあれ、1万円を切る価格帯のタブレットとしては非常にまとまりがあり、実用性も期待できそうな製品ですよね!
4.関連リンク
BNT-791W(1G):BLUEDOT公式サイト
BNT-791W:BLUEDOTストア 製品ページ
コメント
もう、何年も前のインテル入ってるタブレットがコレっぽいw
NIAさん、こんにちは、コメントありがとうございます。そうでしたっけ?初代は私もよく知らないんです。でもこれコスパかなりいいですよね。
2GBモデルに期待します。あと、電池駆動時間の目安がわかると物欲が増すかも。^^;
shukakuさん、こんにちは、コメントありがとうございます。やっぱそう来ますか…。価格が抑えられていればそっちを待つ、というのもありますね。
AmazonのFire HD 8が1.5GBでまずまず快適なので、1GBだとやや厳しく感じるかなぁと。実際のところは使ってみないと、ですけどね。
BLUEDOTの製造元はCUBEです。
いつもウインタブみてるおじさんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。え?そうなんですか?知らなかった。Cubeは日本のOEM(ODM)もやってるんですね。
今でもメモリー1GBではスムーズに作動しないアプリも多なり厳しいですよね、
先を考えても最低2GBは欲しいところなので、4月の登場に期待したいです。
AmazonのFire HD 8はメモリー 1.5GBだそうですが、それで大丈夫なアプリを独自ストアで配信しているんでしょうね。通常のPlayストアだと最低2GBというのは大いに同感です。