Blackviewがサブブランド「OSCAL」から、スマートフォン「TIGER 13」を発表しました。この製品の従来モデル「TIGER 12」はウインタブでも実機レビューをしており、「価格はエントリー、しかしスペックはミッドレンジ機なみ」という、コスパの素晴らしい製品でしたが、このTIGER 13はウインタブではまだ取り上げたことのないSoC「UNISOC T760」を搭載する5Gスマホになりました。
1.概要
スペック表
OSCAL TIGER 13 | |
OS | DokeOS 4.0(Android 14ベース) |
CPU | UNISOC T760 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.67インチ(1,604 × 720)90Hz |
バンド | 5G:n1/2/3/5/7/8/20/26/28 38/40/41/66/77/78 LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19 20/26/28ab/38/39/40/41/66 |
SIM形式 | Nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト50MP+2MP+2MP(深度測定) |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 164.8 × 75.6 × 8.65 mm |
重量 | 200 g |
コメント
OSはAndroid 14ベースの独自UI「DokeOS 4.0」です。Blackviewが近年注力しているDoke OSでは様々な独自機能がどんどん追加されていますので、使い勝手も良くなっていると思います。
最大のトピックはSoCでしょう、UNIDSOC T760という5G対応の型番が搭載されています。T760のAntutuスコアは459,200(メーカー公称値)と、従来のT606やHelio G99などと比較しても大きく性能アップしています。発売記念セール価格次第ではありますが、場合によっては「このSoCを搭載している」ということが購入の決め手になるかもしれないですね。
RAMは8GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは256GBです。
筐体の外観です。筐体色は「ハリケーンブラック」と「バイオレットブルー」の2色で、背面は樹脂製と思われますが画像を見る限り安っぽさは感じられません。ディスプレイも水滴型ノッチではなくパンチホールですし。
ちょっと、といいますか唯一残念なのがディスプレイ解像度です。FHDではなくHD+にとどまっています。私は視力が悪いのでスマホならHD+でも不満は感じませんが、この解像度で粗さを感じる人もおられると思います。
カメラはイン側8MPでアウト側は50MP(メイン)+ 2MP(マクロ)+ 2MP(深度センサー)という構成です。画素数的には「まあまあ」くらいですが、メーカー側ではUNISOC T760のAI性能を活かし、様々なAI機能(ポートレート写真のライティング調整やいわゆる消しゴムマジックなど)が使える、としています。
バッテリーは5,000 mAhで18Wの急速充電に対応します。
2.価格など
Blackview OSCAL TIGER 13はAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、10月21日から発売記念セールが開催される予定です。セール価格は不明ですが、前身機のTIGER 12は「Helio G99搭載なのに発売記念セール価格は100ドル切り」でしたから、TIGER 13でも「相当に期待できる」と思います。UNISOC T760搭載、というのが大きいですよね!
3.関連リンク
OSCAL TIGER 13:Blackview Official Store(AliExpress)
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。