中国メーカーのBlackviewがエントリークラスのスマホ「Blackview A55」を発売しました。Blackviewと言えばタフネススマホでおなじみですが、この製品は「普通のスマホ」です。Blackviewでは「Aシリーズ」という非タフネススマホの製品シリーズもあるんですよね。
1.Blackview A55 スペック
スペック表
Blackview A55 | |
OS | Doke OS 2.1(Android 11) |
CPU | MediaTek Helio A22 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 16GB |
ディスプレイ | 6.528インチ(1,600 × 720) |
LTEバンド | FDD: B1/3/7/8/20 TDD: B40 |
SIM | Nano SIM×2 |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、 Bluetooth 4.1 |
入出力 | microUSB、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト8MP |
バッテリー | 4,780 mAh |
サイズ | 164.5 × 76.7 × 9.1 mm |
重量 | 196 g |
コメント
OSはAndroid 11ベースのDoke OS 2.1という独自UIが搭載されています。最近のBleckview製品にはスマホでもタブレットでもこのUIが搭載されていることがほとんどですが、使用感についてはなんとも言えません。
CPUはHelio A22で、Antutu Ver.9のスコアが10万点に満たないエントリークラスの型番です。またRAMは3GB、ストレージは16GBなので、アプリのインストールにも制約が出てきそうですね。少なくともたくさんのゲームをプレイできるという感じではありません。ただし、microSDカードリーダーが使えますので、画像や動画の保存には困らないと思います。
そのmicroSDカードですが、この製品スロットの位置が独特です。nanoSIM2枚とmicroSDカードが別々の位置に収まります。おそらく昔のWindowsPhoneのように背面カバーがパカッと取り外せる構造なんでしょうね。
ディスプレイは6.528インチ(刻んできますねえ)のHD+解像度で、エントリークラスの製品であることを考えれば十分な仕様になっていると言えます。
カメラはちょっと厳しいですね…。イン側5MP、アウト側8MPのシングルレンズですから、低価格帯のタブレット製品みたいなスペックです。画質は画素数だけでは決まらないとは言っても5MPに8MPだと期待するほうが無理、という感じです。
2.Blackview A55 筐体
各部の様子がわかる画像がありました。前面は水滴型ノッチを採用していて、低価格品としてはベゼルも細めです。また、背面は中華エントリースマホでしばしば見られる「一見するとトリプルレンズ、しかし実際はシングルレンズ」というデザインですw
イヤホンジャックを装備しているのはいいのですが、USBポートはちょっと古くさいmicroUSB規格になっています。それと、指紋センサーが見当たりませんが、この製品は指紋認証には対応せず、顔認証に対応しています。
カラーは全4色。「Summer Mojito」はきれいなグラデーションカラーです。それ以外の色は無難、というか割と落ち着いたものになっています。
3.Blackview A55 価格など
Blackview A55は中国の通販サイト、AliExpressとBanggoodに製品ページがあり、12月23日現在だとAliExpress内のBlackview Official Storeが安く、86.89ドル(10,250円)で購入できます。
ウインタブでよく言う「100ドルスマホ」あるいは「1万円スマホ」です。この製品にニーズがある人ももちろん少なくないでしょうが、個人的には「サブ機として持つならタフネススマホのようにメイン機とは明確に用途が異なるものにしたい」と思っています。この製品の場合、メイン機と同じ特性でスペックだけ落とした、という感じになるので、メイン機との使い分けが難しいのではないか、と思います。あとはお子さん向けとか、そんな感じでしょうか。
4.関連リンク
Blackview A55:Blaciview Official Store(AliExpress)
Blackbiew A55:Banggood