こんにちは、かのあゆです。Xiaomiが投資するゲーミングスマートフォンメーカー「Black Shark」のゲーミングスマートフォンは昨年Black Shark 2が国内でもハイエンドクラスの性能を持ちながら購入しやすい価格帯で投入され注目を浴びましたが、最新モデルとなる「Black Shark 3」も国内販売されることになりました。
Black Shark 2ではKAZUNA JAPANが国内販売を担当していましたが、今年からBlack Sharkの日本法人である「ブラックシャーク科技ジャパン」が自ら販売します。国内では10万越えの端末が多い5G対応ハイエンドスマートフォンですが、Black Shark 3であればそれよりもお買い得な価格で入手可能です。
1.スペック
Black Shark 3 | |
OS | JOY UI 11 Based On Android 10 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 865 5G |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.67インチAMOLED(2,400 x 1,080) |
LTEバンド | 5G NR :N78 FDD LTE:1/3/5/8/18/19/26/28 TDD LTE:34/38/39/41 WCDMA:1/6/8/9/19 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、マグネット充電端子 |
カメラ | イン20MP/アウト64MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 4,720 mAh |
サイズ | 168.72 x 77.33 x 10.42 mm |
重量 | 222 g |
Black Shark 3はAndroid 10ベースのカスタムOS「JOY UI 11」を採用します。ゲーミングスマートフォンらしくゲームプレイに特化した便利な機能「Shark Space 3.0」が搭載されており、タッチ感度や通信設定の変更などを一括で行えます。もちろんゲームプレイを録画できる機能も搭載されているほか、ブラウザをウィンドウ表示して攻略情報を確認することも可能です。
搭載されているCPUはQualcomm Snapdragon 865 5Gです。今年のフラッグシップ端末に数多く採用されているハイエンドCPUで、Antutuでのベンチマークスコアは50万超えとなっているためメインスマートフォンとしても長い期間使っていけると思います。GPU性能もAndroid端末最高クラスとなっているため、最新の重量級3Dゲームも快適にプレイできます。また2本の液冷パイプを熱グラファイトシートと銅合金シェルターで包み込む「サンドイッチ構造」を採用した冷却システムにより、長時間のゲームプレイ時も発熱によるパフォーマンス低下を抑えてくれます。
RAMとストレージに関してはグローバルモデルでは12GB/256GBモデルも存在しますが、国内モデルは8GB/128GBモデルのみ投入されます。MicroSDカードスロットによるストレージ拡張には対応していませんが、写真などのデータはクラウドに保管するなど工夫すれば大容量ゲームのインストールにも十分対応できると思います。
ディスプレイは6.67インチサイズで解像度はFHD+(2,400 x 1,080)で、リフレッシュレート90Hz表示に対応するAMOLED(有機EL)パネルを採用します。
カメラはイン20MP、アウト64MP + 13MP + 5MPという構成で、AIによるシーン自動識別だけでなく暗所でも明るい写真を撮影できるナイトモードも搭載されています。前モデルのBlack Shark 2もカメラ周りの評価は高かったこともあり、今回も期待できそうです。
ネットワーク面では既存の3G、4Gネットワークだけでなく、Black Sharkシリーズとしては初となる5Gもサポートしています。通信バンドは4Gが主要3キャリアのものをフルサポートしており(ただし、auに関しては相互接続性テストを現時点では通過していないため、利用できない可能性があります)、5Gはドコモ、au向けのn78のみサポートしています。Wi-FIは最新規格となるWi-Fi 6(802.11ax)をサポートしているため、対応するルーターと組み合わせれば自宅でもより高速な通信環境でネットやオンラインゲームを楽しめます。
バッテリーは4,720 mAhと大容量のものを搭載しており、急速充電にも対応します。ワイヤレス充電には対応しませんが、かつてのXperiaでサポートされていたマグネット端子による充電が可能となっています。
2.筐体
近年ノッチを採用したモデルが多い中、Black Shark 3では従来のノッチレスディスプレイを採用しています。パンチホールノッチにせよティアドロップノッチにせよインカメラがディスプレイに埋め込まれていることには変わりないためゲームプレイ時邪魔に感じる方も多いかと思われますが、Black Shark 3であればノッチを気にせず大画面でゲームを楽しめます。指紋認証センサーはディスプレイ埋め込み式です。
背面デザインは基本的に昨年のBlack Shark 2のものを継承しています。いかにもゲーミングというデザインなので街中で使っていると結構目立つかもしれませんね。筐体色は「ブラック」のみの展開です。
3.まとめ
Black Shark 3は9月15日に予約開始となり、発送は10月中旬からの予定です。販売価格は69,800円(税込)で、スーパーアーリーバード特典として別売のゲームパッドと冷却クーラーが、アーリーバード特典としてゲームパッドがプレゼントされる早期予約キャンペーンも実施中です。ゲームパッドは6,800円(税込)、冷却クーラーは4,800円(税込)と結構なお値段となるため早い段階で予約したほうがお得といえそうです。
今回からメーカーの日本法人が正規販売することになったBlack Shark 3ですが、前モデルのBlack Shark 2と比較すると価格面では若干高くなってしまった印象です。それでも日本国内で正規販売されているSnapdragon 865 5G搭載機としては安価ですし、正規販売モデルということでサポートや技適などに関しても安心して購入できるので高性能なゲーミングスマートフォンを探している方は検討すべき一台になりそうです。
競合機はウインタブでも実機レビューをしているNubia RedMagic 5Sで、価格帯も近くなってくるため、どちらを選ぶべきか非常に悩ましくなりそうです。
4.関連リンク
Black Shark 3 国内正規版 販売ページ:Glimpse