こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。「これからはAndroidもたまに取り上げます」ということを書きまして、心のなかでは「Androidタブレットもめっきり新製品が出ないんで、記事を書いたところで数は少ないだろう」と思っていました。で、BungBungameのKALOS 2の紹介記事を書いていたらこのニュースが飛び込んできました。ASUSがAndroidタブレットを一気に3機種リリースした、という話です。いろいろやることができて素晴らしい、と遠い目をしながら感激しております。
ASUSの新しいAndroid タブレットは「ZenPad 10」「ZenPad 8.0」「ZenPad C 7.0」の3つで、型番でわかる通りそれぞれ「10.1インチ」「8インチ」「7インチ」サイズとなります。また、全くの新製品ではなく、既存モデルのリニューアル版で、変更点は多くはないのですが、ウインタブではこれまでAndroid機をまともに紹介してこなかったので、「新製品」らしく紹介していきますね。
今回は8インチの「ZenPad 8.0 (Z380KNL) / (Z380M)」です。SIMフリーモデルは「ファブレット」であり、通話も可能になっています。
1.スペック
この製品はSIMフリーモデル(Z380KNL)とWi-Fiモデル(Z380M)があり、ともに最新のOS「Android 6.0(Marshmallow)」を搭載していますが、かなり相違点があります。OSからしてSIMフリーモデルは「6.0.1」、Wi-Fiモデルは「6.0」と異なりますし、CPUはSIMフリーモデルがSnapdragon 410、Wi-FiモデルがMediaTek MT8163です。それぞれのAntutuベンチマークスコアをWebで調べてみたところ、Snapdragon 410は23,000~28,000くらい、MT8163は30,000前後、とのことでした。ウインタブでもAndroid機の性能を調べるのにAntutuを使うようにしていますが、Antutuってバージョンによってスコアがかなり変わるみたいですし、CPUが同じだからといってスマホとタブレットのスコアを同一視していいのかというのも少し引っかかるんで、正直Webの情報だと鵜呑みにはできないかなあ、と思っています。一応ご参考までに…。
RAM2GB、ストレージ16GBというのはSIMフリーモデル、Wi-Fiモデルとも同じですね。ディスプレイはIPS液晶で解像度1,280 × 800と、Windowsタブレットと変わらないレベル。あと、カメラについては概してAndroid機のほうが高性能であることが多いと思っているのですが、この製品もSIMフリーモデルがアウトカメラ800万画素、Wi-Fiモデルが500万画素と、ミドルクラスのスマホには及ばないものの、まずまずの性能です。
バッテリー稼働時間、公称値は結構長いですね。SIMフリーモデルが10.5時間、Wi-Fiモデルが8時間です。しかし、本当にこの製品、SIMフリーモデルとWi-Fiモデルだと、筐体が同じ、というくらいで中身は全然異なりますね。
2.筐体
トップ画像に使っているのですが、この製品は筐体色が3色あり、「ブラック」「ホワイト」「ローズゴールド」です。特に背面のデザインがやや凝っていて、素材は不明なのですが型押し加工がしてあり、プラスティッキーではないですね。
ベゼルは細いです。ASUSいわく「画面占有率約76.5%」とのこと。でも、この数字をアピールされても、他のWindowsやAndroidタブレットの占有率とやらがわからないのでピンときません。画像を見たほうがわかりやすいですね。
また、この製品が強く打ち出しているものとして、独自の映像テクノロジー「ASUS VisualMaster」というのと「DTS Headphone:XおよびDTS-HD Premium Sound」というのがあり、美しい画質と臨場感のある音質、というのがあります。ただし、この機能そのものは従来機から搭載されていますね(決してそれが悪いということではないです)。
ASUS独自の「ZenUI」が採用されています。Windowsと異なり、Androidの場合はメーカーで独自のUIを用意してくれることがありますが、うーん、どうなんでしょう?使いやすいんでしょうけど、Google標準のUIで統一したほうがユーザーにはありがたいような気もするんですけどね。普段Windowsマシンを使っているものとしては、UIがころころ変わるのは混乱のもとのように思われます。
3.価格と発売時期
ASUS ZenPad 8.0 はSIMフリーモデル(Z380KNL)が7月下旬の発売予定で、想定価格は税別29,800円(税込み32,184円)、Wi-Fiモデル (Z380M) が7月8日の発売予定で、想定価格は税別19,800円(税込み21,384円)となっています。
上に書いたとおり、この製品はSIMフリーモデルとWi-Fiモデルでスペックが大きく異なります。なので価格差約1万円というのはSIMスロットの有無だけではなく、いろんなところに影響すると思いますので注意しましょう。個人的には通話も可能、ということで1万円余計に出してもSIMフリーモデルかな、と思います。
4.関連リンク
ASUS ZenPad:ASUS公式サイト
ZenPad:ASUS Shop
コメント
今後はAndroidも取り扱うと言うことなので、ベンチマークも「Geekbench 3」やアプリ版「3DMark」を導入されてみては。
Windows、Android、iosを同列で比較出来るのでかなり楽しくなるかと。
こんにちは、コメントありがとうございます。とりあえずGeekbenchは使うことにしました。3DMarkはAtomのWindowsタブだとちょっと厳しいので…
ASUSのAndroidタブレットはこの他に、上位機種のZ500M(10インチ・3S 10?)とZ581KL(8インチ・3S 8.0?)がもうすぐ発表されるらしいです。
タブレットの新モデルが減る中、毎年コンスタントに出してくれてありがたい……。
ASUSはどうやら今年リリースするメインモデルに世代番号「3」を与える販売戦略のようで、ZenPadやZenFoneやTransformerの新製品名はわかりやすくなりますね!
このページで紹介されている旧機種のマイナーチェンジ版はその限りではないようですが……。
ステイルさん、こんにちは、コメントありがとうございます。とりあえずZ300はすぐに記事を書こうと思います。ハイスペックなAndroidタブっていうのもかなり魅力的ということが分かりましたし、Z500系が楽しみです。
Zenpad8.0Sを使っています。
ぜひ比較対照として取り上げてください。
当時あったsimフリーモデルと悩んで買った記憶があります。
わかった
偽物キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
IPアドレス見ると台湾からみたいだし、特に悪質なコメントでもないと思うんですけど、ASUSだけに台湾?実機レビューさせてくださいよ、偽物さん!