Headwolfがサブブランド「Alphawolf」を立ち上げ、性能の良い8インチタブレット「APad1」を発売する、という記事を掲載しましたが、実はもう1機種Alphawolfブランドのタブレットがありまして、すでにAmazonでの販売がスタートしています。「LPad1」という10.1インチタブレットで、新ブランド立ち上げ直後ということもあり「Headwolf WPad5」とほぼ同じ外観・システム構成の兄弟機のようです。ただ、10,999円という価格の割に非常にスペックがよく、その意味では相当に魅力的な製品です(なお、10,999円というのは8月28日までのクーポン割引価格です)。
販売サイトはこちらです。
Alphawolf LPad1 Android 14 タブレット:Amazon
1.製品概要
スペック表
Alphawolf LPad1 | |
OS | Android 14 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 4GB(拡張機能により最大8GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | Wi-Fi(2.4G/5G)、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト8MP |
バッテリー | 5,500 mAh |
サイズ | 246.1 × 162.8 × 10.2 mm |
重量 | 500 g |
コメント
Alphawolf LPad1はLTE対応しないWi-Fi専用機です。そのせいもあって安い、と言えるのかもしれませんが、それにしても、とても10,999円で買えるようなスペックではありません。
OSはAndroid 14でSoCは1万円台半ば~後半くらいの中国タブレットによく搭載されているUNISOC T606です。このSoCはAntutuスコアが25万点程度となる性能で、動画視聴やニュースアプリ、パズルアプリなどに使うぶんにはストレスを感じません。RAMは4GBで拡張機能により最大8GBとして使え、ストレージは128GBです。
1万円台前半のタブレット製品の場合、ディスプレイ解像度は1,280 × 800であることが多いですが、LPad1は1,920 × 1,200と上位モデルと同等です。またWidevineはL1(Netflix含む)なので、動画サブスクリプションサービスでもHD以上の画質で視聴ができます。これらの点は低予算でタブレットの購入を考えている方には非常に重要な情報だと思います。
カメラはイン5MP、アウト8MPと低画素数ですが、ウインタブの経験上、タブレットのカメラ(特にアウトカメラ)はメモ用途くらいしか使い道がないのでこれで十分でしょう。インカメラはWebミーティング用としては十分な画素数です(実際の画質についてはなんとも言えません)。
バッテリーは10インチタブレットとしては小さめの容量ですが、ゲームとかをしないのであれば、特に支障はないだろうと思います。
各部名称です。低価格な製品なので背面素材はおそらく樹脂でしょう。イヤホンジャックもついていますし、スピーカーも2つあります。
2.価格など
Alphawolf LPad1はAmazonで販売中で、8月25日現在の価格は10,999円です(製品ページにある6,000円OFFクーポンを使用した価格。クーポン期限は8月28日)。兄弟機Headwolf WPad5の価格が12,999円ですし(これでも割安だと思います)、LTE対応しないにしても「UNISOC T606搭載」「1,920 × 1,200解像度のディスプレイでWidevineもL1」という仕様で10,999円というのは非常に安いと思います。Alphawolf自体は新ブランドですが、もともとはHeadwolfなので、品質が悪い、ということもないでしょう。
低予算で購入できる、使える品質の10インチタブレットだと思います。
3.関連リンク
Alphawolf LPad1 Android 14 タブレット:Amazon
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。