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acer Switch 3 SW312-31-A14Q - 12.2インチ、Surfaceタイプながら手軽なスペックの2 in 1が新発売!

acer Switch 3
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。acerのSurfaceタイプと言えば「Switch Alpha 12」という、液冷システムを搭載した製品がありますが、今度はCeleron搭載のSurfaceタイプ「Switch 3」が追加されました!筐体のサイズやデザインは紛れもなくSurfaceタイプなのですが、スペックのほうが抑えられており、その分価格も安くなっています。

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1.スペック

OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Celeron N3350
RAM: 4GB
ストレージ: 128 GB eMMC
ディスプレイ: 12.2インチ(1,920 x 1,200)
ネットワーク: 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
カメラ: イン180万画素 / アウト500万画素
入出力: USB 3.1 Type-C、USB 3.0、オーディオジャック、DC-IN、microSD
バッテリー稼働時間: 約8時間
サイズ: 
(タブレット)295 × 201 × 9.95 mm / 900 g
(キーボード込み): 295 × 201 × 16.3 mm / 1,250 g
※キーボード、アクティブスタイラスペン付属

CPUはApollo Lake世代のCeleron N3350で、日本だとエントリークラスの2 in 1やノートPCによく使われているものです。性能の方は「Atomと大差ない」くらいで、処理速度に大きな期待をするのは難しいです。RAMは4GB、ストレージは128GBありますが、SSDではなくeMMC(SSDもeMMCもシリコンディスクですが、eMMCは一般的にはHDDよりも高速なものの、SSDよりはずっと低速です)となっています。

また、ディスプレイは12.2インチとSurfaceタイプらしいサイズ感になっていますが、解像度はWUXGA(1,920 × 1,200)で、アスペクト比はSurfaceタイプでは一般的な3:2ではなく、16:10(ほとんどのWindowsタブレットと同じ)で、どちらかと言うとモバイルノート(アスペクト比は16:9のことが多いです)に近い感じです。

ここまで見ると、中国の通販サイトで買える2 in 1やモバイルノートによく似た印象を受けます。私の知る限り、12インチクラスの日本向けの現行Surfaceタイプでこのようなスペックの製品はありません。その意味では非常に新鮮な感じがします。

スペック的にはCeleron機ですが、この製品は外観がSurfaceタイプというだけでなく、1,024段階の筆圧に対応するスタイラスペンが付属します。筆圧の方式は不明ですが、過去にレビューした中華2 in 1(あえて言いませんがVOYOとか)のように「使い物にならない」ということはないはずです。イラストに使えるかどうかは現段階ではよくわかりません。

それと、この製品はスタイラスだけでなく、キーボードもしっかり付属します。また、Office互換の「KINGSOFT Office 2013 Standard」も付属しますので、本体価格のみですぐに使用を開始することができます。

2.筐体

acer Switch 3
acer Switch 3
acer Switch 3
ご覧のように、典型的なSurfaceタイプ(キックスタンドのついたタブレット本体にカバー兼用のキーボードが付属)です。また、このデザインはある意味acerらしいと言え、上位モデルとなる「Switch Alpha 12」にも非常によく似ています。

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acer Switch Alpha 12 筐体
これがSwitch Alpha 12です。キックスタンドの形状なんかはそっくりですよね。また、サイズもSwitch Alpha 12とほぼ同じで、重量が900 g(キーボード込み1,250 g)というのも全く同じです。

なお、筐体色(つまり背面の色)は「アイアングレー」のみとなっています。

acer Switch 3
キックスタンドはもちろん角度調整が可能で、最大165度まで開口可能です。スタイラスペンの描き味次第ではありますが、手書き入力がかなりやりやすいのではないか、と思います。

acer Switch 3
側面です。キーボード接続時の画像なので、やや厚みがありますね。USBポートがフルサイズ(Type-A)が1つとType-Cが1つ、合計2つしかなく、HDMIもないので、ビジネス利用だとハブが必要になりそうです。

acer Switch 3
キーボードです。この画像は英語配列ですが、日本向けには日本語配列のものが用意されます。おそらくバックライトはついていないと思われますが、Surfaceタイプのキーボードは見た目によらず使いやすいことが多く、acerではSwitch Alpha 12でSurfaceタイプの製品を販売しているという実績もありますので、この製品のキーボード品質も期待していいと思います。

3.価格など

acer Switch 3は9月21日の発売予定で、ビックカメラではすでに予約注文を受け付けており、税込み84,024円(ポイント10%つき)となっています。

acerの上位モデル「Seitch Alpha 12」は最近になってCore i3搭載の低価格モデルを追加していて、そのモデルの実売価格が8万円台半ば~9万円台前半でした。「でした」というのは、9月19日現在で早くも市場から姿を消してしまっているからです。

ウインタブ読者の場合、日頃から安価な中華製品の情報を入手していますし、acer製品でもSwitch Alpha 12が10万円を切る価格で販売されていたことを知っている人も多いと思うので、どうしてもこの製品は少し割高に感じられてしまいますよね。

ただ、並行輸入の中華製品とacerが日本で日本向けにローカライズした製品だと、信頼性は雲泥の差がありますし、筐体構造がSurfaceによく似ていてスペックを落とした製品というのは他に選択肢がありませんので、「スペックはあまり気にしない。大型の2 in 1を探している」とか「手書き入力を快適にしたい」とかのニーズがある人にはいいと思います。正直、もうちょっと実売価格が落ちてほしいなあ、という気はしますけどね。

4.関連リンク

Switch 3:acer公式サイト 製品紹介
Switch 3 SW312-31-A14Q:ビックカメラ
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