エイサーが14インチノート「Aspire Vero AV14-51-A58Y」を発売しました。エイサーの「Vero(ヴェロ)」というのは「サステナブル」な製品シリーズで、このAspire Vero AV14-51-A58Yも筐体や梱包材に再生素材を積極的に採用しています。
1.スペック
スペック表
Aspire Vero AV14-51-A58Y |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-1235U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB(オンボード) |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe Gen 4、NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS (1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C(Thunderbolt 4)、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(200万画素) |
バッテリー | 56Wh(約10.5時間) |
サイズ | 328.67 × 223.57 × 17.9 mm |
重量 | 1.36 kg |
バリエーションモデル
12月23日現在、上記スペック表の単一バリエーションです。
コメント
CPUは第12世代(Alder Lake)の省電力タイプ(U型番)、Core i5-1235Uです。RAMは8GBでオンボードという記載がありますので、購入後に増設や換装はできません。Core i5搭載機でRAM8GBというのはちょっと容量が少なめに感じられますが、デュアルチャネル対応という説明もあり、Core i5-1235Uが内蔵するGPU、Iris Xeの性能はしっかり引き出せると思います(Iris XeはRAMがシングルチャネルの場合、本来の性能を発揮できません)。ストレージは512GBと余裕のある容量です。
ディスプレイは14インチのIPS液晶、FHD解像度とオーソドックスな仕様でタッチ対応はしません。
2.筐体
正面から見たところです。Aspire Vero AV14-51-A58Yの328.67 × 223.57 × 17.9 mmというサイズは他社の上位モデルの14インチノートと比較して小さいほうとは言えず、やや大きめです。そのせいもあり、ベゼル幅は割と太めに見えます。一方でキーボード面の角張った造形は好き嫌いがわかれるかもしれませんが、個人的には好きですね。
天板です。メーカーによれば筐体色は「海をイメージしたマリアナブルーカラー」とのこと。ブルーの基調色に白っぽいドットが散りばめられていますが、筐体素材として「トップ・ボトム・スクリーンベゼル・操作面の30%にPCR(ポストコンシューマーリサイクル)プラスチックを使用」とのことなので、それもこのような模様になっている理由なのかもしれません(詳しいことはわかりません)。
キーボードです。まず注意したいのが「英語配列のみ」という点です。日本語配列の設定はありません。「Acer FineTipバックライト付きキーボード(80キー/英語)、マルチジェスチャー・タッチパッド」と開示されています。キーボードにも再生素材が活用されており、キーボードキャップの50%がPCRプラスチックです。
それと、この画像をよく見ていただくと「R」と「E」の文字が反転し、文字色もイエローになっているのがわかると思います。メーカーの説明では、この2文字は「Reduce、Reuse、Recycleを象徴するようにイエローのアクセントを施した」とのことで、ちょっとしたデザインアクセントになっていますね(実用面での影響はないでしょう)。
側面と入出力ポートの配置です。14インチノートとしては標準的な構成だと思いますが、SD(microSD)カードリーダーはありません。また、USB Type-CポートはThunderbolt 4で、USB PDと映像出力に対応します。
箱や梱包材にも「100%リサイクル可能な再生素材」が使われています。
3.価格など
acer Aspire Vero AV14-51-A58Yは公式オンラインストアで販売中で、12月24日現在の価格は税込み109,800円です。Core i5搭載ノートPC(モバイルノートPC)なのでRAMは16GBが欲しかった(あるいは選択肢を用意してもらいたかった)ですが、「サステナブル」に対するこだわりのある製品で、こういう製品を好ましいと思う人も多いんじゃないでしょうか。
4.関連リンク
Aspire Vero AV14-51-A58Y:エイサー公式オンラインストア