acer Swift X 14 － クリエイター向けの軽量AIノートPCにエントリーモデルが追加されたとのことですが、全然エントリースペックじゃありませんでした

エイサーのノートPC「Swift X 14」にエントリーモデルが追加されました。Swift X 14についてはこの6月に紹介記事を掲載していて、14.5型/1.5 kgとモバイル利用もできるサイズ感ながら、CPUにCore Ultra 7 155H、GPUにGeForce RTX4070を搭載し、さらに高精細な有機ELディスプレイを備えた非常にハイスペックな製品ですが、この製品のエントリーモデルってどんな感じなんでしょうか？結論から言うと「全然エントリースペックじゃない」です。

Swift X 14の従来モデルはこちらの記事をご参照ください。
acer Swift X 14（SFX14-72GP-N73Z47）－ 高精細な有機ELディスプレイとGeForce RTX4070を搭載する14インチクリエイターノートPC

1.製品概要

スペック表

バリエーションモデル

・SFX14-72GP-N73Z46：RTX4060（今回追加）
・SFX14-72GP-N73Z47：RTX4070（従来モデル）

コメント

OSはWindows 11 ProでCPUはCore Ultra 7 155H、RAM32GB、SSD1TBと非常に高いスペックの製品ですが、さらに外部GPUに従来モデルはGeForce RTX4070を、今回追加されたモデルはGeForce RTX4060を搭載しています。従来モデルと追加モデルの相違点はGPUの型番のみです。なるほど、「RTX4060を搭載するエントリーモデル」ですね…。

ディスプレイの仕様も素晴らしいです。14.5型の有機ELで解像度は2,880 × 1,800（アスペクト比16:10）、DCI-P3 100%、Calman認証Delta E<2、VESA CERTIFIED DisplayHDR True Black 500の発色品質を備えていますので、クリエイターの利用にも向きます。リフレッシュレートも120Hzありますので、PCゲームも快適にこなせそうですね。

筐体素材はアルミニウムで、これだけの高いスペックを備えながら重量は1.5 kgに抑えられ、MIL規格（MIL-STD-810H）準拠の堅牢性も確保しています。なので、（ちょっと重いけど）モバイルノートとしても使えますね。

キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「Acer FineTipバックライト付きキーボード（84キー/日本語/Copilotキー搭載）、OceanGlass タッチパッド」と開示されています。Copilot+キーもありますね。…いらんけど。

入出力ポートの構成です。USBポートは合計で4つ、うち2つがThunderbolt 4と高規格です。microSDカードリーダーも装備していますが、有線LANポートはありません。このスペックなら有線LANポートがあっても良かったような…。

2.価格など

acer Swift X 14はエイサー公式オンラインストアで販売中で、12月2日現在の価格は下記のとおりです。

・SFX14-72GP-N73Z46（今回追加）：259,800円
・SFX14-72GP-N73Z47（従来モデル）：267,580円

実は従来モデルが発売された際の価格は314,800円だったのですが、現在は47,000円あまり値下がりし、267,580円となりました。追加モデルの価格259,800円というのは、従来モデルの値下げ価格に合わせてのものかと思われますが、（安いとは言えませんが）ずいぶんとリーズナブルになりましたね。

クリエイター、PCゲーマー、そしてハイスペックマシンを探しているビジネスマンにはとても魅力的なコンパクトノートだと思います。

3.関連リンク

Swift X 14​（RTX4060）：エイサー公式オンラインストア
Swift X 14​（RTX4070）：エイサー公式オンラインストア

執筆者：ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。