こんにちは、natsukiです。一見子供向けながら、大人も十分に楽しめるインスタントカメラをレビューします。文句なしに、最高に遊べるガジェットですよ。この製品は、いわゆる一般的なカラー印刷の「チェキ」とは違い、サーマルプリンターで感熱紙にモノクロ印刷するものです。その分ランニングコストが安いので、ともかく手軽に、じゃんじゃん撮って印刷しまくれます。なお、レビュー品はAliexpressの「LANDZO Official Store」で購入したものですが、Amazonなどにも、同様の製品が出品されています。
1.レビュー動画
動画でもレビューしています。ご覧ください。
2.製品概要
この製品は、いわゆるインスタントカメラで、撮った写真をその場で現像できることが特徴です。ただし、感熱紙にモノクロ印刷するだけなので、当然、カラー印刷のチェキに比べて「写真」としての完成度は低いものとなります。が、これはこれで、なかなかの趣が出るものです。そして印刷紙は、要するに単なるレシート用紙なので、フィルム代とか考えずに印刷しまくれる。これは、楽しい!
また、専用アプリを使ってスマホの写真を印刷することもできます。つまり、単なるサーマルプリンターとしても使えるというわけです。
3.筐体と機能
箱です。LANDZOというのは、もちろん日本では聞かないブランドですが、箱はかなりしっかりした作りで、パッケージにもしっかりお金をかけている感じです。
同梱品一覧です。印刷用のロール紙は、57mm幅、太さ30mmサイズで、3巻付属します。こういうシンプルな消耗品は、Amazonなど国内販売でも安価ですが、Aliexpressで探すとべらぼうに安いので、もしAliexpressで買うならついでに探して一緒に買っておくとよいでしょう。首にかけられるストラップもついてます。あとは、デコレーション用シールと、充電ケーブル、塗り絵用サインペンです。
説明書は多言語で丁寧ですが、日本語はありません。それなりにいろんな機能や設定が可能なため、ざっと一読はしておいた方がいいかも。もっとも、システムは日本語表示が可能だし、間違って印刷してもたいした損にはならないので、いろいろいじくりながら探ってみてもいいと思います。ボタンの数が多いので、ボタンの意味くらいは見ておきましょう。
また、16GBのmicroSDカードが付属します。このカメラのスペックからすると、十分すぎるくらい。なお、本体とは別梱包で段ボール箱に入れてありました。
ロール紙の補給は、簡単。特にストッパーなどもないので、ガバッと開けて、先端が少し出るように放り込むだけ。
カメラ部分は180度回転するので、自撮りもできます。
ボタン配置は、こんな感じ。電源ボタンっぽいのが下の方に2つありますが、左側下のボタンが真の電源ボタン。右側のON/OFFスイッチは、プリンターで、これがONになっていると、シャッターを切ると同時に印刷します。あとは、右上の大きな「OK」がシャッター兼メニューでの決定ボタン、左列下から2番目の「リターン」でメニュー呼び出し。これだけ分かれば、あとは直感的に操作できるでしょう。なあに、どうせランニングコストが安いので、操作ミスして印刷してもたいしたことはありませんよ。
電源を付けると、カメラモードで起動します。そこから、「リターン」でメニュー画面に。設定は、一通り見ておいてもいいでしょう。言語設定を日本語にして、ピロピロうるさい操作音をOFFにするくらいは(ただし起動音とシャットダウン音はOFFにできない)いじっておくといいかな。カメラ解像度は、最大12MPクラスでの撮影が可能ですが、デフォルトではFHDクラスと、あえてデジカメの解像度としては低く設定されています。これは、サーマルプリンターでの印刷なら、この解像度で十分なためと思われます。ちゃんとした画像データとしても残しておきたい場合は、解像度を上げておいてもいいでしょう。
その他の設定項目も、日本語化すれば見て分かると思います。セルフタイマーや、バーストモード(連続撮影)での撮影設定も可能です。バーストモードは、このカメラでそんなん要らんだろうと思いきや、うまく撮ると映画フィルムっぽく印刷できるので、意外に楽しめます。この他、写真に枠を付けたりなど、お遊び機能もついています。
なお、FHD解像度(デフォルト設定ではHD解像度)で動画撮影もできますが、さすがにこのカメラで動画を撮る意味はあまりなかろうかと。撮れるよ、というくらいで。
4.スマホの写真を印刷できる
専用アプリ「FR_PRINT」を導入することで、スマホの写真を印刷できます。以前、ウインタブでもBluetooth接続による感熱紙プリンタを紹介していますが、その機能も兼ね備えているということです。これがあると、スマホの高機能なカメラで撮ったものや、WEBページのスクショなどのメモをすぐ印刷できるので、使い方の幅がさらに広がります。ていうか、率直に言って、事務用品としても優秀。
FR_PRINT:Google Play
FR_PRINT:App Store
カメラを、設定からWi-Fiモードにすると、Wi-Fi名とパスコードが表示されます。後は、スマホのWi-Fi機能からこのWI-Fi名を選択して、パスコードを入力すれば、接続OK。アプリを開くと、各種操作が可能になります。
5.印刷品質
印刷品質は、しょせんは感熱紙ながら、解像度感はなかなか悪くないです。サイズ的には、スマホのギャラリー表示が、ほぼ原寸大。当然ながら、ある程度ムラは出るのと、コントラストの弱い画像は苦手です。かなり色々と撮りまくっていますが、コントラストの具合によって、印刷品質にそうとう大きな幅が出る印象です。なお、印刷時は、はじめの2枚くらいは、サーマルプリンターが暖まりきっていないらしく、明らかに画質ムラが大きくて、3枚目くらいからノってきますね。以下、作例を。
どうでしょうか、なかなかいいでしょう?
インスタグラムにも、作例を載せているので、よろしければご覧ください。
6.販路と価格
私が購入したのは、Aliexpressの「LANDZO Official Store」という出品者です。Aliexpressにありがちですが、同じ製品を複数出品していて、それぞれ、適用される割引の種類が違ったりして、タイミングや会員ランクなどによりかなり大きく価格が変動します。いくつか見てみて、そのとき安いのでいいと思います。私は、3,000円台で購入しました。まったく外見が同じで、Wi-Fi無しの製品も扱っているので、スペックをよく見てください。
Amazonでも、同じような製品が大量にあります。外見はまちまちなんですが、おしなべてスペックが同じなので、内部部品は共通のものを使っているのかもしれません。ただし、スマホとつなげる機能を持つものは、Amazonでは非常に少ないようです。下に、一例をリンクしておきます。
8.関連リンク
LANDZO Official Store:Aliexpress
私が購入したAliexpressのストアです。
同等品をいくつも出品しているので、そのときのタイミングで安いものを選ぶとよいと思います。外見がまったく同じの、Wi-Fiなしバージョンも扱っているので、スペックをよく確認してください。
yeahpyp キッズカメラ – レジロール紙プリント WiFi機能:Amazonの類似商品