
LenovoがノートPC「Yoga Slim 7a Gen 11(14, AMD)」を発売しました。14インチサイズで筐体重量は1.15 kgと軽く、CPUに最新のRyzen AI 400シリーズを搭載するCopilot+ PCです。製品価格も20万円を切っており、最新CPU搭載機としては比較的購入しやすいモバイルノートです。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | AMD Ryzen AI 5 430/Ryzen AI 7 445 |
| RAM | 16GB/32GB (LPDDR5X-8000MT/s、オンボード) |
| ストレージ | 512GB/1TB/2TB SSD (M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4) |
| ディスプレイ | 14インチOLED (2,880×1,800) 14インチOLED (1,920×1,200) |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth |
| ポート類 | USB4 Type-C (映像/PD対応)×2 USB 3.2 Gen 2 Type-C |
| カメラ | Webカメラ (500万画素) 顔認証対応 |
| バッテリー | 70 Wh |
| サイズ | 312×221×13.9 mm |
| 重量 | 1.15 kg |
2. OS/CPU/RAM/SSD
Yoga Slim 7a Gen 11(14, AMD)は注文時にシステム構成のカスタマイズが可能です。OSはWindows 11 HomeとProを、CPUはRyzen AI 5 430とRyzen AI 7 445を選択可能です。

これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。2025年にリリースされたRyzen AI 300シリーズでは「Ryzen AI 5なら『340』、Ryzen AI 7なら『350』」という型番が最も目についた、と言いますか各社のノートPCに搭載されることが多かったと思います。
Yoga Slim 7a Gen 11(14, AMD)が搭載するRyzen AI 5 430はRyzen AI 5 340の直接の後継型番ではありません。コア数/スレッド数が340よりも少なく、マルチスレッド性能 (上の図のCPU Markの数値です)は340に及びません。また、Ryzen AI 7 445もRyzen AI 7 350よりもコア数/スレッド数が少なく、さらに内蔵GPUの型番もRadeon 860MからRadeon 840Mにダウングレードされています。一方で、AI処理チップNPUの性能は上に掲載した全型番とも50TOPSと同じです。
Ryzen AI 5 430、Ryzen AI 7 445ともサンプル数が非常に少ないため、今後公表数値が大きく変わる可能性がありますが、それでもRyzen AI 5 340やRyzen AI 7 350を上回るスコアになるとは考えにくいです。購入検討の際、この点にはご注意ください。
Ryzen AI 400シリーズの型番一覧についてはこちらの記事をご覧ください。
RAMは16GBと32GBを選べ (オンボードメモリなので購入後の増設・換装はできません)、SSDは512GBと1TBを選べます。なお、メーカーの仕様表には2TB SSDの記載もありましたが、2月22日現在だとカスタマイズ項目に2TBはありませんでした。
3. ディスプレイ

ディスプレイは2種類あり、いずれも有機ELパネルで「2.8K (2,880×1,800)解像度, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 500 nit, リフレッシュレート120Hz」と、「WUXGA (1,920×1,200)解像度, HDR500 True Black, 100%DCI-P3, 400 nit, リフレッシュレート60Hz」です。公表数値を見る限り、クリエイターの利用にも向きそうな品質ですね。なお、いずれもタッチ対応はしません。
4. 筐体

筐体素材はアルミで筐体色は「タイダルティール」のみが設定されています。厚さはわずか13.9 mmで重量も1.15 kgと、毎日バッグに入れて持ち運ぶのも苦にならないでしょう。

キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列でバックライトもつきます。また、キーボード面の左右にスピーカーグリルが見えますが、この製品はDolby Atmos認定の4スピーカーを搭載していますので、音楽鑑賞や動画視聴などでも高い音質を楽しめると思います。

側面とポートの配置です。薄型筐体の代償といいますか、「USB Type-Cポートが3つだけ」です。USB4規格のものが2つあり、すべて映像出力とUSB PDに対応しますが、USB Type-AポートやHDMI、さらにはイヤホンジャックすらありません。
5. 価格など
Lenovo Yoga Slim 7a Gen 11(14, AMD)はLenovo公式サイトで販売中で、2月22日現在の価格は189,860円からです。Ryzen AI 400シリーズを搭載するCopilot+ PC対応のモバイルノートとしては低価格な部類だと思います。というか、Core Ultraシリーズ3とかRyzen AI 400シリーズ搭載のノートPCはまだ数が少ないですよね。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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