ガジェットの紹介やレビューをする前に言っておくッ!おれは今、近未来をほんのちょっぴりだが体験した。い…いや…体験したというよりは、まったく理解を超えていたのだが……。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「部屋のどこにいてもワイヤレス充電ができるようになる」
な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれもどういうことなのかは分からない…頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
冒頭から興奮気味で失礼しました、オジルです。本日の午前中、にわかには信じられない情報を入手しました。なんとなんと、Xiaomiが「空間充電技術」なるものを発表したのです。「どうせデマだろ…」と思いましたが、WeiboのXiaomi公式アカウントで言及していますし、WechatのXiaomi公式アカウントでもCEOである雷軍氏の名前で「正式リリース」と添えて説明しているため、情報としては確かなものであると判断していいと思います。
さて、肝心の空間充電技術です。書かれている内容について下記に要約します。
・17の技術特許(取得済?申請中?)
・ミリ秒単位でデバイスの位置を検出
・ビームフォーミングでミリ波を電気エネルギーに変換し送信
・既に半径数メートルで5Wの充電を実現している
・複数デバイスを各5Wで同時充電可能(これは実現している?)
・障害物があっても充電効率は低下しない
中国語を翻訳し解釈、かつ技術的な詳細は知見が浅いため何とも言えませんが、既に数メートルで充電できているという内容が真実だとしたら、そう遠くないうちに実製品として発売されてもおかしくない話でしょう。数メートルという表現が果たしてどの程度なのかは気になるところで、もしかしたら2メートルかもしれないですし、部屋またぎでもいけるのかもしれません。ただ、いずれにしても現状のワイヤレス充電は数センチ止まりですから、とんでもない進歩ですよね。スマホやウェアラブル製品に留まらず、将来的には部屋にある全ての小型スマートホーム製品をワイヤレス給電することで配線の煩わしさから解放し、真のスマートホームを実現させることまで視野に入れている模様。
「これは空想科学小説ではなく、テクノロジーです」最後にそう締めくくられている今回の情報、一昔前なら絵空事と思っていたことが本当に実現してしまう、まさに革新的なイノベーションです。これまでも数十年間で技術の進歩には驚かされ続けてきましたが、この時代に生きていることを本当に嬉しく思います。さあ、10年後にはどんな未来が待っているのでしょうか。まずは目下の空間充電、今後の動向から目が離せません。
関連リンク
小米首发隔空充电!科幻电影般的新技术:Wechat Xiaomi公式アカウント
コメント
まず無線には周波数が必要。海外のようにRF波に一緒にのせる方法もあるけど携帯キャリアの協力がいる。中国で出来ても日本で出来るかは未定じゃない?
コメントありがとうございます。勉強になりました!電波絡みはたしかに技適然り、色々な障壁がありますよね…。ただ、こういったことが現実味を帯びるのはついワクワクしてしまいます。
昔から定評されてる指向性のマイクロ波とかレーザービーム充電のことじゃないの?
端末の位置を検索、指向性のビームにて供給
ビーム端末さえあればできますよ
だいぶ前にワシントン大学でも携帯用が実機が作られて発表されてましたよ
バッテリーなし携帯
https://www.wired.com/story/this-cell-phone-can-make-calls-even-without-a-battery/
無線レーザー充電
https://www.wired.com/story/wireless-charging-with-lasers/
元々は宇宙なら24時間いつでも太陽光発電出来るから、それをどうやったら地球に送れるかを考えたシステムです
ガンダムXのサテライトキャノンやらガンダム種死のインパルスガンダムのデュートリオンビーム給電の元ネタで当時でもだいぶ有名になってた話ですが…
マイクロ波じゃなくてミリ波なのか
この手の無線充電って充電効率数%担保するだけでも大変だから
あまりの効率の悪さに産業用とか宇宙用での研究されてる分野の印象
5Wの給電能力ってすごい出力だから消費電力が凄そう
5W給電可能なレベルのミリ波だと、ペースメーカー埋め込んでる人は胸ポケットにスマホ入れてたりすると危険なレベルじゃないかな。
みなさんお詳しいですね。少し調べたのですがチンプンカンプンで…少しずつ学んでいきます!