こんにちは、natsukiです。OPPO系列で、比較的廉価な製品のブランドとして生まれたrealmeですが、最近は、エントリークラスからフラグシップまで、十分に独自のラインアップを揃えるようになっています。とはいえ、本来のブランドイメージである「コスパのよさ」は健在で、先日、私も購入したrealme 7 5Gは、いい意味で価格帯にそぐわない基礎機能の高さと、筐体・システム両面の造りのよさで大満足の出来でした。そんなrealmeから、いよいよSnapdragon 888搭載のフラグシップ機が登場です。Snapdragon 888搭載というと、各社の最高峰の技術を惜しみなくつぎ込んだ個性的な機種が目立ちますが、そこはrealme、ハイレベルなスペックを整えながらもさほど奇はてらわず、コスパを重視したスマートな構成になっています。もっとも、筐体に革素材を採用したバージョンがあったり、持つ喜びは十分。そうそう、こういう素直な機種が欲しいんだよ、という人も多いんじゃないでしょうか。
1.スペックと見どころ
realme GT 5G |
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OS |
realme UI 2.0(Android 11ベース) |
CPU |
Snapdragon 888 |
RAM |
8GB / 12GB |
ストレージ |
128GB / 256GB |
ディスプレイ |
6.43インチ(1,080 × 2,400)、AMOLED リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:360Hz |
LTEバンド |
5G SA NR:N1/N3/N28A/N41(2496-2690MHz)/N78/N79 NSA NR:N41/N77/N78/N79 4G LTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26 TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41(2496-2690MHz) |
SIM形式 |
Nano SIM × 2 |
ネットワーク |
IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax、Wi-Fi6対応 Bluetooth 5.2(対応コーデックSBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC) NFC |
入出力 |
USB Type-C、3.5mmオーディオジャック |
カメラ |
イン:16MP アウト:64MP + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ) 手ぶれ補正対応 |
スピーカー |
ステレオ |
バッテリー |
4,400 mAh(65W急速充電) |
サイズ |
158.5 × 73.3 × 8.4 mm (「曙光」カラーは、厚さ9.1mm) |
重量 |
186g |
もちろん、最大のポイントは、Snapdragon 888搭載というところ。一方で、ライバルの他社Snapdragon 888機と比較すると、全体的にオーソドックスな構成と言えます。例えば、OnePlus 9/9 ProやXIAOMI Mi11/Mi11 Ultraのカメラや、ASUS ROG Phone 5のゲーミング対応のような、「ここが売り」というような際だった個性は見当たりません。もちろん、別に悪いというわけではなく、ディスプレイはAMOLEDでディスプレイ内指紋認証、スピーカーはステレオでDolbyブランド、立体音響にも自信あり。Bluetoothの音声コーデックは、aptX HD対応。ゲーミング性能という面では、ディスプレイのリフレッシュレート120Hz&タッチサンプリングレート360Hz、冷却性能に力を入れ、振動機能も備えます。
ソフト面では、大画面や周辺機器への接続サポート機能あり。Snapdragon 888の「格」にふさわしい性能は、十分に備えています。トリプルレンズカメラは、64MPでソニーのセンサー搭載、手ぶれ補正機能搭載と、十分な性能ながらも、数値やデザインで個性をアピールしやすい部分だけに、このクラスとしては控えめかもしれません。本体重量は186gで、他社フラグシップ機よりもひとまわり軽く、ここにもシンプルさが現れています。
通信面を見ると、Wi-Fi6に対応。製品名にあるように、5G通信に対応しますが、例によってNFCともども、日本で使えるかは別問題。ただし、4G回線の対応バンドは非常に幅広く、バンド19をはじめ日本の主要バンドも抑えているので、対応バンドで困ることはないでしょう。au回線とソフトバンク回線は、対応バンド以外の面でもいろいろ面倒なんで、docomo回線が無難ですね。音声通話については、realmeはユーザー側で日本のVoLTEに対応させるのがかなり困難なので、とりあえずdocomo回線を使って2025年までは3G回線を使うのが現実的かと思います。
2.筐体
カラーバリエーションは、「曙光(Yellow)」「深海飛艇(Blue)」「銀河戦艦(Silver)」の3色。グローバル版では、ひとまず、「曙光」「深海飛艇」の2種類が提供されるようです。とはいえ、せっかくrealme GT 5Gを買うなら、やはり「曙光」を選びたい。色だけでなく、素材から違い、「優れたレザー素材により、キメ細かい表面で、指紋を防ぎ摩耗耐性にも優れます」とのこと。少しだけ厚みは増しますが。
シンプルなデザインが好みなら、「深海飛艇」も美しく深いブルーで、これはこれで十分に魅力的。こちらはガラス素材となります。
側面は特に目立つような点はありません。このクラスとしてはめずらしく、3.5mmオーディオジャックを備えます。音声の遅延に関して言えば、いくらaptX HDに対応しているとはいえ、やはり有線が最も安心なので、ゲーミング用途を考えるとこれを歓迎するユーザーも多いんじゃないでしょうか。
カメラまわりのデザインも、ザ・スタンダード。ただし、「曙光」カラーの場合は、このカメラに合わせて黒のストライプが縦に走り、デザイン上のインパクトは十分です。
3.価格など
このrealme GT 5Gは、中国ではすでに発売済みで、グローバルバージョンについては、Aliexpressで発売がはじまったところです。現在の価格はRAM8GB-ストレージ128GBバージョンが612.86ドル(68,627円)から、RAM12GB-ストレージ256GBバージョンが755.71ドル(84,623円)から。ただし、ちょっと先になりますが、6月の21日から25日にかけて、Aliexpressのrealme Official Storeで、ワールドプレミアセールが予告されており、そこでの販売価格は「3××ドル」となっています。記事執筆現在、ご覧の通り、具体的な価格は百の位しか公表されていないものの、たとえ399ドルだったとしても、日本円で40,000円台。Snapdragon 888搭載機としては、文句なしの格安価格。いやー、攻めてきますね。Aliexpressも、昨年よりPayPalに対応したため、ずいぶんと手軽に使えるようになりました。とりあえず、お気に入りに登録するなりカートに放り込むなりして、続報を待ちましょう!
4.関連リンク
realme GT 5G:メーカーサイト(中国語)
realme GT 5G-グローバルバージョン:Aliexpress(realme Official Store)
コメント
カラーリングからしてPOCOだと思った…。
インパクトでかいですよね。せっかく買うなら、このカラーリングかなと思います。革素材の手触りも期待。