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ALLDOCUBE iPlay 40の実機レビュー(第2回)- 質感良し、性能良し、価格良し、機能性良し。古いハイエンドタブレットからの乗り換えにもおススメしたい優秀なタブレット

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どうも。ひつじです。既に.TAOさんがレビューされていますが、別途機会を頂いたため、ALLDOCUBE iPlay 40の実機レビュー「第2回」をお送りしたいと思います。なお、第1回のレビューについてはこちらをご覧ください。
ALLDOCUBE iPlay 40の実機レビュー - 性能高め、質感も良くて軽量、10インチクラスのAndroidタブレットではベストバイか!

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とは言え、前回でほぼ主だったレビューはされている状況なので、もう少し突っ込んだことを書かせて頂きたいと思います。(と言いつつ、好き勝手にやったことを書き連ねる感じになりそうですが)

今回同機種をご提供いただきましたBanggood様、ありがとうございます。

ALLDOCUBE iPlay 40:Banggood
※クーポンコード「BGJP40NEW」で15ドルOFFとなる214.99ドルになります(先着10台のみ)

1.スペック

ALLDOCUBE iPlay 40
OS  Android 10
SoC  UNISOC T618
RAM  8GB
ストレージ  128GB
ディスプレイ  10.4インチIPS(2,000 × 1,200)
LTEバンド  B1/2/3/5/7/8/20/28AB
SIM  Nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他)
ネットワーク IEEE 802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 5.0
入出力  USB Type-C
カメラ  イン5MP/アウト8MP
バッテリー  6,000mAh
サイズ  248.1 × 157.86 × 8.2 mm
重量  475g(実測値 458g)

前回のレビュー記事でも掲載済みですが、ここはおさらいとして。

CPUはUNISOC T618。最近同社はよく名前を見るようになりましたね。性能上はミドルハイという区分ですが、国内のAndroidタブレットとして定番化していたであろうXperia Z3 tablet compactやXperia Z2 tabletと比較する限り、操作感からしてなかなかの差を感じます。これくらいの世代のハイエンド製品を使用されていらっしゃる方は、乗り換え先として検討しても良いかと思いますね。

RAMは8GBとかなり操作上も余裕を感じます。最近だと4GB前後でもRAM不足かも…と思うようなシーンもあったりしますが、まだまだ8GBならそういったボトルネックとは無縁。ありがたいポイントです。

ディスプレイはFHD好きも満足できる2,000×1,200ドット。一方でイヤホンジャックは無し、Bluetoothにおける音声接続はSBCのみといった状況です。スピーカーはクワッドですが、YoutubeやAWA等は縦持ちでステレオ再生出来ている様子がない(上下にパンが振られる)ので、基本的には横持ちしてステレオ再生を楽しむものと思った方がよいでしょう。実使用上もそれで問題ないと思います。

なお、ありがたいのは.TAOさんもポイントに挙げていましたが、筐体の軽さです。10インチ超のタブレットだと基本的に手にもって操作することにためらいが出てしまいますが、この機種であればそこまで苦ではありません。

2.外観

筐体について詳しくは前回のレビュー記事をご覧ください。ここでは追加で個人的にうれしかったポイントを。

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本体正面。動画を映しているが、ベゼルの細さ等が伝わるかと。

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本体背面。梨地のような仕上げになっており触ると金属のような質感。

iplay40_camera

カメラ周辺。カメラは飛び出しており机に置くとガタつく。ボリューム等はガイドが印刷されている。

iplay40_logo

個人的に嬉しい、ロゴのシール貼り。剥がすととてもシンプルに。

iplay40_rightside

本体右側面。電源ボタンとボリュームボタンがあるが、立て付けも良く、反応も上々。

iplay40_leftside

本体左側面。SIMトレーがある程度。

iplay40_top

本体上面。スピーカー穴とUSB Type-Cが配されている。

iplay40_bottom

底面。スピーカーの穴が確認できる。

まず、背面の一部ロゴがステッカーの仕様になっています。色々な書き込みがあるとシンプルな筐体でもちょっとモヤっとしますが、剥がすだけでとても美しい…。これは個人的に嬉しい点ですね。

また、そもそもの筐体の質も非常に高いレベルです。電源ボタンやボリュームボタンの立て付けも良く、入力にもきっちり反応します。背面のキメが細かい梨地のような仕上げも美しいです。この筐体品質であれば多くの人は満足されるのではないでしょうか。サイドのデザインもRが付けられており、隅々の仕上げにまでこだわっていることが伝わります。

3.使用感

下記を読んで頂いたら分かるかと思いますがおおよそ.TAOさんの印象と大きな相違はない、という結論です。(カメラなど今回触れていないポイントも)

そのため、私にて補足ができそうな部分のみ追加で感想をお送りしたいと思います。

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ディスプレイ

画面とベゼルに段差がないフルラミネーション加工が施されています。有機ELやHDR対応のディスプレイと比較しない範囲においては十二分に優秀なディスプレイと言ってよいと思います。

色のトーンとしてはほんの少し暖色に振っているような気もしますが単体で見ていて気になるということはまずありません。少なくともこの価格帯から予想する液晶品質よりは随分と良質な内容を有していると感じます。WidevineがL3というのはちょっと残念ですが、個人的にはそもそもタブレットで映画を見ないので気にありませんし、満足できる内容でした。

ちなみに、画面の色をオレンジ寄りにしてブルーライトを軽減するEyeComfortモードや、画面を白黒にするReaderモードもあるので電子書籍を読む用途にも良いかと思います。

サウンド

横持ちした場合のステレオ感は優秀です。比較的定位がしっかりしている機種だと言えますね。もちろん位相がおかしいといったこともありません。高価格帯のタブレットには音質補正などを活かしたより聴きやすい調整を施しているものもありますが、そういったことをしていない「素」のスペックとしては非常に良質と言えるでしょう。全体の音作りとしては中音域が前に出やすい素直な特性です。音楽などを聴いている場合、伴奏を分析的に聴くことは難しいですがスマホやタブレットとしてはその点も及第点ではあると思いますね。

一方、イヤホン周りは少し不満が残るかな、といったところです。イヤホンジャックがないため、Bluetooth接続が必要ですが対応コーデックはSBCのみ。USBデバッグを用いて、接続にかかるログ等も追いかけてみましたがそもそもaptXに対応するコーデックなどがない、というエラーが出ているようでした。(正確に読み取れているかは微妙ですが)

そのため、この点についてはソフトウェアアップデート等で対応されない限りSBC以外で接続可能な機器は存在しない、という結論になります。(もちろん開発者オプションで明示的に接続することも不可)

ただ接続時に許容される最大bitpool値自体は53(規格最大値)でした。高いbitpool値で接続できるならば音声の圧縮率は低くなりますが、この場合のSBCコーデックも舐めたものではありません。実際に使ってみたら案外気にならなくなるのではないでしょうか。

4.ゲームテスト

実動作画面を見て頂く方が分かりやすいと思い、USBデバックを経由してスクリーンレコードを有効化しいくつかのゲーム操作を録画しています。(本来の場合、端末そのままでは画面録画に対応していないので注意)

なお録画有無に関わらず動作のスムーズさに大きな差異はありませんでした。比較的重いゲームで検証をしていますので、参考にしてみてください。結論を言えば「結構遊べる」ということになるかと思います。画質がやや低くても画面が小さいからパソコンのゲーム程は気になりませんしね…。

なお、録画の音声が収録できていないのですがYoutubeにアップする関係その方がかえって良いようにも思えましたので、そのままにさせて頂きました。ご了承ください。

オクトパストラベラー 大陸の覇者

ALLDOCUBE iPlay 40でオクトパストラベラーをテストプレイ

他のゲームに比べればやや軽いようにも思えましたので最高画質設定で動作させてみました。一部コマ落ちは見られるもののアクション要素があるゲームでもありませんから、十分許容範囲と言えます。ただプリセットは「低画質」(本来の対応端末ではないため)となりました。

とは言え、HD-2Dによる印象的なグラフィックを大画面でプレイできるというのは非常に魅力的ですね。端末の重量も両手持ちでプレイする場合は苦にならないので非常に親和性の高いゲームだと感じました。

Assoluto Racin‪g

ALLDOCUBE iPlay 40でAssoluto Racin‪gをテストプレイ

ゲーム最初のテストレースの映像です。画質設定はプリセットのまま(画質設定「良質」の720p、60fps)。60fpsきっちり出ている様子はありませんが、敵車が登場しても十分遊べると思います。なお、より高画質に設定しても動作はしますしプレイアブルではあったのですが、端末丸ごとフリーズしてしまったのでお勧めしかねるかな、といったところ。

なお、ハンドル操作は加速度センサーを用いているようで、ジャイロ非搭載でも動作は可能でした。

原神

ALLDOCUBE iPlay 40で原神をテストプレイ

プレイが微妙なのはお許しを。初プレイなんです。画質設定については初期値のまま(低画質)ですが、.TAOさんが指摘していたとおり中画質に設定してもプレイは十分に可能です。このゲームは低画質と中画質で映像品質が異なるのでありがたいポイントでした。

中画質でのカメラ操作でコマ送りになる現象もオブジェクトの読み込みと生成に時間がかかるだけのようで、一度カメラを動かして周囲を見れば動作は比較的スムーズ。コンシューマーゲームに慣れている人ならばそこまでストレスを感じる挙動ではない(よくあるコマ送り)と思います。

プレイに没頭できる程度には不満なく動作するので問題ないでしょう。

ウマ娘 プリティーダービー

ALLDOCUBE iPlay 40でウマ娘をテストプレイ

私はこういった「可愛いCGの女の子が出てきてライブをするゲーム」があまり得意でないのですが、話題になっているので一応確認。オープニングでの動作は特に問題ないように見て取れました。この動きであれば十分に遊ぶことは可能なのではないでしょうか。

5.価格など

ALLDOCUBE iPlay 40はBanggoodにて3月2日現在、229.99ドル(約24,980円)にて販売されています。スペックやゲームの動作映像などを見て頂いても分かる通り、ゲーミング性能はカジュアルプレイ用途であれば必要十分なものを有していますし、重量や筐体の品質、Readerモードの搭載等といった諸要素を含めれば、ゲームプレイの有無に関わらず、誰にでもおススメ出来る優秀な機種だと言えます。

それこそ「価格を踏まえればお得」という妥協込みの評価ではなく「入手しやすい機種の中ではベストバイの1つ」と言える機種ではないかなと。

最近でこそ他社がSnapdragon 730G等を搭載した機種も出していますが、この機種を買ってしまえばその物欲も収まっちゃう気がするんですよね…。こいつには過不足がないです。本当にいい機種だと思います。

6.関連リンク

ALLDOCUBE iPlay 40の実機レビュー - 性能高め、質感も良くて軽量、10インチクラスのAndroidタブレットではベストバイか!:ウインタブ実機レビュー第1回
ALLDOCUBE iPlay 40:Banggood
※クーポンコード「BGJP40NEW」で15ドルOFFとなる214.99ドルになります(先着10台のみ)

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