高品質なミニPCを手掛けるMinisforumが公式ストアにてクリスマスセールを開催中です(12月28日まで)。2万円台のCeleron機からCore i9/Ryzen 9搭載の高性能モデルまで、幅広いセール品がありますので、ご予算や用途に応じてお好みの製品が選べると思います。
なお、Minisforum公式ストアは日本語で買い物ができ、日本語のサポートも受けられますが、海外配送となるため、製品購入時(受け取り時)に輸入消費税がかかります。輸入消費税の目安は「製品代金の6%プラス配送会社に支払う手数料1,000円程度」です(あくまで概算値です)。
では、セール品をいくつかピックアップしてご紹介します。
1.UM480
セール価格:49,980円から
※ベアボーンキットを除く最低価格
OS:Windows 11 Pro
CPU:Ryzen 7 4800U
RAM:16GB/32GB
ストレージ:256GB/512GB SSD
サイズ:127.6 x 127.6 x 48.2 mm / 586 g
※2.5インチSATA HDD/SSD スロットあり
Minisforumとしては比較的新しい「Venus series」の製品です。同じシリーズに「UM560(Ryzen 7 5625U搭載)」「UM580(Ryzen 7 5800H搭載)」「UM590(Ryzen 9 5900HX搭載)」「UM690(Ryzen 9 6900HX搭載)」があり、UM480はCPUの型番が最も古いモデルです。しかし、Ryzen 7 4800Uは決して低性能なCPUではありません。
UM560、UM580、UM480のベンチマークスコアです(12月20日現在のPassmark公表値)。これを見るとRyzen 7 4800Uは高性能(高TDP)型番のRyzen 7 5800Hよりも低くなっているものの、2022年リリースの型番であるRyzen 5 5625Uを上回るスコアになっています。
これを見た上でセール価格を確認してみます。
UM480:51,800円
UM560:61,590円
UM580:71,980円
※RAM16GB/512GB SSDモデル
ウインタブの感覚だと、明らかにUM480がお買い得ですね…。3機種ともPassmarkスコアが「軽々と1万点オーバー」なので、オンラインゲームなどの高いグラフィック性能が要求されるものを別とすれば、メインPCとして長く活躍できる性能になっていると思いますし、筐体を開口してRAMやSSDの増設(換装)も可能です。
注意したいのは、(下の紹介記事でもご説明していますが)UM480のみディスプレイ出力が「最大3画面」になる、という点です(UM560とUM580は最大4画面)。ただ、4画面出力が必須、という人は多くはないと思いますけどね…。UM480はリンクスインターナショナルが国内正規販売をしており、同社の公式ストアやAmazonでの販売価格が66,800円なので、Minisforum公式ストアのセール価格は非常に魅力的です。
Minisforum製品ページ:
Minisforum UM480
※CPUの型番がRyzen 7 4800UのものがUM480です
ウインタブ関連記事:
Minisforum UM480 - Ryzen 7 4800U搭載のミニPCニューモデルが国内で発売!予約価格が4万円台からとお買い得です!
2.NAD9
セール価格:97,440円から
※ベアボーンキットを除く最低価格
OS:Windows 11 Pro
CPU:Core i9-12900H
RAM:16GB/32GB/64GB
ストレージ:512GB/1TB SSD
サイズ:180 × 208 × 67 mm / 重量不明
※2.5インチSATA HDD/SSD スロット × 2あり
続いては外部GPU非搭載ながら第12世代(Alder Lake)の高性能タイプ(H型番)のCore i9-12900Hを搭載する、やや大型のミニPCです。この製品は現在プレオーダー中でリンクスやAmazonでも販売がスタートしていません(公式ストアでも1月中旬発送予定となっています)。
オンラインゲーム主体で使うのであればGeForceなどの外部GPU搭載PCのほうがいいと思いますが、NAD9のスペックであればビジネス用としては相当に手の込んだ作業もサクサクこなせると思います。また、CPU性能が高く、CPU内蔵のGPUもIris Xeなので、相当数のオンラインゲームはプレイできるでしょう。
「やや大型のミニPC」と書きましたが、大柄であるぶん入出力ポートの構成が非常に充実していますので周辺機器の接続に困ることもないと思いますし、もちろんDIYでRAMやSSDの増設(換装)も可能、さらに2.5インチのSATAスロットも2つ用意されています。最低価格(ベアボーンを除く)97,440円のモデルはRAM16GB、512GB SSDという構成ですが、注文時にRAMは最大で64GB、SSDも1TBにすることができます。
第12世代Core i9を搭載するデスクトップPCは安くても15万円くらいはしますので、ノートPC向け型番ながらCore i9を搭載し、デスクトップPCに劣らないポート構成のNAD9のセール価格は非常に安いと思います。
Minisforum製品ページ:
Minisforum NAD9
ウインタブ関連記事:
Minisforum NAD9 - Core i9-12900Hを搭載する高性能なミニPC、豊富な入出力ポートも備えています
3.NUCXI7

MINISFORUM NUCXI5
セール価格:156,590円から
※ベアボーンキットを除く最低価格
OS:Windows 11 Pro
CPU:Core i7-11800H
GPU:GeForce RTX3070
RAM:16GB/32GB
ストレージ:256GB/512GB/1TB SSD
サイズ:
393 × 236 × 26 mm/ 1,914 g(スタンド含まず)
393 × 260 × 80 mm/ 2,410 g(スタンド込み)
※重量はNUCXI5の実測値
※M.2 2280空きスロットあり
ラストはウインタブでも実機レビューをした「超薄型のデスクトップPC」です。サイズ的にはミニPCとはいえませんが、接地面積(いわゆるフットプリント)はミニPCと大差ないくらいなので「省スペース」ではあります。
CPUは第11世代ながら高性能なCore i7-11800H(ゲーミングノートにも搭載されている高TDPの型番です)、外部GPUにはGeForce RTX3070 Laptopを搭載しており、オンラインゲームや動画編集、高度な画像加工、職人レベルのパワポ資料作成もサクサクこなせます。
CPUとGPUがノートPC用の型番ではありますが、15万円台から購入できる製品としては性能面、価格面とも非常に素晴らしい製品だと思います。ただ、側面の「ドクロ」のプリントは好き嫌いがわかれそうですね。これ、簡単には消せないので、どうしてもイヤ、という人はステッカーなどで隠すしかないです…。
Minisforum製品ページ:
Minisforum NUCXI7
ウインタブ関連記事:
Minisforum NUCXI5の実機レビュー(NUCXI5/NUCXI7シリーズ) - 薄型で個性的な筐体にGeForceを搭載する高性能なミニPC、そのメリットとデメリットは?
※セール品の下位モデル、Core i5-11400H/GeForce RTX3060搭載モデル(NUCXI5)のレビューです
4.関連リンク
クリスマスセール:Minisforum公式ストア