こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。コストパフォーマンスだけを考えると、日本の大手メーカー、富士通とかNECの製品はなかなか選択肢に入りにくい、と思っているのですが、もちろん製品の質感とか所有することの安心感は抜群だということは間違いないでしょう。でも「大手メーカーはコストパフォーマンスが悪い」という単純な話ではないのが最近のタブレット事情でもあります。5月18日までの間、富士通の直販サイト「富士通 WEB MART」で15周年記念セールを開催しています。富士通 WEB MARTでは先月(4月)にも「リニューアルオープンセール」をやっていたのですが、今回のセールはほぼそれと同じ内容です。セールで安く買えるのはもちろんですが、価格だけでなくオプション類も激安だったり無料だったりするので、トータルで考えれば中華タブレットに引けをとらないくらいお買い得になっています。
目次
1.セールの概要
期間: 2015年5月18日(月)11:00まで
おもな内容:
1.すぐに使える<最大30%OFFクーポン>発行中
2.動作も快適!メモリのアップグレードが半額!
3.高性能CPUへのアップグレードが最大4,000円OFF!
4.3年保証へのアップグレードが無料!
5.全品送料が無料!
となっていて、デスクトップPC、ノートPC、タブレットと、ほぼ全ジャンルがセールの対象になっています。上の画像に「10大特典」とありますが、常に10個の特典を使えるというわけではなく、どの特典を使えるのかは購入する製品によって異なります。では、例によって10インチタブレットと8インチタブレットの2製品について詳しく見てみます。
2.10インチタブレット「ARROWS Tab WQ1/S」
WQ1/SはARROWS Tab QH55シリーズのカスタムメイドモデル、という位置づけです。量販店などで販売されているレディーメイドモデルQH55/SがMicrosoft Officeや専用キーボードなどをセットして10万円を超える価格で販売されているのに対し、WQ1/SはOfficeもキーボードもオプション扱いになっていて、その分本体価格が低く抑えられています。今回のセールではこのWQ1/Sが17%割引となるクーポンが用意されていて、本体価格は69,919円(税込み・送料無料)となっています。
WQ1/SはCPUがIntel Atom Z3795、RAMが4GB、ストレージが64GB(オプションで128GBも選択可)、ディスプレイ解像度が1920×1200となっていて、Atom機としてはハイエンドに属します。よく似たスペックにThinkPad 10があり、同じハードウェア構成にOfficeがついて76,680円となっています。WQ1/SとThinkPad 10の価格差が7,000円弱で、Officeの有無だけが違うわけですから、単純にコストパフォーマンスだけならThinkPad 10の方がよさそうに思われますが、今回のセールでは下記の点に注意が必要です。
・専用のスリムキーボード(ヒンジ付きで非常に素晴らしいデキ)が39,960円→18,000円に割引
・1024段階筆圧対応デジタイザ+ペンが8,640円→6,640円に割引
・広辞苑第六版、リーダーズ英和辞典第3版など高額な辞書ソフトが付属
・3年間の延長保証が無料
ここまで考慮すると、もはやThinkPad 10より割高、なんてことは言えません。
個人的にはQH55シリーズの専用キーボードは極めて使いやすく、実用性が高いと思っているので、購入価格は高くなりますが、これをつけない手はない、と思います。また、あの富士通が3年も保証期間をつけてくれる、というのはめちゃめちゃ安心感が高いです。
私は自他共認める「ThinkPad推し」なのですが、直近のタブレット比較記事で、QH55シリーズを「優勝」としています。
ビジネスにも最適!Windowsタブレット機種比較(2015年3月・10インチ・Atom搭載・10万円以下クラス)
3.8インチタブレット「ARROWS Tab QH33/S」
QH33/SはCPUがAtom Z3735F、RAMが2GB、ストレージが64GB、Office Home&Business 2013が付属、となっており、これだけ見ると中位クラスのタブレット、ということになります。セール価格の方は23%割引となるクーポンを使って49,729円(税込み・送料無料)ですから、まだ若干割高感を持ってしまいます。しかし、この機種には下記の特徴があります。
・専用フォリオカバー、液晶保護フィルム、タッチペンの3点セットが無料(Tablet LIFE 応援キャンペーン)
・広辞苑第六版、リーダーズ英和辞典第3版など高額な辞書ソフトが付属
専用フォリオカバーはタブレットスタンドにもなるしっかりしたもので、富士通WEB MARTでの通常価格は8,856円です。また辞書ソフトについては、私が適当に計算した限り、普通に買うと2万円くらいの価値はありそうな豪華さです。なので、ここまで考慮すると、49,729円というのはむしろ割安と言えるでしょう。あと、実機の質感も非常に高く、中華タブとは一線を画している、というのもありますし。
4.ということで、富士通は気合が入っている
購入価格は中華系のタブレットよりも少しばかり高くなってしまいますが、バンドルソフトとか割安なオプション価格まで考慮すると、富士通製品は十分に競争力があると言っていいんじゃないでしょうか?もともとの富士通ファンはコストパフォーマンスだけで製品選びはしないと思いますが、安いに越したことはないでしょうし、富士通ファン以外の人にとってもこの記事で紹介したタブレットは十分にお金を出す価値のある製品だと思います。タブレットやPCの購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
5.富士通WEB MARTはこちら
富士通 WEB MART 15周年記念セール
富士通 Arrows Tab 10インチモデルはこちら
富士通 Arrows Tab 8インチモデルはこちら