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テックウインド CLIDE W11A - エントリークラスながら筆圧対応のペン入力ができます!Surfaceタイプのデタッチャブル2 in 1

テックウインド CLIDE W11A
テックウインド株式会社が11.6インチサイズのWindowsタブレット(デタッチャブル2 in 1)「CLIDE W11A」を発売します。CPUにAtom x5-Z8350を搭載するエントリークラスの製品ですが、本体にキックスタンドを備え、キーボードも付属する「Surfaceタイプ」の製品で、筆圧対応のペン入力も可能です。

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1.スペック

テックウインド CLIDE W11A
OSはWindows 10 Proのみで、Home版の設定はありません。このことから、法人向け製品としての性格が非常に強いと思われます。CPUはもはやおなじみというか、少々懐かしさも感じるAtom Z8350が搭載されます。さすがに少々肥大化したWindows 10でキーボードを使っての各種操作やペン入力をこなすには少々不安を感じないでもありません。小型のタブレット専用機であればこれでも良かったと思うんですけどね。

RAMは4GB、ストレージは64GBと、こちらもミニマムですね。ストレージに関しては詳しい表記がありませんでしたが、おそらくeMMCだと思われます。ディスプレイは11.6インチと、エントリークラスのタブレット(2 in 1)としてはやや大型で、解像度もFHDを確保しています。となると、やっぱりCPUにCeleronくらいは積んでいてほしかったですかねえ。

テックウインド CLIDE W11A
また、この製品はデジタイザーを搭載していて、1,024段階の筆圧に対応するペン入力が可能です。また、「試供品」という断りがあるものの、ペンも付属します。デジタイザー形式については説明がありませんでしたが、テックウインドの製品ページからワコムの「Bamboo Ink 2nd generation」へのリンクが張られていました(試供品の「代替品」とのこと)ので、ワコムAES方式と思われます。

それと、試供品といいつつ、「ペン先(交換用)、ピンセット(ペン先交換用)、テスト用単6(AAAA)電池」まで付属していまして、とってもありがたいと感じられます。

入出力ポートもこの製品が低価格帯のタブレットであるということを考慮すれば大健闘していると言えます。USB 3.0、USB 2.0、microUSBと、合計で3つのUSBポートを装備し、さらにmicroHDMIとmicroSDカードリーダーまでついています。DC-INもありますので、拡張性に関しては文句なしの水準でしょう。

サイズのほう、重量は少し重いです。タブレット本体のみで920 g、キーボード込みだと1,350 gになってしまいますので、13.3インチのモバイルノートと変わらないくらいですね。ただし、11.6インチサイズなので、こんなもんかなあ、という気もします。

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2.筐体

テックウインド CLIDE W11A
本体正面です。右側にWindowsボタン(センサーボタンでしょう)、上部にカメラが見えますが、特にベゼルが細いというわけでもなく、ごく普通のタブレットという感じです。しかし、ディスプレイのアスペクト比が16:9(一般的なタブレットは16:10)ということで、やや横に長く見えます。

テックウインド CLIDE W11A
背面にはキックスタンドがあります。筐体素材は不明ですが、少なくともキックスタンドは金属製になっているはず。また、上部には電源ボタンと音量ボタンが見えます。

テックウインド CLIDE W11A
側面です。上が右側面、下が左側面で、右側面にはUSB 3.0、microHDMI、microUSB、そしてDC-INがあります。左側面にはmicroSDカードリーダー、USB 2.0、オーディオジャックですね。両側面にあるスピーカーは「ステレオ」という説明がありました。

テックウインド CLIDE W11A
付属品のキーボードです。Enterキー付近に英語配列っぽさを残しますが、しっかり日本語配列になっています。キーピッチはさすがに狭そうに思われるものの、しっかり6列あり、不足しているキーもなさそうですね。そして、驚いたことに、タッチパッド右側に指紋センサーまであります。「ちゃんと使えるのかな?」と思ってメーカーの製品ページをよく見たら、確かに「指紋センサー」という記載がありました。

3.価格など

テックウインド CLIDE W11Aは10月21日の発売予定で、価格はオープン(想定売価は税抜41,800円)です。10月20日現在、ウインタブが確認したところ、この製品の販売(予約販売)を開始している通販サイトは見つかりませんでしたが、NTT-Xストアやヨドバシカメラ、ビックカメラなどで販売される可能性が高いと思われます。

11.6インチでワコムデジタイザーを搭載する低価格な2 in 1ということで、絵描きさんたちのサブマシンとして人気が出そうな感じです。一方でビジネス用の2 in 1としてみた場合、CPUの非力さが少し気になりました。タブレットでタッチ操作メイン、シングルタスクで使うのであればAtom Z8350でも行けそうに思いますが、キーボードを接続してマルチタスクで使う、ということだと、少し「もっさり」しちゃいそうにも思われます。価格がかなり低めでOSもPro版、さらにワコムペンが使えるということもありますので、これらの点が評価できるのであればサブPCとして悪くない選択肢かもしれないですね。

4.関連リンク

CLIDE W11A 11.6インチ Windows 10 Pro搭載タブレット:テックウインド公式サイト 製品紹介

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コメント

  1. PYU より:

    サブマシンが欲しいと思っているんですが、その割にはCPUの非力さと筆圧が1024段階しかないのがネックですね・・・
    Core i3以上は無理でもせめてCeleronは搭載できなかったのかと。

    • wintab より:

      PYUさん、こんにちは。ドスパラのRaytektabの8インチ版をウインタブでもレビューしていますが、負荷がかかりそうなこと(ペン先をめっちゃ太くするとか)だとAtomでは少し厳しいようですね。なので、ラフとかネームに向く感じのようです。私にはあまり突っ込んだ話はできないですけど。