freetel - 日本品質にこだわった激安MVNO、スマホの維持費がホントに安い!

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こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。モバイルデバイスの通信環境、どうしてます?私はモバイルルーター1台にタブレットとiPhone(キャリア契約は解約済み)、そして電話用にはガラケーを使っています。諸般の事情により、公式にはWindowsPhoneは持ち歩けません。若干荷物が増えてしまいますが、場合によってはこれに2 in 1(acer Aspire Switch 10)が加わることもあり、どうしてもモバイルルーターが必要になります。テザリング、という手もありますけど、通信品質がちょっと心配ですし、スマホのパケット定額ってかなり割高ですし。

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タブレットがあればスマホはなくても大丈夫、というのは間違ってはいませんが、それでもスマホがあると便利、という場面は少なくありません。例えばカメラです。仕事でも趣味でも、ちょっと一枚スナップを、というときにはタブレットよりもスマホのほうが機動性がいいですし、スマホのカメラのほうがタブレットのカメラよりも性能が高いことが多い、というのもあります。また、特にLINEがそうなのですが、メッセージアプリやSNS、そしてメールをちょっとチェック、という場合でもスマホがあるとありがたいですよね。ポケットからサッと出せますから。なので、私は解約済みのiPhoneを捨てずに使っています。はやく堂々とWindowsPhoneを使いたいところですけどね。

それと、いかにして通信コストを抑えるか、というのも重要な問題です。私はモバイルルーターの通信費(定額3991円)とガラケーの使用料(ホワイトプランなので1008円+ごくわずかの通話料)、合計で毎月5,000円ちょっとを支払っていますが、最安値とは言わないまでも、通信キャリアに7,000円とか1万円とかを払うよりはずっとマシかな、と思います。

最近気になるのが「MVNO(Mobile Virtual Network Operator、仮想移動体通信事業者)」です。要するに「格安SIM」「格安スマホ」ですね。通信キャリアの料金体系と比べると非常に安く、その代わり端末は自前で用意するか、SIM契約の時にMVNO会社から購入するかしないといけませんし、家族割とか通話料割引などの特典はありません。でも、もちろん2年縛りとかはないので、気に入らなければすぐに解約できます。

前置きが長くなりました。先日MVNOでは有力、そしてWindowsPhoneの発売を発表した、ありがたい会社であるfreetelさんのイベントに参加させてもらいましたので、簡単にレポートします。

1.製品

freetelはSIMのみの販売もしていますし、スマホの販売もしています。もちろんスマホはSIMフリー機です。SIMフリーでスマホを購入する場合、通信キャリアと異なり、自腹でスマホ代金を負担しなくちゃならないので、初期費用は高めになります。そのためか、MVNO会社で取り扱っているスマホはローレンジ、ミドルレンジの製品が多く、freetelも例外ではありません。具体的にはこんな製品を取り扱っています。

freetel XM

freetel XM
OS: Android 4.4
CPU: Qualcomm Snapdragon 400 MSM8926 1.2GHz
RAM: 1GB
ストレージ: 16GB
ディスプレイ: 5.0インチ(1280×720)
カメラ: イン2MP/アウト8MP
サイズ: 142.3 × 70.4 ×7.8 mm、重量132g

freetelの最上位モデルのスマホです。もちろんLTE対応でテザリングも無線LANも対応します。薄くて洗練された筐体ですが、発売が2014年8月ということもあり、SIMフリー機として評価の高いASUS ZenFone 2なんかと比較するとちょっと見劣りする、というのが正直な感想です。価格は24,980円(税抜き)、26,978円(税込み)となっています。ZenFoneは3万5千円以上しますから、それよりは安いですね。

freetel nico

freetel nico
OS: Android 4.4
CPU: MediaTek MT6582 1.3GHz
RAM: 1GB
ストレージ: 8GB
ディスプレイ: 5.0インチ(1280×720)
カメラ: イン2MP/アウト8MP
サイズ: 145.5 × 72 ×8.85 mm、重量157g
備考: Dual SIM(標準/micro)

freetelのミドルレンジのスマホです。3G専用モデルになっていて、テザリングと無線LANには対応しています。5インチの大画面と「使える品質」のカメラがついています。WindowsPhoneでよく見かけるRAM1GB、ストレージ8GBなので、microSDカードは必要になりそうですね。それと、これまたWindowsPhoneでよく見かけますがSIMを2枚入れることができます。海外によく出かける人には便利ですね。価格は17,800円(税抜き)、19,224円(税込み)となっています。

freetel priori 2

freetel priori 2
OS: Android 4.4.2
CPU: MediaTek MT6582 1.3GHz
RAM: 1GB
ストレージ: 8GB
ディスプレイ: 4.5インチ(854×480)
カメラ: イン2MP/アウト5MP
サイズ: 132.8 × 66.3 ×8.9 mm、重量132g
備考: Dual SIM(標準/micro)

最後に、一番気になった製品がこれです。ローエンド機ですが、3G専用機ならなんと9,980円(税抜き)で買えます。LTE対応機でも17,800円(税抜き)です。もちろん、Wi-Fiとテザリング対応です。基本スペックは上のnicoと同じですが、ディスプレイサイズが一回り小さく、解像度も低くなっています。

priori2はちょうどいい大きさ
イベントで実機に触れてみたのですが、iPhone 4Sを持ち歩いている私には一番しっくりするサイズでした。所有しているWindowsPhone、Lumia 636と同じくらいのサイズですしね。背面パネルは実に27色あり(トップ画像がそれです)、1つ980円で購入できるので、気軽に着せ替えもできます。

というかね、タブレット持ってたら、スマホのスペックって最低限で十分だと思いません?上の方にも書きましたけど、個人的にタブレットを持っている前提でスマホに期待することって、カメラ性能とメール送受信、そしてLINEなどSNSくらいなんですよね。この程度なら別にハイエンド機を選ぶ必然性はないし、ローエンドの3G機でも十分満足できるんじゃないか、と思っています。

2.SIMの種類

MVNOの会社はすべて「通信量」と「通話機能の有無」にもとづいて細かく料金プランを設定しています。通話機能の有無によってSIMの種類が異なるため、注意が必要です。freetelの料金体系は下記のとおりです。

freetelの料金体系

それともうひとつ、

freetel いきなり半額

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というのも魅力ですね。Google Playで専用アプリをインストールする必要がありますが、IP電話(インターネット電話)ではなく、電話回線を使った通話ということなので、品質の方も心配なさそうです。

料金プランの中でもっとも人気があるのが2GBプランとのことです。ちなみにMMD研究所の調査データによれば、半数以上のスマホユーザーは月々の通信量が3GB未満とのこと。

MMD研究所の調査結果

出所:MMD研究所

これを踏まえると、スマホをどう使うのかにもよりますが、通信量別に細かく料金設定してくれているのはありがたいです。自分の通信量が月々どのくらいなのか、スマホでチェックできると思いますので、いちど確認してみてください。また、私のようにモバイルルーターを別に持っているような場合なら、最安の1GBでも十分なので、この料金体系はすごく魅力的です。というか、3桁価格なのであれば、抵抗なく購入できそうです。

3.期間限定キャンペーン

freetelでは期間限定で強烈な割引キャンペーンを実施しています。

priori 2とSIMセット購入で、8月分まで通信量500円割引

これ、割引額は500円ですけど、もともと670円(税抜き)からの通信料金なので、最安で月々170円(税抜き)になる、ということになりますから、インパクトでかいです。イベントで担当者の方に「じゃ、8月まで170円で使って、すぐに解約してもいいんですか?」って聞いてみたら、「もちろんです。我々はそういう会社ですから」とのこと。「priori 2を9980円で購入して、しばらく170円だけ払って、その後解約してpriori 2はWi-Fiで使うネット端末に」なんてこともできちゃいますね。

Priori 2のキャンペーンはこちら
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nicoとSIMセット購入で、nicoが9,980円に

これもスゴイですね。nicoは税抜きで17,800円なので、半額に近いくらいの割引になります。月々の通信量は割引になりませんけど、そうはいっても670円(税抜き)ですからね。まあ、なんといいますか、SIMを安く契約する、というメリット以上にSIMフリースマホを激安で買えるってことのインパクトがデカイです。2年縛りもないですし。

nicoのキャンペーンはこちら
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XMもしくはnico SPとSIMセット購入で、全ての料金プランが9月分まで半額に

はい、こちらはどの料金プランでも9月まで半額、ということなので、一番高額な、といっても2,880円(税抜き)プランを選択すると、毎月1,440円割引になる、ということです。割引期間中は大容量のプランにしといて割引期間が終わったら格安のプランに変更、とかもアリです。

XMのキャンペーンはこちら
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nico SPのキャンペーンはこちら
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4.日本品質、充実のサポート体制

MVNO契約を1円でも安く、ということであれば、私には適切なアドバイスができません。ただ、少し調べてみた限り、freetelは十分に安値圏にはあると思います。それと、海外端末のOEMではありますが、freetelは「日本品質」を謳い、自社に技術者を抱えていますし、電話サポートなどのサービス体制もしっかりしているので、安心感は高いです。

また、ウインタブを読んでいるような人ならSIMの挿入くらいは楽勝だと思いますが、遠くに住んでいるおじいちゃん、おばあちゃん用にSIMフリー機を購入するような場合、初期設定に不安がありますよね?freetelはネット通販で契約した場合、スマホにSIMをセットして(キッティング)送ってくれます。しかも最短翌日発送です。細かい話ですけど、MVNOとしては親切な会社です。

余談になりますが、以前WiMAXを格安業者から契約したことがあり、通信品質がめちゃめちゃ低かったということと、サポート体制がないに等しい(電話しても常にお話中で、つながったら奇跡というレベル)状態だったので、サポート体制は非常に重要だと思います。

5.WindowsPhone

イベントではfreetelの担当の方がマンツーマンで説明してくれまして、いろんな勉強をさせていただいたんですが、WindowsPhoneだけはめちゃめちゃ食い下がったにもかかわらず新しい情報はありませんでした。担当の方によれば、freetel社内でもWindowsPhoneの話題で持ちきりらしいんですけど、具体的な発売時期とか価格とか契約プランについては一切わからない、ということです。

一応freetel社内ではビジネス用のスマホ、と位置づけているようで、何らかの新しい契約プランとセットになる可能性もあるかもしれないんですけど、とにかく公表されている以外の情報はゼロ、という結果でした。

6.回線品質

一般にMVNOは大手キャリアと比較して通信速度が遅い、と言われています。Webでいろいろ検索すると実験結果があちこちのサイトに掲載されています。特に都心部の昼休みなんかがひどいようですね。

もし、高品質で毎月上限の7GBを使い切るんだ、ということなら、MVNOはもう少し様子を見たほうがいいと思います。でも、スマホで動画を見たり、やたらと写メる習慣でもない限り7GBなんて使わないと思いますし、逆に言えば、動画を見なくてもいいや、という人ならMVNOの通信品質でも十分かな、と思います。確かに遅くなる場面があるとは思いますが、それもメールチェックとかで使うのなら問題はないと思います。

ただし、テザリングでタブレット用のルーターとして使う場合は話が別です。タブレットのほうが通信量は確実に高くなります。もっぱらタブレット用のルーターとして常時使うのなら7GBでも足りないかもしれません。なので、MVNOを使うにせよ、あくまでもスマホでの通信、ということで割り切って1GBとか2GBで契約するか、タブレットでガンガン使うならモバイルルーターか、SIMフリーのタブレットである程度大容量の契約にするのがいいんじゃないかな、と思いますよ。

7.感想

WindowsPhoneの日本発売も迫ってきましたし、当然WindowsPhoneを買う場合はMVNOと契約することになるんだろうなあ、と思いつつも、通信キャリア特有の「わざとわかりにくくしてるんじゃない?」的な複雑な契約形態をイメージし、ろくに調べずにいたのですが、今回freetelさんのイベントに参加させてもらい、ずいぶん勉強になりました。MVNOって、かなりシンプルな契約形態なんですね。また、freetel社の説明を担当していた方、受付にいた方は非常に礼儀正しく親切で、本当に好感を持てました。こういう姿勢って、すごく大事なことだと思います。私は当然WindowsPhoneを待ちますが、契約するMVNOはfreetelがいいかな、と思ってます。

8.関連リンク

freetel
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コメント

  1. heihei より:

    freetel priori 2のところに、「タブレット持ってたら、スマホのスペックって最低限で十分」と書かれててますが、どんなタブレットを使われているのか気になります。
    以前記事にあった、ASUS VivoTab Note 8でしょうか?
    是非参考にして、私もタブレット購入したいです。

    • wintab より:

      heiheiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。私はウインタブを運営している関係上、ThinkPad 8とVivoTab Note 8、そして10インチのacer Aspire Switch 10を持っています。もっとも低スペックなAspire Switchでも個人的には十分満足してます。記事で言いたかったのは、「お金があればタブレットもスマホも最高スペックにするといいんだけど、タブレットにお金を使って、さらにハイエンドのスマホを持つのってお財布的に大変だし、Windowsタブレットならスマホよりも大きな画面でPCと同じことができるんだから、スマホの方は低スペックでも十分だよね。」ということです。もちろんこれは個人的見解なので、反論はあろうかと思います。反論はこの先甘んじて受けようかな、と。

      • heihei より:

        管理人様、返信ありがとうございます。アベノミクスの波に乗れなかった当方としては、購入価格及び維持費はとても重要です(涙)。しかも贅沢なもので、買うなら失敗したくないし、そこそこの物が欲しいと考えてしまいます。管理人様が使用しているものなら、失敗しないだろうと思い質問させて頂きました。

        どれも魅力的な端末で悩みますが、ちょこっと文章打つなら 画面が大きくキーボード付きの Aspire Switch 10 でしょうか?VivoTab Note 8 にBluetoothのキーボードもありかなぁ。と悩んでおります。

        これからも、ウインタブの更新楽しみにしています!