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iPad 7thの画面を割ってしまったので、自分で修理してみました。AppleCareより断然安い!

分解したiPad
こんにちは、チャハ一ンです。私事ですが、先日iPadの画面を割ってしまいました。読者のみなさんの中にも、スマホやタブレットの画面を割ってしまった経験がある方、いるのではないでしょうか。そんな時、修理に出すのももちろん良いですが、自分で直してみるのはいかがでしょう?今回は私の今回の経験を交えて、個人での修理についてご紹介したいと思います。

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1.そもそもなぜ自分で直すのか?

本来はメーカーなどに修理を依頼するのが正しい流れでしょう。その中で自分で修理するメリット・デメリットをいくつかご紹介します。

メリット

・値段が安い
私のiPad(第7世代)を例に出すと、Appleサポートに修理を依頼した場合26,800 円かかります。一方で自分での修理だと、その1割程度の金額で済みます。もちろんメーカーや端末によって変化しますが、多くの場合自分で修理したほうが安く上がることが多く、これが最大のメリットだといえます。また「自分で端末の中身を見ることが出来る」というのも、人によってはメリットといえるでしょう。

また私自身もそうですが、海外からスマートフォンを個人輸入すると、そもそも修理を依頼することのハードルがかなり高いです。なのでやむを得ず自分で直すことになる状況も考えられます。

デメリット

一方でデメリットも多く、
・メーカーの保証対象外になる
・より悪化させる場合がある
・自分で部品や工具を集め、作業する必要がある

などが挙げられます。特に初心者が下手に修理を試みると、基盤や配線を傷つけてより悪化させることも充分考えられます。ですので、リスクを冒してでも修理料金を抑えたい、という場合以外は素直にメーカーに修理を依頼するのが良いかと思います。

2.必要なモノ

※先述した通り、個人での修理はメーカーの保証対象外となる行為です。また、修理の際に怪我やさらなる悪化を招くこともあります。この点に関してウインタブ及びライターは一切責任を負えませんので、自己責任でお願いします。

使用した道具

使用した道具と部品は上記画像の通りで、
・ヘアドライヤー
・精密ドライバー
・ギター用ピック
・吸盤式スクリーンオープナー  
・画面ガラス(デジタイザー付き) 約2000円
・両面テープ 122円
の6つとなります(記事最後にリンクを掲載しました)。なおドライヤーですが、画像のようなドライヤーは良いですが、折りたたむタイプ(私は「光線銃型」と呼んでいます)の製品は作業がしづらいのでヒートガンを購入するのが無難だと思います。またピックは、使わなくなったカード類など、薄くて強度のあるものなら何でも構いません。また今回使用した部品はAliExpressとAmazonで購入しました。

それでは詳しい作業手順をご紹介します。

3.iPad 7thの作業手順

端末にもよりますが、iFixitなどのサイトやYouTubeで調べると分解方法が紹介されている場合が多いです。今回はこちらの動画を参考に作業を行いました。

ピックを挿したiPad
まず最初に、どこか適当なところをドライヤーで1分ほど過熱し、オープナーで隙間を開けます。そしてできた隙間にピックを差し込みます。あとはドライヤーで適宜加熱しながらピックを滑らせ、ガラス部分を分離します。この際、割れたガラスが飛散することがあるので何か敷いたうえで作業するのをお勧めします。

ガラスを開けたiPad
分離が終わると、画像のようになるかと思います。そうしたらLCDパネル部分の四隅のねじを外し、パネルを持ち上げます。

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バッテリーブロック
次にバッテリーとの接続を遮断します。画像の部品のネジを外し、隙間に何か薄いものを差し込めばOKです。

コネクターを外した状態
その次に右下部分の基盤部分を覆っている部品の三か所のネジを外し、コネクタを外します。四か所のコネクタを外す必要があります。注意点として、ホームボタンから伸びているコネクタのみ外し方が異なります。これは上から刺さっているわけではなく、差し込んだケーブルを穴あけパンチのように挟み込んでいる形になります。

ですので、上を覆っているシールをはがせば取れるかと思います。

ホームボタンを外す前
そうするとガラス及びLCDパネルが本体から外れます。今回はホームボタンは再利用するので、ガラス部分にドライヤーを当てて剝がしておきます。

コネクタを戻した状態
あとは今行った手順を逆で行うだけです。新しいガラスにホームボタンを取り付け、コネクタを挿し戻したらバッテリーをつなげ電源を入れて、正常に動作するか確認しましょう。

動作確認が出来たら、両面テープを貼ります。

貼り終わったら、パネルなどを軽くふいてから、閉じます。以上で作業は終了です。

修理完了
私は2時間以上かかりましたが、慣れれば(慣れたくないですが)1時間ほどで終わるのではないかと思います。

4.結果

結果的に2000円ほどでの修理に成功しました。修理が比較的面倒といわれるApple製品でしたが、個人的には「思ったよりも簡単だな」というのが正直な感想です。というのも、特に専門知識や高度な知識は要求されず、精密ドライバーとヘアドライヤーがあれば殆ど完結してしまうからです。

部品が純正ではないうえに届くのに時間がかかったり、失敗するリスクもありますが、それでも安く直せるのはやはり嬉しいですよね。うっかり壊してしまったときには、自分での修理にチャレンジしてみるのも選択肢としてアリだと感じました。

5.関連リンク

吸盤式オープナー:Amazon
ガラスパネル:AliExpress
両面テープ:AliExpress
iPad 2019 7th Gen a2200 Screen Replacement:YouTube分解動画

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コメント

  1. なお より:

    なかなか手は出せないんですよね
    怖くてw
    最近は落とさないので問題ないけど…

    • チャハ一ン より:

      そうですよね、自分も非常に怖かったです
      作業自体はそこまで難しくないので、きちんと手順を守ればなんとかなるかとは思います

  2. 匿名 より:

    交換したあと画面に埃混入してそう

    • チャハ一ン より:

      そうですね、実際1度やらかしたので、開け直して両面テープを剥がしてやり直す羽目になりました…
      なんとかはなるにはなりますけど確認大事ですね

  3. natsuki より:

    いい!
    素直に修理に出したほうがいい、そんなことは百も承知で、それでもバラして自分で直したくなる。そこにロマンがあるんですよね。

    • チャハ一ン より:

      やっぱり、中身を覗くのはワクワクしますよね…!これだけでもやる価値あります