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DELLのスモールビジネス向け新製品発表会に行ってきました - DELLでは個人でも法人モデルが購入できます!

DELL 新製品発表会
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。12月19日にDELLの川崎本社でスモールビジネス向け新製品発表会が開催され、参加させていただきましたので、簡単にレポートします。「スモールビジネス」というのは「個人事業主や小規模の法人」のことだと認識しています。私自身も個人事業主という立場なのですが、従業員を雇用できる身分でもなく、一人だけで、パソコンが1台あれば事足りる、という環境で仕事をしています。ご存知の通りウインタブではライターさんが運営をサポートしてくれていますが、ライターさんたちはそれぞれ本業をお持ちで、当然私とは雇用関係はありません。そして、世の中はすっかり便利になり、インターネット上の各種Webサービスがあればライターさんたちやお取引先とのコミュニケーションも問題なく取れますので、やはり特別な設備は必要ない、というのが現状です。

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しかし、個人事業主という立場で、DELLのスモールビジネス製品の状況を理解しておくのも大切なことだと思い、この発表会を非常に楽しみにしていました。

1.法人向けモデルを購入する条件

ウインタブのターゲットユーザー(想定する読者像)は「個人」です。もちろん法人のシステム担当の人にも読んでもらえるとうれしいですが、製品紹介記事にせよ各種実機レビュー記事にせよ、「個人」に読んでもらう前提で書いています。なので、法人向けのパソコンについては紹介記事を書く機会も少ないですし、レビューをすることも原則としてありません。

で、いつも気にかけているのが「法人向けのパソコンを個人が購入することは可能なのか?」ということと「法人向けのパソコンを個人が購入する意味はあるのか?」ということです。前者はメーカーあるいは通販サイトごとに取り扱いが変わります。HPや富士通の直販サイトは個人でも問題なく法人向けのパソコンを購入できます。一方でマウスコンピューターの直販サイトは個人が法人向けパソコンを購入することはできません。

「じゃDELLは?」ということになりますが、結論から言うと個人でも法人向けパソコンを購入することができます。念のため、発表会に出席した際、DELLのスタッフの方に質問してみました。いただいたご回答は、

「過去に一部例外がありましたが、個人事業主ということで購入していただくことができます。」というものでした。細かいやり取りは省略しますが、DELLで買い物をする場合、「個人事業主」というのは、何か公的にそれを証明するものは必要ありません。もっと言うと、サラリーマンだろうと学生だろうと「個人事業主」を名乗って問題ないです。

サラリーマンと個人事業主というのは相容れない、というイメージがありますが、それは大企業を中心として、日本企業のほとんどが副業を禁じているためにそう錯覚するだけで、矛盾せず両立します。そもそもDELLと顧客の私的な取引なので、勝手に個人事業主を名乗ったら摘発されるなんて馬鹿な話もありません。「ブログを開設して広告収入を得て、お小遣いにしたい」くらいのことを考えているのなら、いや考えることができるのなら個人事業主でOKです。DELLの直販サイトでは個人向け製品と法人向け製品では購入時の入力画面が異なりますが、法人向けモデルを購入したい場合、所定の欄に個人事業主と書きましょう。

次に後者です。「法人向けのパソコンを個人が購入する意味はあるのか?」という点です。これについてのDELLのご担当者の説明として、「筐体が頑丈」というのがありましたが、これって危険な問答でして、「じゃあ個人向けのパソコンは華奢なんですか?」という二の矢を飛ばせてしまいますよね。なので、ここは深く追求しませんでした。

「おお!」と感心したメリットがあります。

DELL 新製品発表会
この画像はDELLの説明会資料をスキャンしたものです。一番わかりやすいのが個人向けは電話サポート、法人向けはそれに加えて「オンサイト(出張)サポート」が付属する、というものです。

「え?1台だけ故障しても来てくれるんですか?」って思わず聞いてしまいました。「はい、その必要があればたとえ1台でもエンジニアが伺います」とのこと。もちろん電話サポートで完結する場合がほとんどだと思うのですが、個人向けの場合はセンドバック(メーカーに故障した製品を送って修理してもらう)、法人向けはエンジニアが出張してくれる、という違いはすごく大きいと思います。

あと、「なんで法人モデルはディスプレイがTNだったり低解像なんですか?」などの質問もしてみましたが、「それが法人顧客のニーズだから」という至極まっとうなお答えでしたね。もっと言うと、法人での利用に特化して、ポート類などは充実させ、コストダウンできるところはする、ということだと思います。

最後に少し脱線しますけど。「やっぱりモバイルノートは13.3インチが一番人気なんですか?」という質問もしてみました。「個人事業主とかスモールビジネスのお客様は13.3インチが一番人気、それより規模の大きい法人からは12インチが人気です。販売台数は法人のほうが多いので、絶対的な台数という意味では12インチが最も人気ということになります。」とのご回答でした。参考になりますかね?

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2.スモールビジネスに強いDELL

DELL 新製品発表会
DELLの発表会に参加するのはこれが初めてではないですが、毎回業績が好調に推移していることがアピールされます。スモールビジネスに関してもDELLは非常に強いようです。もちろん製品に競争力がある、というのが一番だと思いますが、営業部隊も強力なようです。

スモールビジネスの場合、専任のシステム担当者が存在しない小規模法人などが顧客になるため、コンサルティング営業が重要になります。DELLはここに強みがあり、さらにそれを強化すべくスタッフのトレーニングに注力していくとの説明がありました。

個人向けの場合、DELLはWeb直販のイメージが強く、対面のコミュニケーションをしてくれるイメージが全くないのですが、例えば数台のPCを導入するとか、サーバーを購入するとかの場合だと、DELLのサポートには期待できそうですね!

3.で、新製品は?

DELL 新製品発表会
これがDELLのノートPCの製品ブランド群です。Inspiron、XPS、そして「宇宙最強(といえばALIENWARE)」については今さらウインタブで説明する必要はないと思います。でも、ビジネス向けの「Vostro」「Latitude」「Mobile Precision」についてはピンときません。ただ、この画像を見れば、「Vostro」と「Latitude」はウインタブに関係ありそうですね。

DELL 新製品発表会
今回発表された新製品というのは「Vostroの中位クラス(5000シリーズ)」の13.3インチと14インチです。13.3インチは新規投入製品、14インチはリニューアルモデル、ということになります。

DELL Vostro 13
Vostro 13(5370)と、

DELL Vostro 14
Vostro 14(5471)です。

どちらも改めて製品紹介の記事を書くつもりです。この2機種に関してはウインタブ読者が購入を検討してもまったく不思議ではありません。

DELL 新製品発表会

クリックで拡大します

これがスペック表ですが、見てのとおり、法人モデル的にスペックが落ちているところがありません。CPUは最新の第8世代Core i5もしくはi7ですし、Core i7モデルには外部GPU(Radeon 530)まで搭載されます。ディスプレイはIPS液晶のFHD解像度、RAMは8GBもありますし、ストレージもSSDがメインです。そして、法人モデルのせいか、入出力ポートも充実していますよね!

この製品も上に書いた「出張サポート」の対象になります。そして、

DELL 新製品発表会
この2製品に限り、通常だと年額6,000円の有料保守サービス「プロサポート・プラス」が1年間無料になります(2018年1月29日まで)。日頃製品保守については無頓着なウインタブですが、これだけ強力な保守サービスが(1年間だけですけど)無料でつけられるというのは大きいと思います。

この2製品、実機にも触れてみましたので、この後紹介記事を書きますね。お楽しみに!

4.関連リンク(DELL)

New vostro 13 5000_5370(2017年12月19日発売)
New vostro 14 5000_5471(2017年12月19日発売)

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コメント

  1. 匿名 より:

    あれ?確か以前に法人向けの割引モデルに一般客が殺到した事例があって個人は法人モデル買えなくなってはずなんだが、方針変わったのかね。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。当日の説明では「Venue 8 Pro 5000のみは法人格のあるお客様でないと販売できませんでしたが、現在は個人事業主ということであれば大丈夫です」とのことでした。

  2. サーフェスミニはよ より:

    秋発売予定と言われていた
    サーフェスプロのLTEモデル
    お迎え準備に新しいペンを先に買って正座して待ってた
    やっと出たと思ったら
    「これ法人向けだからお前には売ってやらん」された・・・

    • wintab より:

      サーフェスミニはよさん、こんにちは、コメントありがとうございます。Microsoftはダメなんですね…。法人向けモデルを作るのはいいけど、LTEモデルなんてどう考えても個人の需要がありそうなのになあ。