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T-Bao TBOOK MN45 - 第3世代のRyzen 5を搭載、ACアダプターはなんとGaN充電器!のミニPC

T-Bao TBOOK MN45
中国メーカーのT-baoがミニPC「T-Bao TBOOK MN45」を発売しました。中華のミニPCでは最近、旧世代のIntel CoreやAMD Ryzenを搭載し、その分購入しやすい価格設定にしているものが増えていて、個人的には好ましい傾向だと思っているのですが(ただし、第7世代CoreとかだとWindows 11へのアップグレードが現状できないのが難点)、今回ご紹介するTBOOK MN45は旧世代ではありますが、第3世代のRyzen 5を搭載し、RAMとストレージ容量にも余裕のある、メインPCとしても十分使えそうなスペックになっています。

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1.TBOOK MN45 スペック

スペック表

  T-Bao TBOOK MN45
OS Windows 10(Home版と推定)
CPU AMD Ryzen 5 4500U
GPU なし
RAM 16GB(最大32GB)
ストレージ 512GB M.2 NVME SSD
2.5インチSATAスロット空き×1
光学ドライブ なし
ディスプレイ なし
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetoosh 5.0
入出力 USB Type-C(映像出力可)、USB 3.0 × 2、USB 2.0 × 2、HDMI、Display Port、オーディオジャック、LAN(RJ45)× 2
カメラ なし
バッテリー なし
サイズ 133 × 133 × 50 mm
重量 不明

ポイント

・モバイル用第3世代のRyzen 5 4500U搭載
・RAMはデュアルチャネルで16GB
・ストレージはNVMe SSDで512GB、さらに増設も可能
・Wi-Fi 6対応
・ACアダプターはUSB PD充電に対応

コメント

CPU、RAM、ストレージのスペックは中華ミニPCとしては新しく、そして高いものになっています。第3世代のRyzen 5は旧モデルにはなってしまいましたが処理性能は高く、現在でもメインマシンとして活躍できると思います。また、RAMはデュアルチャネルで16GB、DIYで最大64GBまで搭載可能です。ストレージもNVMe SSDなのでかなり高速です(個人的にはSATAでも十分速いと思っていますが…)し、2.5インチSATAの空きスロットがありますので、標準搭載の512GBで足りなくなるようなら容易に増設ができます。

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通信まわりでもWi-Fi6に対応しますし、入出力ポートでもHDMI、Display Portに加え、映像出力に対応するUSB Type-Cポートがありますので、最大で3つのモニターに出力が可能です。あと、これは必ずしも全ユーザー向けとはいい難いですが、有線LANポートも2つあります。

ただし、サイズの制約があるのでこれ以上は難しいのかもしれませんが、USBポートに関しては「十分」とは言いにくいところもあります。ミニPCって「デスクトップPC」のジャンルになるので、使用にあたっては「キーボード、マウス」接続が必須です。さらにノートPCのようにスピーカーは内蔵していませんので、外付けのスピーカー、そして最近の環境を考えるとWebカメラの接続もしたいですから、これらをすべてUSB有線接続すると「4つ」のUSBポートが必要になります。

もちろんキーボードとマウスはUSB無線タイプのセット品を使えばUSB子機は1つで済みますし、スピーカーやマウスはBluetooth接続にする、という手もありますが、まあデスクトップPCのUSBポート数としては「ギリ」という感じです。なので、ハブは用意しておくほうがいいかもしれません。

2.TBOOK MN45 筐体

T-Bao TBOOK MN45
中華のミニPCとしてはちょっとデザインが凝っている、と感じますね。この画像は「前面をななめ左から見たところ」ですが、角にある三角の部分がおそらく電源ボタンと思われます。

T-Bao TBOOK MN45
底面もかなり派手。好き嫌いはわかれそうですが、他社製品がみな「弁当箱みたい」なデザインなので、個性的とは言えるでしょう。

T-Bao TBOOK MN45
画像上が前面、下が背面です。入出力ポートの配置がわかります。なお、背面にUSB Type-Cがありますが、これは給電用です。TBOOK MN45はバッテリーを搭載していませんので、このType-Cポートは常に電源に接続する必要があります。なので、事実上周辺機器の接続とかデータ伝送には使えません。

T-Bao TBOOK MN45
この製品のACアダプター(と言っていいのか…)は65WのGaN(窒化ガリウム)、PD対応です。「いや、でもこの製品バッテリー積んでないでしょ?なのになぜ…」と思ったのですが、画像を見ると本体給電用以外にもUSBポートがついていますので、「TBOOK MN45の給電プラス、GaN PD充電器」として使えるようです。これは意外に便利かも…。

3.TBOOK MN45 価格など

T-bao TBOOK MN45は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、先着20台までは549.99ドル(61,612円)で購入ができます。CPUが比較的新しい型番になっているほか、RAMとストレージ容量も大きく、GaN充電器までついていますので、悪くない価格かと思います。

私もミニPCを愛用していますが、「モニターとかキーボードが必要」というのは出費という点ではちょっと痛いものの、「自分の好みのものを使える」というのは大きなメリットとも言えます。まあ、私の場合、モニターとキーボードに結構なお金を使ってしまったんですけど、おかげで非常に快適に仕事ができています。

4.関連リンク

T-Bao TBOOK MN45:Banggood

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コメント

  1. 匿名 より:

    PDが使えるならバッテリーと繋げますよ
    もちろんパススルーに対応してる事が絶対条件ですけど

  2. 匿名 より:

    テレワークが増えるとノートPCじゃクビが凝るから大きめの4Kモニターが欲しくなる。自然とミニPCが欲しくなるのよね。

  3. wintab より:

    私もミニPCユーザーです。ここ1年ほど自宅での作業がほとんどなので、「ミニPC+MSIの27インチ湾曲ディスプレイ+Realforceキーボード」という作業環境なんですが、結局事務系の仕事の場合、PCの性能よりもモニターの視認性とかキーボードの使いやすさで快適性が決まっちゃうように思います(私は視力が悪いので、4Kよりも大画面を優先して考えています)。その点、ミニPCを含むデスクトップPCは好きなモニター、好きなキーボードが選べるのがある意味大きなメリットかな、と。