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Beelink J45 - RAM8GB/ストレージ256GB!さらにDIYでのストレージ増設にも対応するPentium搭載ミニPC、お値段お手頃!

Beelink J45
WindowsのミニPCやAndroidのTV Boxを手がける中国メーカー「Beelink」が新しくWindows ミニPC「J45」をリリースしました。この製品は従来モデルの「Gemini Xシリーズ」と同じ筐体を使用していると思われ、Gemini XシリーズとはCPUの型番やRAM、ストレージ容量が異なっています。簡単に言うと、CPUが少しパワーダウンし、そのかわりRAMやストレージ容量が大きく、そして価格は割安になりました。

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1.スペック

Beelink J45
この製品のCPUはApollo Lake世代のPentium J4205です。モデルとして新しいにもかかわらず、従来のGemini Xシリーズが搭載するGemini Lake世代のものより古い型番のCPUになっています。

Pentium J4205: 2,300
Pentium Silver J5005: 2,902
Celeron J4105: 2,633
Celeron N4100: 2,324
Celeron N4000: 1,463
※1月2日現在のPassmark公表値。数値が大きいほうが高性能

Pentium Silver J5005とCeleron J4105はGemini Xシリーズに搭載されているもの、Celeron N4100とN4000は国内外の低価格モバイルノートに搭載されているもので、いずれもGemini Lake世代のCPUです。これを見ると、Gemini Xシリーズに搭載されているJ5005やJ4105よりは少し性能が劣り、N4100とはほぼ互角、N4000よりは高性能、ということになります。ウインタブの経験上、N4100クラスのCPUであれば普段使い(OfficeソフトやWebブラウジング、動画視聴、簡単な画像加工など)で特に困るようなものではありません。

RAMとストレージは「4GB/128GB」「8GB/128GB」「8GB/256GB」の3つの組み合わせから選択可能です。GPUの世代と性能にまさるGemini Xシリーズにはストレージ256GBという設定はありません。また、J45のストレージはすべてM.2 SSDです。

Beelink J45
この筐体は2.5インチのストレージ(HDDもしくはSSD)を増設することが可能です(画像のHDDは付属品ではありません)。

Beelink J45
筐体の内部です。画像を見ただけで確かなことは言えませんが、M.2スロットも2つ装備されているように見えますので、M.2 SSDも標準装備品のほか、DIYで増設できるかもしれません。また、この画像だとRAMが換装・増設可能かどうかはわかりません。

1月3日追記:この製品のSSD規格はM.2 ではなく、MSATAです。新年早々大変失礼しました。


入出力ポートはかなり充実しています。USB 3.0が4つ、HDMIも2つありますので、2画面出力もできます。もちろん有線LANポートも備えています。ただ、SDカードリーダーはmicro規格になってしまいます。

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2.筐体

Beelink J45
ミニPCなので、正直筐体画像を見てもあまり面白くはないです。ただ、筐体は金属製でエッジ部分にはダイヤモンドカット加工が施されていますので、割と高級感はありそうです。そして、Beelinkらしく電源ボタンが「赤」になっていて、これがデザインアクセントと言えます。

Beelink J45
入出力ポートは前面と背面にあります。前面にはUSB × 2とオーディオジャック、そして電源ボタン、背面にはUSB × 2、HDMI × 2、有線LAN、DC-IN、セキュリティロックスロットがあります。

Beelink J45
側面には通気口と、microSDカードリーダーがあります。この製品には冷却ファンがついているのですが、通気口も大きめになっているのがわかります。

3.価格など

Beelink J45は中国の通販サイト「geekbuying」と「Gearbest」で販売中で、1月3日現在の価格はRAM4GB/128GB SSD版が199.99ドル(22,582円、geekbuying)、RAM8GB/128GB SSD版が269.99ドル(30,509円、Gearbest)、そしてRAM8GB/256GB SSD版はセール中で249.99ドル(28,249円、Gearbest)と、かなりお買い得になっています。

従来モデルにGemini Lakeが搭載されているところ、あえて1世代前のApollo Lakeを搭載してデビューしたJ45ですが、価格を見るとその理由がわかります。また、この製品はCPUの型番から考えて比較的「セールになりやすい」と思われ、この先もGemini Xシリーズよりも割安に購入できる可能性が高そうです。

ベンチマークスコアを見ると、Gemini Lake機のほうが高性能であることは間違いなさそうですが、正直そんなにすごい体感差はないように思われますので、RAMやストレージに余裕があり、価格も低く抑えられているJ45のほうも魅力的だと思います。中華のミニPCはウインタブ読者のセカンドマシンとして、特にメインPCがノートの人には手軽で便利な製品だと思っています。大容量のRAMとストレージを搭載するこの製品はおすすめできます。

関連リンク

Beelink J45:geekbuying
Beelink J45:Gearbest

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コメント

  1. 匿名 より:

    メーカーHPによれば内部コネクタはMSATAとMINI PCIEとSATAとなっていますね。

    http://www.bee-link.com/Beelink-MiniPC-TV-BOX-124-1.html

    • 匿名 より:

      なぜこんなことをコメントするかというと、microSATAとM.2は別規格(互換性なし)だからです。

      • wintab より:

        こんにちは、ご指摘ありがとうございます。記事を修正しました。新年早々誤記載があり、大変悲しく思っております。

  2. 匿名 より:

    Beelinkのmini PC凄くいいのだけど1点だけ困ることはずっと電源が青く光る事。部屋の電気消してもずっと電源が光ってるのが邪魔でしょうがない。

    • wintab より:

      こんにちは、ということはBeelinkオーナーですね!私は数年前に1台実機レビューをしたことがありますが、電源部分の光については意識していませんでした。デザインはすごく好みなんですけどねえ。