
Beelinkが、AIエージェント「OpenClaw」をプリインストールしたミニPC「Lobster Red」モデルの発売を予告しました。メーカーによれば「ローカルAIやAIエージェントの導入は技術的なハードルがあるが、プリインストールすることによって、このハードルを埋められる」としています。
目次
OpenClawとは?

OpenClaw(オープンクロー)とは「自分の代わりにネットでの調べものや、面倒な操作をまるごと引き受けてくれる『AI執事』のようなツールです。私たちがよく利用しているChatGPTやGeminiは「チャットで答えてくれる」ツールですが、OpenClawでは、実際にブラウザを動かしたり、DiscordやTelegramといったSNSと連携して人間と同じように「作業」させることが可能です。
例えば、「最新のタブレット情報を調べ、それを要約し、SNSに投稿して」と依頼すれば、Web上の情報を収集・要約し、SNSへの書き込みまでをこなしてくれます。このあたりについてはWIRED.jpに面白い記事がありましたのでリンクしておきます。
AIエージェント「OpenClaw」を使ってみた──便利だったが、最後は暴走した:WIRED.jp
…なんか、これを読むと便利なのか怖いのか、ちょっとわからなくなりますよね。ちょっと笑えるけど。OpenClaw、試してみたいですが (買い物代行は除くw)、環境設定のハードルは決して低くありません。
【2026年最新】OpenClawとは? AIエージェントを自分のPCで動かせるオープンソースツールの導入ガイド:Qiita
この記事を読んで、私は「よし、自分が導入するときは (本職がSEのライター)吟遊詩人さんに頼もう!」と思いましたね…。Beelinkの「Lobster Red」モデルなら、これらの導入ハードルを大幅に下げてくれるようです。
OpenClawプリインストールPC
Beelinkの「Lobster Red」モデルは、大きく分けて次の3タイプが用意されるとされるとのことです。
オプションA:OpenClaw + ローカルLLM
主にローカルAI推論を目的としたモデルで、対象機種として以下が挙げられています。
・GTR9 Pro 395 (Ryzen AI Max+ 395)
・SER10 MAX 470 (Ryzen AI 9 HX 470)
・SER9 Pro 370 (Ryzen AI 9 HX 370)
・GTi15 Ultra 285H (Core Ultra 9 285H)
・GTi14 Pro 185H (Core Ultra 9 185H)
※カッコ内は搭載CPU
これらのモデルでは、AI推論をクラウドではなくローカルPCで実行できます。
ローカルLLMのメリットとしては
・API料金が不要
・データを外部に送信しない
・オフライン環境でも利用可能
といった点が挙げられます。
オプションB:OpenClaw + Cloud Model Access
GPT-4o、Claude、GeminiなどのクラウドAIサービスをシームレスに統合・利用するモデルです。対象機種は下記の通り。
・SER9 Pro 255 (Ryzen 7 H 255)
・EQR7 Pro 7735HS (Ryzen 7 7735HS)※製品ページなし
・EQi12 Pro 1235U (Core i5-1235U)
BeelinkはこれらのミニPCについて、同価格帯のデスクトップ製品(例としてMac mini)と比較して、メモリ容量や拡張性、ポート数などに優位性があるとしています。
オプションC:Windows + Ubuntu(OpenClaw付き)デュアルOSエディション
WindowsとUbuntuのデュアルOS構成も用意される予定です。対象機種は下記の通り。
・GTR9 Pro 395 (Ryzen AI Max+ 395)
・SER10 Max 470 (Ryzen AI 9 HX 470)
・SER9 Pro 370 (Ryzen AI 9 HX 370)
・SER9 Pro 255 (Ryzen 7 H 255)
・GTi15 Ultra 285H (Core Ultra 9 285H)
Windowsは通常のPC用途に、UbuntuはAI開発やローカルAI環境として使うことを想定しているとされています。
既存ユーザー向けSSDアップグレードキット
Beelinkは既存ユーザー向けに、OpenClaw環境がインストールされたSSDも販売予定で、公開されている仕様は下記の通りです。
・Crucial製SSD (1TB / 2TB / 4TB)
・Ubuntu、OpenClaw環境、ローカルLLMプリインストール
いつでもフォーマットして標準ストレージとして再利用できるとのことです。
まとめ
ここまでご紹介した「Lobster Red」モデルは、まもなくBeelink公式ウェブサイトとAmazonで購入可能になる予定です。また、既存のBeelinkユーザーにはOpenClaw環境がセットアップ済みの「SSD単体」の販売も行われるため、手軽にAIエージェントを試せる選択肢になりそうです。
プリインストールによってローカルAI環境への導入ハードルが下がるのは間違いない…んだろうと思いますが、上に貼ったリンク先の体験談を見る限り、どこまでハードルが下がるのか、またどこまで実用的なのか「ちょっとなんとも言えない」気もしますね。
関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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