iiyamaブランドから15.6インチノート「STYLE-15FH122」が発売されました。iiyamaブランドには「STYLE(汎用)」のほか「SOLUTION(ビジネス)」「LEVEL(ゲーミング)」「SENSE(クリエイティブワーク)」という製品ブランドがあり、この「15FH122」という型番についても4ブランドからリリースされています。ただ、天板ロゴなど細部が異なっているだけなので、この記事では「STYLE」ブランドの15FH122についてご説明します。
1.STYLE-15FH122 スペック
STYLE-15FH122 | |
OS | Windows 11 Home / Pro |
CPU | Intel Core i5-1240P/Core i7-1260P |
外部GPU | なし |
RAM | 16GB/32GB/64GB(DDR4-3200) |
ストレージ | 500GB/1TB/2TB M.2 SSD(PCIe 3.0 ×4) (M.2 SSD増設可) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5 |
入出力 | USB Typc-C(Thunderbolt 4)、USB 3.1 Type-C、USB 3.1、USB 2.0、HDMI、オーディオジャック、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(100万画素) |
バッテリー | 駆動時間 4.3-4.4時間 |
サイズ | 356 × 222 × 23 mm(※ゴム足含む) |
重量 | 1.7 kg |
バリエーションモデル
・Core i5/16GB/500GB
・Core i7/16GB/500GB
・Core i5/32GB/1TB
・Core i7/32GB/1TB
※左からCPU/RAM/SSD
コメント
iiyamaブランドのPCは基本的に注文時に構成のカスタマイズが可能です。15FH122についても4つのベースモデルが設定されていますが、CPUの型番以外はカスタマイズ画面で変更が可能です(CPUの型番はカスタマイズ画面では変更ができませんので、ベースモデルの段階で決めておく必要があります)。
CPUは第12世代(Alder Lake)のバランスタイプ(P型番)、Core i5-1240P/Core i7-1260Pです。バランスタイプと言いつつもパフォーマンスは非常に高く、画質を落とせばオンラインゲームのプレイも可能なくらいの実力がありますので、個人的には「ビジネス用ならCore i5で十分なのでは?」と思っています。
RAMは最低で16GB、最高で64GBまで搭載可能です。また、すべてデュアルチャネル(RAMスロットを2つ使用)なので、Coreプロセッサーの内蔵GPU、Iris Xeのグラフィック性能をしっかり引き出すことができます。
SSDはベースモデル段階では500GB/1TBの2種類ですが、カスタマイズ画面で2TBを選択できるほか、M.2 NVMeの空きスロットがあり、ここにも最大で2TBまでのSSDを搭載可能です。
ディスプレイは15.6インチのFHD(1,920 × 1,080)解像度、ノングレア(非光沢)タイプです。「IPS」という表記は見当たりませんでしたが、製品価格から見て、おそらくは視野角の広いIPS相当の液晶が使われていると思います。
サイズは15.6インチのスタンダードノートとしてはやや小さい部類と言え、「ゴム足を含んで厚さ23 mm」ということなので、比較的薄型になっていると思います。また、重量1.7 kgというのは15.6インチノートとしては軽量です。
2.STYLE-15FH122 筐体
正面から見たところです。メーカーの謳い文句通りベゼル幅が細く、スリムな印象です。また、下部ベゼルも非常に細く見えますよね?
この製品はリフトアップヒンジ構造(ヒンジ開口時に天板の後部が接地し、キーボード面に適度な角度がつく構造)を採用しているため、下部ベゼルの大部分がキーボード面に隠れてしまいますので、その結果ベゼルが細く見える、ということです。
なんとなくASUSのZenbookシリーズに近い印象があります(ASUSではリフトアップヒンジ構造のことを「エルゴリフトヒンジ」と呼んでいます)。
天板です。中央にロゴがあるだけのシンプルなデザインです。また、カスタマイズで「ロゴなし」も選択できます。
キーボードです。「日本語キーボード」とのみ開示されていますが、見ての通りオーソドックスなテンキー付きのキーボードです。配列について、「右側のShiftキーが小さい」というのが気になりますね。iiyama製品によく見られる形状ですが、右Shiftキーを多用する人は慣れが必要でしょう。
側面と入出力ポートの配置です。ただ、この画像だと「暗くてよくわからない」です。
ということで、画像加工してみました。左側面(画像上)にはDC-IN、HDMI、USB Type-A、USB Type-C、USB Type-C(Thunderbolt 4)、右側面(画像下)にはイヤホンジャック、microSDカードリーダー、USB Type-A、電源ボタンを挟んで有線LAN、そしてセキュリティロックスロットと、15.6インチスタンダードノートとしては充実した構成になっています。
3.STYLE-15FH122 価格など
iiyama STYLE-15FH122はパソコン工房で販売中で、8月29日現在の価格は税込み134,800円から、となっています。また、9月2日までの期間「パソコン工房感謝祭」が開催中で、10万円以上のPCを購入すると5,000円ぶんのWebポイントがプレゼントされます(この製品も対象になっています)。また、各種保証サービスプランをセットして購入すると、さらに「超還元プログラム」の対象となり、さらなるポイント還元が受けられます。いずれも「パソコン工房のWeb会員になることが前提」ですが、会員登録は無料なので、購入の際は必ず会員登録をするようにしましょう。
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ナローベゼルで比較的軽量な筐体を備え、Alder Lake-P搭載の高性能なスタンダードノートです。記事中にも書きましたが、個人的にはCore i5-1240Pでも十分なパフォーマンスを備えていると思いますし、RAMとSSDの容量にも余裕があると感じられますので、134,800円から、という価格は魅力的だと思います。