Dynabookが13.3インチノート「dynabook GS4」を発表しました。Windows 11のリリース日と同日の発表ということで、プリインストールOSもWindows 11 Homeです。この製品は従来モデル「Gシリーズ(直販モデルはGZシリーズ)」と同一の筐体が使われているようなのですが、スペックが少し簡略化されていて、そのぶん価格もお手頃になっています。G(GZ)シリーズは「プレミアムモバイルノート」、このGS4は「GSシリーズ」という別シリーズで、「スタンダードモバイルノート」という位置づけになっています。
また、10月5日現在だと単一バリエーションで直販モデル(Webオリジナルモデル)もありませんが、近日中にカスタマイズができる直販モデルが追加されるものと思われます。
なお、既存の直販モデル「dynabook GZ/HP」はウインタブで実機レビューをしています。スペックは異なりますが、筐体はほぼ同じなので、こちらもあわせてご覧ください。
dynabook GZ(GZ/HP)の実機レビュー - 高い性能に超軽量筐体、Dynabook PCらしい使いやすさも素晴らしい!
1.dynabook GS4 スペック
スペック表
dynabook GS4 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i3-1115G4 |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチ(1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.1 Gen1 × 2、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 稼働時間 14.0時間 |
サイズ | 306.0 ×210.0 × 17.9 mm |
重量 | 978 g |
バリエーションモデル
10月5日時点では上記スペック表記載の1バリエーションのみです。また、Webオリジナルモデル(直販モデル)はまだなく、近日中に発売されると思われます。
コメント
OSはWindows 11 Homeです。今後国内で発売されるWindows PCは基本的にWindows 11を搭載することになると思います。CPUは第11世代(Tiger Lake)のCore i3-1115G4「のみ」です。この点がDynabookの言う「スタンダードモバイルノート」の所以なのかもしれません。
RAMは8GB、ストレージは256GBです。この容量も「スタンダード」ではあります。後日Webオリジナルモデルが発売されると、容量のカスタマイズができるようになると思います。
ディスプレイは13.3インチのFHD解像度で、IPSという表記はありませんが「広視野角」と書かれていましたので、おそらくIPS相当のものが使われていると思います。ただし、G(GZ)シリーズで採用されていたIGZOパネルではないようです。
通信周りではWi-Fi6に対応し、入出力ポートもDynabookのPCらしく非常に充実しています。Thunderbolt 4が2つにUSB Type-Aが2つ、有線LANポートまであるなんて、とてもモバイルノートのポート構成とは思えませんよね!
なお、Webカメラは顔認証機能が省かれています。筐体サイズは従来のG(GZ)シリーズと同じですが、重量は若干重くなりました。それでも1キロを切っていますので、超軽量モバイルノートと言っていいでしょう。
スペック表を確認すると、装備面でG(GZ)シリーズから簡略化されていると思われるのが「ディスプレイがIGZOではない、Webカメラが顔認証ではない、筐体重量が若干重くなった(これは簡略化とは言わないですね)」くらいでしょうか。モバイルノートとしての基本機能はしっかり維持されていると思います。
2.dynabook GS4 筐体
正面から見たところです。G(GZ)シリーズと全くの同サイズなので、見た目もほとんど変わりません。上下のベゼルにやや厚みを感じますね。
天板です。筐体色はDynabookではおなじみの「オニキスブルー」、筐体素材はマグネシウム合金です。また、この筐体はMIL規格(MIL-STD-810G)準拠の堅牢性を備えています。
ヒンジは180度開口します。簡単なキーボード操作で画面を180度回転させることもできますので、ミーティングの際に向かい合わせに座っている人と簡単に画面の共有ができます。
キーボードです。「86キー(JIS配列準拠)、キーピッチ:19mm、キーストローク:1.5mm」と開示されていて、キートップ中央には0.2 mmの凹みがあり、指のかかりが良くなっています。また、アルファベットがキートップ中央に印字されていて、視認性にも優れています。なお、このキーボードにはバックライトはありません。
側面と入出力ポートの配置です。13.3インチノートとしては満点をあげられるくらいの構成です。
3.dynabook GS4 価格など
dynabook GS4は11月上旬の発売予定で、店頭予想価格は税込み16万円前後、とのことです。この価格にはMicrosoft Office Home & Business 2021を含みます。
Dynabookの直販サイト(Dynabook Direct)は会員登録(無料)をするだけで大きな値引きが受けられますし、直販モデルが追加されればシステム構成もカスタマイズでき(これはウインタブの予想です)、Officeなしも選べますので、実はかなりお買い得な超軽量ノートになるのではないか、と個人的には期待しています。
4.関連リンク
dynabook GS4:Dynabook
コメント
コスパ悪いですね。
そうですか?