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DELL Venue 10 Pro 5000 - CherryTrail搭載だけじゃなく、あちこちスペックアップした10インチタブレット

DELLVenue 10 Pro 5000
DELLは「待望のCherryTrail搭載、ハイスペック8インチタブレット」の「DELLVenue 8 Pro 5000」 と同時に10.1インチタブレット「Venue 10 Pro 5000」も発表しています。ウインタブの場合、判官びいきというか、もともとの出発点というか、8インチのほうを優先してしまったのですが、最近の市場の流れからして、「一般的な」本命はこっち、といえるかもしれません。さっそくチェックしてみましょう。

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1.スペック

OS: Windows 10 Home 64ビット(Windows 8.1およびそれぞれのPro版選択可)
CPU: Intel Atom x5-Z8500
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB / 128GB
ディスプレイ: 10.1インチIPS(1,920 x 1,200)※マルチタッチ
ネットワーク:  802.11 a/b/g/n/ac 、Bluetooth 4.1
カメラ: イン2MP / アウト8MP
入出力: USB 3.0 Type-C、USB 3.0、Micro HDMI、オーディオ、microSD
バッテリー: 32WHr
サイズ: 262.6 x 175.8 x 9.85 mm / 重量 662.1 g~

補足します。OS、CPU、RAMの構成はVenue 8 Proの上位モデルとほぼ同一です。つまり、「Atom機としてできそうなことは全部やった」といっていい内容です。またディスプレイは10.1インチで解像度1,920 × 1,200なので、最近の製品としては普通あるいはまあマシ、というレベルですね。この製品は2016年1月20日現在で2つのバリエーションがあり、相違点はストレージ容量のみです。128GBのほうがいいんでしょうけど、このクラスの製品ということなら、私は64GBでもいいかな、と思います。

Venue 8 Proとの相違点はいくつかあり、まずはカメラです。この製品のアウトカメラは8MPあり、Venue 8 Proよりも高性能です。また、入出力ポートはかなり充実していて、USB Type-C(ただしThunderboltの記述は見つけられず)のほか、USB 3.0、micro HDMIがついていて、Venue 8 Proのように「別売のアダプターが必須」ということもなさそうです。あと、サイズですが、やっぱり最近の10インチとしてはちょっと重いですね。今や600 gを切るのは当たり前、という感じになってますから。

それと、注意したいのは「キーボード別売り」ということです。キーボードについては後述しますが、せっかくAtom機としてハイスペックな製品で、しかも10インチサイズなので、キーボードはぜひ購入しておくべきでしょう。でも価格は22,111円と、シャレにならないです。なので、この製品を買うときには「プラス2万」というのは頭に留めておいたほうがいいかもしれません。

2.筐体

DELLVenue 10 Pro 5000 展開図

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この展開図はわかりやすいですね。中国タブレットでもよくあるパターンですが、全メーカーにお願いしたい…。番号については「1.前面カメラ | 2.電源ボタン | 3.電源ステータスライト | 4.右マイク | 5.左マイク | 6.ヘッドセットポート |7.ボリュームコントロールボタン x 2 | 8.Micro HDMI | 9.USB 3.0ポート | 10.USB Type-C/電源アダプタポート | 11.背面カメラ | 12.NFCセンサー(オプション) | 13.キーボードドッキングスロット x 2 | 14.ドッキングピン | 15.Windowsボタン | 16.Micro-SIMカードスロット | 17.microSDカードスロット | 18.Nobleセキュリティケーブルスロット」です。なお、上のほうでも書きましたがVenue 8 Proでは明言されていたThunderbolt 3という文言は見つけられませんでした。たぶんUSB Type-CポートはThunderbolt対応だと思うんですが、どうなんだろう?あと、スピーカーの説明がないんですけど、おそらく両サイド(9番と18番の上)にある細長い孔がそうだと思います。

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DELLVenue 10 Pro 5000 スタイラスとセット
「デルアクティブ ペン (Juniper) 」がオプション(6,740円)で用意されており、2,048段階の筆圧に対応する、というのはVenue 8 Proと同じです。

DELLVenue 10 Pro 5000 キーボード接続
キーボードにも触れておかなくちゃ。これ、上に書いたように22,111円とかなりお高いオプションなのですが、ヒンジ付きで2 in 1によくある「4つのモード」が可能です。ちなみにDELLでは5つ(タブレット、ノートパソコン、スタンド、テント、スレート)と言ってます。

DELLVenue 10 Pro 5000 キーボード側面
横から見るとこんな感じ。ヒンジ部分が独特のデザインですね。

DELLVenue 10 Pro 5000 キーボード
この「お高いキーボード」には「ミニアクティブペン」も付属します。単品オプションの「デルアクティブ ペン」とは別なもののようです。筆圧対応するんですかね?

やはり10インチサイズだとキーボードがあるほうがはるかに使い道が広がるので、ぜひ用意しておきたいところです。そしてこの製品はキーボードと物理接続できるので、それを考慮するとやはり純正品を、ということになりますよね。高いけどガマンしましょう。スタイラスもついてますし。

DELL Venue 10 Pro 5000 オプション

クリックで拡大します

これがオプション類です。とりあえずキーボードだけでいけるかな…

3.価格と発売時期

DELL Venue 10 Pro 5000は「近日発売」と発表されていますが、DELL公式サイトではすでに購入できるっぽいです。上に書いた通り、バリエーションは2つあり、ストレージ容量の差のみとなっています。

64GBモデル: 55,980円
128GBモデル: 64,980円
※税抜き価格

Venue 8 Pro 5000の紹介記事では「どうせ買うなら最上位モデル」と書いたのですが、この製品に関してはどちらがいいか、ということはわかりません。個人的にはクラウドストレージを活用し、必要に応じてmicroSDを併用すれば64GBでも十分かな、と思いますが、ご予算とかお好みによってどっちがいいのかは変わってくると思います(もちろん予算にゆとりがあればストレージは大きいほうがいいです)。

これまで書いてきたように、この製品を買うならキーボードは必須、そしてキーボードをつけると「プラス2万」です。うーん、でもスペック的にはかなり満足できるんだよなあ。

4.関連リンク

新しいVenue 10 Pro 5000シリーズタブレット:DELL公式サイト

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コメント

  1. 匿名 より:

    中国製を除く10インチタブで、ある程度のスペックを求めるならこれですか?

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。10インチのタブレットはピンからキリまであり、Panasonic Let’s Note RZ4とかはキーボードが分離しませんけど、一応タブレットとしても使え、めちゃめちゃ高性能、めちゃめちゃ高価です。でもそういいのを除いて、Atom機で、ということならこの製品かsurface 3、ThinkPad 10あたりでしょうか。

  2. 匿名 より:

    Thunderbolt3はたぶん誤表記ですね
    Z8500にAlphine Ridge(TH3コントローラー)を載せても
    物理的に帯域が足りず、intelの認証が降りないと思います
    (PCIe2.0/2×1 参考m5-6Y57:PCIe3.0 レーン数 1×4, 2×2, 1×2+2×1 and 4×1)

    なんで大手メーカーでこんな単純な誤表記が起こるかと想像するに
    Type-Cフル規格のためAtom機にAlphine Ridgeを載せてるんじゃないでしょうか?
    USB3.1_Gen2とPDをワンチップで対応できるのがコレしか無いので・・・

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。なんか難しすぎてよくわからないんですけど…。すごい知識レベルですね。考えたこともなかったし、考えることもできなかった。ただ誤表記にしてはかなりPRしちゃってる感がありますね。

      • 匿名 より:

        単なる予想だけで誤表記と無責任に言い切ってしまったので
        心配になってUS dellのHP再確認
        ・・・Venue8からこっそり削除されてました(笑

        • wintab より:

          こんにちは、コメントありがとうございます。やっぱり誤表記だったんですかね。

          • 匿名 より:

            詳細がわかったので報告します
            Venue8/10の仕様は通常Type-Cに使われるUSB3.1規格ではありません
            内部USB3.0でスマホや中華タブで見られる「なんちゃってType-C」と同じ手法のようです

            ただし従来のUSBはHDMI/DisplayPort信号を扱う事ができません
            そこでDockPort Enabled DisplayPortというVESA規格を使っています
            従来のUSBで安価にDisplayPortを扱えるようにするものです

            Atomタブではこの手法が使われると思われるので、今後の記事にお役立て頂けたら幸いです

            それにしてもとてもややこしい事をしてきますね・・・
            Type-Cはコネクタ規格ですが10Gbps・100w給電を売り文句にスタートしたので実質USB3.1専用となっています
            当然Venue8/10のような仕様では対応していません
            今後Type-C専用の12Vモバイルバッテリーが出たら、素人目には本体コネクタの素性を見分けるのが困難
            消費者は周辺機器の選別が大変だと思います

            • wintab より:

              こんにちは、コメントありがとうございます。とても勉強になりました。「なんちゃってType-C」というのは笑えますが、かえって手間がかかってるんですね。最近お付き合いさせてもらっているPlugable社はこの辺に特に詳しい会社なので、この先いろいろ教えてもらえればいいな、と思います。ご説明をいただき、ありがとうございました。

            • wintab より:

              すみません、もし可能でしたらメールをいただけないでしょうか?お願いごとがあるだけで、うまい儲け話で誘うとかでは決してありませんw アドレスは「 win-tab[at]outlook.com」([at]を@に変えてください)です。よろしくお願いいたします。

          • 匿名 より:

            アドレス送りました
            怪しいお話でなければお気軽にどうぞw

  3. 匿名 より:

    キーボードを付けることを考慮しても、Surface3等と比べてもコストパフォーマンスは良いと思います。

    唯一気になるのは重量位ですね。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。私も同感です。TransBookあたりと比較すると、おそらく筐体の質感はこちらのほうが高いでしょう。もちろんTransBookよりは高価ですけど。

  4. 匿名 より:

    Amazonの家電セールしだいでは買うかもしれんなぁ

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。さすがにこれは出ないか、と。

  5. 匿名 より:

    これのLTE付きって販売されそうですか?

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。私はDELLの中の人ではありませんが、ここまで段取りしたら絶対に出るはず、と思っています。

  6. 匿名 より:

    価格も安めでスペックは充分、中々の筆圧感知と
    お絵描きタブレットとしてかなり良さそうですね
    今後一部の層にとって定番となり得る機種かもしれませんね

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。8インチの方(Venue 8 Pro 5000)だと競合製品がなく、「これしかない」という感じになるんですが、10インチの方は結構ライバルもいるんですよ。LenovoのThinkPad 10とかNECのLAVIE TABとか。もちろんこの製品も内容が新しいので大人気になると思います。