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ASUS TransBook Mini T103HAF - 10.1インチのSurfaceタイプ 2 in 1にニューモデル!でもあんまり変わってない…

ASUS TransBook Mini T103HAF
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。久しぶり、という気持ちです。ASUSがAtom搭載の2 in 1を発表しました。「TansBook Mini T103HAF」という製品で、2016年8月に発売された「TransBook Mini T102HA」がASUSのカタログ(量販店向けと思われます)から姿を消しているので、T103HAFが後継機である、と言ってもいいかもしれません。

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低価格帯のAtom搭載2 in 1にニューモデルが出た!というのはうれしいのですが、よく見ると少し首を傾げたくなるような構成になってます。ASUSってたまにこういうことをするんですよね。

1.スペック

ASUS TransBook Mini T103HAF スペック表
とりあえず、1年前に発売された「T102HA」と比較してみましたが、新しいと言えるものはありませんでした。OS、CPU、RAM、ストレージ、そしてディスプレイ解像度までT102HAと同じです。最初、「ApolloLakeか?」とか「ディスプレイがFHDになったのか?」なんて思いましたけど、全然変更ありません。

ただ、改めて見ると、このスペックというか製品のパッケージングはいいですね。コンパクトなSurfaceタイプということでキックスタンドを持ち、キーボード込みでも重量は1 kgを軽々と切ります。そして、キーボードはもちろん、1,024段階の筆圧に対応するASUSペンまで付属しますから。

話題のドスパラ raytrektabはワコムのデジタイザーを搭載していますが、ペンの描き味によってはこの製品はraytrektabとも競合しそうですし、raytrektabよりもディスプレイサイズが大きく、キーボードを接続してノートPCとしても使えますしね。

ただ、サイズなんですけど、T102HAよりも若干(80グラムほど)重くなってしまいましたし、ミリ単位ではありますがタテ・ヨコ・厚さが大きくなってしまいました。筐体内部のメカ的な構造に変更があったのか、あるいは素材が変わったのか、そのあたりは公表資料では読み取れませんが、ここは少し残念なところです。

一方でバッテリー稼働時間はT102HAが12.6時間(これでもかなり立派)であったのに対し、14.6時間と、さらに長時間稼働が可能になりました。バッテリー容量が重量増の原因なのかもしれませんね。

それともうひとつ、スピーカーについては、Sonic MasterというASUSの技術が採用されていますが、これはT102HAの製品説明にはありませんでした。なので、スピーカー音質はT102HAから改善されている可能性があります。

2.筐体

ASUS TransBook Mini T103HAF 筐体
ASUS TransBook Mini T103HAF ななめ後ろ
筐体はパッと見た感じ、T102HAと見分けがつかないですね。まさにミニSurfaceです。素材についてはT102HAがマグネシウム・アルミニウム合金製と明記されていたのに対し、この製品では「ヒンジ部分がメタル製」ということしか公表されていません。

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ASUS TransBook Mini T103HAF
タブレットの背面です。もちろんキックスタンドがありますけど、T102HAに装備されていた指紋センサーはこの製品にはついていません。また、この製品には本来いくつかのカラーバリエーションがあるようなのですが、日本向けモデルは「スレートグレー」のみとなります。

ASUS TransBook Mini T103HAF
画像は英語キーボードですが、日本向けモデルのキーボードは「日本語87キー」です。キーピッチは不明ですが、キーストロークは1.5 mmを確保し、タッチパッドも大型でジェスチャ対応です。また、タッチパッドは手のひらが触れても誤動作しない機能も搭載されています。

ASUS TransBook Mini T103HAF
そして、TransBook Miniシリーズのセールスポイントである「ASUSペン同梱」です。この製品はもちろんタブレットとしても使えますので、ペンの性能が好みに合うようならお絵描き用途にも使えそうですよね。

3.価格など

ASUS TransBook Mini T103HAFは12月15日の発売予定で、ASUSの直販サイト「ASUS Shop」では予約注文を受け付けています。価格は税込み59,184円です。

ここまで、従来モデルであるT102HAと比較しながら製品紹介をしてきましたが、T102HAのほうは実売価格が結構崩れていまして、12月8日現在の価格ドットコム最安値は税込み41,000円、Amazonでも44,895円となっています。

T102HAとT103HAFは主要スペックがほぼ変わりませんので、コスパという点では明らかにT102HAのほうがお買い得、と言わざるを得ません。そのため、この先T103HAFの方も実売価格が下がっていくのではないか、という気がします。

ただ、あまり注目を浴びてませんけど、T102HAにせよT103HAFにせよ、小型の2 in 1としてのパッケージングが非常に優れていると感じます。特にT102HAの実売価格はかなり割安に感じます。また、ここに来てT103HAFが投入されたことにより、この製品シリーズは当面安泰、みたいな安心感もありますね!

4.関連リンク

ASUS TransBook Mini T103HAF-8350:ASUS Shop

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コメント

  1. 匿名 より:

    Z8350ってまだ生産してるんだ。そこに驚いた。

  2. ina より:

    旧モデルはちゃんとした配列の日本語キーボードが込みで800g切ってて大変魅力的でした
    TFTの時も良い液晶だった気がします(自分には差が分からなかった)

    T103HAFを積極的に選ぶならeSIMやらLTEに対応しているモデルとかですかね

  3. 11Lの匿名 より:

    旧モデルは去年の今頃、T100TAからの買い換え候補機でしたね。
    ディスプレイがFHD級じゃなかったのが唯一のマイナスポイントでしたが、今回も変更なしですね。

    多分、ニュースの見出しを見た時の「おっ」な期待感と、見た後の「…」な感覚はウインタブさんと同じ思いだったと思います。

  4. タケル より:

    なにげにこの専用キーボードが一番気になりましたw

    タッチパッドがAmazonとかで売ってるBluetoothの安いキーボード並じゃなくて、もしTransBookシリーズのタッチパッド感覚を裏切らない物だったらメチャ欲しい。