今回紹介するアプリはタイトルにあるとおり、「通勤電車内の王道」ゲームです。私が勝手にそう言ってるだけなんですが、若い人から年配の人まで、電車の中で数独(ナンプレ・Number Placeの略)をやってる人をしばしば見かけます。昔から雑誌や新聞の懸賞とかで使われてましたし、ナンプレ専門誌とかもあります。電車の中ではスマホのアプリを使っている人が多いですね。
1.ナンプレの遊び方
知らない人もいると思うので、簡単にナンプレの遊び方を説明します。上の画像が一般的な(初級クラスの)ナンプレの初期画面です。3×3にマス目が切られた正方形が合計9つ組み合わされていますね。あらかじめ数字の入ったマス目とブランクのマス目がありますが、ブランクのマス目に数字を埋めていき、全て埋まったらクリア、となります。ただし、ブランクに数字を入れるには条件があって、
・3×3の小さな正方形の9つのマス目には全て違う数字(1から9まで)を入れなくてはならない
・9×9の大きな正方形のタテ・ヨコそれぞれの一列は全て違う数字を入れなくはならない
というものです。慣れるまではちょっと苦労しますが、すぐに上達して中級以上のコース(ブランクのマス目が多い)に進めるようになります。あと、やってて「頭の体操になってる」感がすごくありますし、没頭して時間がたつのが早く感じられます。電車の中でやってて乗り過ごしてしまうこともあります。私だけかもしれませんが。
2.インストールにひと手間必要
このアプリ、しっかり日本語対応しているのですが、なぜか日本のWindowsストアにはありません。なので、以前も書きましたが、ダウンロードするためにちょっとだけタブレット(PC)の設定を変更してやる必要があります。以前書いた下記の記事を参考にして、タブレット(PC)の国を米国に変更して下さい。インストールが終わったら、国を日本に戻してもそのままアプリは使えますのでご安心を。
Windows8の小ネタ - Windowsストア で海外向けアプリをインストールする方法
ナンプレのアプリはWindowsストアの中にいくつかありますが、評価の低いものが多くておすすめできそうなものが見つけにくい、というのもありますし、最近私がいろんな意味で非常に気に入っている(たまにありえない方向から玉が飛んでくる感じなんです)海外メディア Eye on Windowsに紹介記事があった、というのもあります。
WINDOWS 8.1 APP WATCH: MICROSOFT SUDOKU:Eye on Windows
Sudoku games have plenty of fans, and Sudoku fans have plenty of choices on the Windows Store. Plenty of choices. But if ever there was a thing as a perfect Sudoku game, this is it.
数独ゲームにはたくさんのファンがいる、そして数独ファンはWindowsストアで多くのアプリを選択できる。でも、完璧な数独ゲームがあったとしたなら、これがそうだ!
もうね、”This is it”ですから。そこまで言われたらダウンロードするしかないでしょ!
3.遊び方は簡単にして親切
上の画像はアプリを起動した直後のものです。SudokuはXboxゲームなので、最初にXboxにログインするか新規登録を勧められます。私はilomiloをインストールした時に新規登録しているので、既にXboxゲームのユーザーIDを持っていますが、別にお金がかかるわけではないので、まだ登録していない人は新規登録していいと思います。
上の画像を見ると、超入門から上級まで階級分けがされているのと、「デイリーチャレンジ」という特殊ステージがあることがわかります。
この画面を右にスクロールしていくと、Xboxゲームコミュニティ内のランキングとか、統計情報が表示されていきますが、一番右端に「概要」「コントロール」「ヒント」「解き方」といった遊び方説明があり、これをきちんと読めば誰でもすぐにナンプレを楽しむことができます。すごく親切な説明なんですよ。
上の画像は横持ちでナンプレに挑んでいるものです。画面下の水色の数字のタイルにタッチして選択、そのままブランクのマス目にタッチすると選択した数字がブランクのマス目に入ります。このとき、画面左上にあるタイルにタッチすると、「重複している数字を選択できなくする」「選択した数字が間違っていたら不正解として×印を表示する」「任意のブランクのマス目にタッチすると、選択しうる数字をハイライトする」「1ゲームに3回まで、任意のマス目の数字を教えてくれる」というヒント機能があります。
それと、このアプリ、スタイラスでの入力にも対応しています。Vivotabでスタイラスを使って数字を手書きしてみたらちゃんと認識してくれました。ただし、タッチ操作のほうが快適です。昔の雑誌に書き込む感覚が好きだ、という人がスタイラスを使うと雰囲気が出るかもしれませんので、スタイラスを使うな、という気持ちはありませんけど。
上の画像が縦持ち画面です。縦持ちでも違和感なく快適に遊べます。また、上の画像でブランクのマス目に小さな数字が入っていますが、これは「メモ」で、正式に数字を決める前に候補になりそうな数字を選んでおく、という機能です。
最後にデイリーチャレンジの説明を。上の画像のように標準的なナンプレのフォーマットでなく、変形版のナンプレを遊ぶことができます。こちらはクリアすると「ゴールド」がもらえ、もらったゴールドをためていくと金・銀・銅のバッジがもらえます。バッジをもらうとうれしいのかうれしくないのか、未体験なのでわかりませんが、なにか目標があってナンプレに挑戦する、というのもありなんでしょう。
結論として、Eye on Windowsのいう”This is it”なのかはわかりませんが、少なくともよく出来たナンプレアプリであり、しばらくは暇つぶしには不自由しないであろうことは確実だと思います。また、ヘルプ機能が充実しているので、ナンプレは初めて、という人にもおすすめできます。
いろいろ面白いゲームはあるんでしょうけど、やはり王道のパズルゲームであるナンプレはタブレットにひとつくらいは入れておい損しないと思いますよ。
4.関連リンク
Microsoft Sudoku:Windowsストア
※タブレット(PC)の国設定を米国に変更しないとインストールできません