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Teclast M20 - Helio X20を搭載する高性能な10.1インチAndroidタブレット、「中華トップグループ」にまた新顔が登場!

Teclast M20
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。記事タイトルに「中華トップグループ」と記載していますが、これは一般的な表現ではなく、ウインタブ内のみで通用するものです。「CPUにHelio X20、RAM4GB、ストレージ64GB、2,560 × 1,600解像度のディスプレイ」というスペックの中華のAndroidタブレットを指します(一部これと異なるスペックの製品もあります)。深センに本拠を置く、比較的歴史の浅いPC/スマホメーカーは、「一社がなにかするとすかさず他社が追随する」という傾向にありまして、CPUやシステム基板などの流通事情(大量に流れてきて、安く調達できるとかの事情でしょう)によるものなのか、詳しい事情はわかりませんが、現状、このスペックの高性能Androidタブレットというのが次々に発売されています。

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今回紹介するTeclast M20も典型的な「中華トップグループ」のスペックとなります。Teclastは2017年に「T8/T10」という2機種の高性能Androidタブレットを発売していて、CPUこそMT8176と、Helio X20ではないものの(ただし、パフォーマンスはほぼ同等レベルです)、RAM、ストレージ、ディスプレイの構成は「中華トップグループ」と同じです。というか、このT8/T10は「中華トップグループ」の先駆者と言える製品でした。ではM20になって、どこが変わったんでしょうか。

1.スペック

Teclast M20
OSは最新ではないものの、「ほぼ最新w」のAndroid 8.0です。タブレット製品の場合、スマホほど敏感に最新OSを搭載しないケースが多いですが、Androidも「8」なら不満はないでしょう。「CPU/RAM/ストレージ/ディスプレイ」は記事の冒頭に記載した「中華トップグループ」とぴったり同じです。

CPU: Helio X20
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 10.1インチ(2,560 × 1,600)

ですね。Helio X20はQualcommのハイエンドCPUであるSnapdragon 845には及びませんが、Antutu(Ver.7)のスコアが90,000~10,000くらいとなる、2018年水準だと「ミッドハイ」くらいの性能です。このくらいの性能だと、最新かつ高負荷なゲーム(鉄拳など)をすると処理落ちなどが発生してしまいますし、レビュアーからの報告だと、「Asphalt 9」なんかは起動すらしなかった、ということですが、それら一部のゲームを除けば基本的にほとんどの操作において十分に快適な挙動となります。

RAMとストレージ容量は(上を見たらキリがありませんが)タブレットとしては申し分ありません。また、ディスプレイに関しても10.1インチサイズのタブレットとしてはトップクラスの品質です。

この製品と「Teclast T8/T10」とのスペック表上の大きな違いは、上にも書きましたが「CPU」です。Wi-Fi専用機となるT8/T10にはLTE非対応のMT8176が、このM20にはHelio X20が搭載されています。両者の性能はほぼ同等で、強いて言えばHelioのほうが気持ち上かな、くらいです。

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Teclast M20
この製品のSIMはmicroSIM × 2で、画像を見ればわかる通り、背面上部のカバーを外して装着します。また、SIMスロットの横にmicroSDスロットも見えますので、よくある「SIM2はmicroSDスロットと排他」ではありません。

それと、カメラについては「並のAndroidタブレット」という感じです。T8/T10はイン8MP/アウト13MPと、タブレットとしてはかなり高性能なカメラがついていましたが、この製品の画素数だと、「メモ代わり」程度の実用性だと思います。

なお、サイズに関してはここに記載した数値は不正確である可能性が高いです。中国の通販サイト「Banggood」「geekbuying」「Gearbest」に製品ページがあるのですが、サイズの表記が「全部違う」んです。便宜的にgeekbuyingの数値を掲載していますが、実際の厚さは10 mmもないだろうと思いますし、重量も実際よりは大きい数値になっていると思います。

2.筐体

Teclast M20
前面と側面です。装備されているポートはトラディショナルにmicroUSBとオーディオジャックで、横持ち時の上部に装備されています。また、スピーカーはおそらくステレオで、やはり横持ち時にはステレオ感がよく出る配置だと思います。なお、前面にはホームボタンや指紋センサーはありません。

Teclast M20
背面です。筐体素材は「メタル」です。エッジ部分がラウンドしていて、決して安っぽくはありませんが、T8/T10のような「マスタークラス」の質感には及ばないようです。それと、同じ10.1インチのT10には背面に指紋センサーが装備されていましたが、この製品にはそれがありません。

画像上部にはカバーがついていて、上のほうに記載したとおり、ここを外してSIMカードやmicroSDカードを装着する仕組みです。

3.価格など

Teclast M20は中国の通販サイト各社に製品ページがあり、8月6日現在最も低価格で販売中なのはgeekbuyingで、209.99ドル(24,131円)です。ただ、この価格はより筐体品質がよく、カメラ性能も優れているT10の実売価格が200ドルを切り始めていることを考えると、LTE対応とは言え、強い割安感はなく、他の「中華トップグループ」の製品と比較しても特にお買い得には映りません。

しかし、ちょっと気になるのがBanggoodの価格で、まだ「Alert Me On Arrival」というステイタスで未発売ながら、参考価格が169.99ドル(19,294円)と格安です。Banggoodがこの価格のまま発売したら、文句なしに「買い」でいいでしょう。中華トップグループのAndroidタブレットはスペックが似たり寄ったりなので、「価格で決める」という選択肢は有効だと思いますしね。

4.関連リンク

Teclast M20:Banggood
Teclast M20:geekbuying
Teclast M20:Gearbest

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コメント

  1. 匿名 より:

    Androidだとかなり良いスペックでも安いよね。Windowsはもう少し頑張れよ。

  2. ずめん(@mayugorin) より:

    風呂タブ用として、ジップロックに入れて10インチwindowsタブ使ってますが、その用途だけなら、もうandroidタブで良いなぁって思ってきてます。
    Chuwi Hi9 airを買おうと思っていたところに、新たな選択肢が┐(´д`)┌ヤレヤレ
    Teclast M20の発売でChuwi Hi9 airが値下がりしたらイイなぁ(*´ω`*)