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Sony Xperia 1 Professional Edition - プロが本気で使うためにチューニングされた特別なXperia 1。しかもSIMフリー機です!

Xperia 1 Professional Edition
こんにちは、かのあゆです。ソニー・モバイルは国内向けSIMフリースマートフォン「Xperia 1 Professional Edition」を発表しました。Xperia 1に関してはすでに国内ではドコモ・au・ソフトバンクよりキャリアモデルとして発売中ですが、今回登場するのはグローバル版をベースにプロユースにも耐えるよう様々なチューニングが行われている、文字通り「Professional」向けの製品です。販売経路もソニーの公式オンラインストアと「ソニー・ストア」実店舗のみに限定されており、価格も国内キャリアモデルより高めに設定されているものの、この端末を必要とするユーザーにとっては非常に魅力的な製品に仕上がっているといえます。

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なお、ベースモデルとなっている「Xperia 1」(グローバル版)に関してはすでにウインタブで実機紹介記事を公開済みですのでこちらも参考にしていただければ幸いです。
Sony Xperia 1 - XperiaらしいXperiaがついに復活!21:9縦横比 + 4Kのワイドディスプレイを搭載!(かのあゆ)

1.スペック

Xperia 1 Professional Edition スペック
ベースモデルとなっているXperia 1と同じく、初期搭載OSはAndroid 9 Pieです。先日、グローバル版に先駆けてドコモ版Xperia 1が最新バージョンとなるAndroid 10へのアップデートを発表していますが、SIMフリーモデルとして販売されるProfessional Editionに関しても同バージョンへのアップデートが提供されるものと思われます。SIMフリーモデルということでソフトウェア面に関しては各キャリアの独自アプリがインストールされないグローバルモデル準拠の内容となるほか、通常モデルとは異なり、ディスプレイ両端をスライドすることでアプリの起動などができる「サイドセンス」やXperia XZ2から搭載された「ダイナミックバイブレーション」がデフォルトでは無効になっており、その代わりクリエイター向けにディスプレイの色味を調整する「クリエイターモード」が有効になっています。「サイドセンス」と「ダイナミックバイブレーション」に関しては無効化されているだけなので、通常モデルと同様、後から設定で有効化することも可能です。

CPUはQualcomm Snapdragon 855、RAMは6GBとここまでは国内キャリア版と同様ですが、ストレージに関しては64GBからグローバル版と同じ128GBに変更されています。国内キャリアから販売されているXperia 1/Xperia 5に関してはグローバル版からストレージ容量が変更され(64GBに減った)、不満の声も聞かれましたが、Professional Editionではこの点が解消されています。

ディスプレイ
ディスプレイは6.5インチQHD+(3,840 x 1,644)で、有機ELを採用します。縦横比は21:9と横長になっており、映画やゲームなどのコンテンツを大画面で楽しむことができます。またXperia 1から業務用のマスターモニターを開発しているチームがディスプレイのチューニングに参加しており、実際に映画業界でもXperia 1が小型マスターモニターとして運用されていますが、Professional Editionではさらにクリエイターモードにおける色温度の初期値設定をソニーのマスターモニターと同じになるように「端末ごとに」調整を加えています。ソニーによれば、「映像制作現場のクリエイターのこだわりの色表現を再現する」とのこと。

カメラはイン8MP、アウト12.2MP(標準) + 12.2MP(望遠) + 12.2MP(超広角)という構成で、業務用プロカメラの開発チームが監修した「シネマプロ」アプリにより本格的な動画を撮影できる点は通常モデルと同様ですが、Professional Editionでは撮影した写真や動画に音声やテキストでタグ情報を入力できる「Transfer Tagging add-on」が発売後のアップデートで追加されます。

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「α」との連携機能を追加
またソニーが販売する一眼レフカメラ「α」との連携アプリ「Imaging Edge Mobile」が追加されており、カメラで撮影した写真や動画をワイヤレスで端末に転送してプレビューや編集を行うことも可能です。

有線LANをサポート
モバイルeスポーツプレイヤー向けの追加機能としてUSB-C有線LANのサポートが追加されており、無線接続より安定した環境でゲームプレイに集中することができるようになっています。Androidでは有線LAN接続をサポートしているため、通常のXperia 1でもUSB-C有線LANアダプターを使うこと自体はできるのですが、メーカーとして公式にサポートを謳っているのは「Professional Edition」のみです。

日本国内キャリア版Xperia 1はシングルSIM仕様で販売されていますが、Professional EditionではデュアルSIM仕様となっており、国内主要3キャリアのネットワークをサポートしています。

バッテリー容量は3,330mAhで、USB PDによる急速充電をサポートします。国内キャリア版Xperia 1ではおサイフケータイ、フルセグ受信をサポートしていますが、Professional Editionはグローバル版をベースとしているためこれらの機能には対応しません(NFCは搭載しています)。

2.筐体

Sony Xperia 1 Professional Edition
デザインは先に登場しているグローバル版、および国内キャリア版と同様になります。21:9縦横比のディスプレイは登場したときはその長さに衝撃を覚えましたが、現在ではXperia 5やミッドレンジモデルのXperia 8の国内展開も始まり、街中でも普通に見かけるようになったので、そこまで違和感はなくなってきました。ノッチは非採用でXperiaらしさをしっかり継承したデザインに仕上がっていると思います。

背面はグローバル版、およびソフトバンク版と同じく「SONY」ロゴと「XPERIA」ロゴのみが配置されたシンプルなデザインです。筐体色は通常モデルとは異なり、「ブラック」一色のみが用意されます。

3.まとめ

Xperia 1
Sony Xperia 1 Professional Editionは10月25日の発売予定で、ソニーストア(Webサイト/銀座/札幌/名古屋/大阪/福岡天神)のみの取り扱いとなり、Webサイトでは10月24日現在注文が可能になっています。価格は143,000円(税込み157,300円)です。国内キャリア版Xperia 1がおおむね10万前後で販売されていることを踏まえると高価に感じられるかもしれませんが、おサイフケータイとワンセグに対応しない代わりにプロ用途でも使えるように専用のチューニングが施されており、何より「技適の通ったデュアルSIM版Xperia 1」というだけでも魅力に感じる方がいるかもしれません。

ソニーとしてもおそらく一般ユーザーに向けて販売するというよりは映像クリエイターやeスポーツ大会に参加する「プロ」ユーザーに向けた特別なXperia 1として位置付けているかと思われます。そのためこの価格に何かコメントをするのはナンセンスかもしれません。ただ「そのまま映像制作のマスターモニターとしても利用できる」端末がこの価格で購入できるのはすごいことだと思います。

4.関連リンク(SONY)

Xperia 1 Professional Edition(J9150) icon

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コメント

  1. 匿名 より:

    iPhoneやOPPOのReno Aがおサイフケータイなど日本対応してるのにXperia1はグローバル版なんだ。うーん。